原発は稼動したら終息はない！

　朝日が原子力規制員と一緒に、「FUKUSIMSを取材」と出ていました（２月２１日）。

　４号炉のプールの燃料集合体が昨年７月に試験的に取り出され、なんと今年の１１月に本格的に始まるようだ。やっぱり、そう簡単には取り出せない！

　増え続ける汚染水。１・２・３の溶融した燃料が何処にあるのか判らない。そこに使っているこの「汚染水」は、近い将来に海に流されるでしょう。そうすると、海の汚染が始まる。

　時事ドットコム：福島原発　写真特集より「魚の汚染」写真

http://www.jiji.com/jc/d4?d=d4_topics&p=gen100-jlp13900220

　東北電力のサイトに「高レベル放射性廃棄物とその処理・処分」とあります。その中に原子力発電環境整備機構（NUMO）と言う、処分組織がありました。これは、その内容です。海外の現状を記していました。

海外の高レベル放射性廃棄物の地層処分への取組み状況（2013年1月現在）

　地層処分が決定してるのは、スウエーデンだけ！なのに、世界中に原発があり、日本は54基だよ。どうすんの？？？他の国も・・・？

状況	処分地が決定しました。
処分場の候補サイト	ユーラヨキ自治体　オルキルオト
候補岩種	結晶質岩
2004年からポシヴァ社が地下特性調査施設（ONKALO）を建設し、調査を実施。 2012年12月、処分場建設許可申請提出。 2020年頃、操業開始予定。

状況	処分地が選定されました。
処分場のサイト	エストハンマル自治体　フォルスマルク
候補岩種	結晶質岩
2009年6月、スウェーデン核燃料・廃棄物管理会社（SKB社）がエストハンマル自治体のフォルスマルクを処分地として選定。 2011年3月、処分地の立地・建設許可申請提出。 2025年頃、操業開始予定。

状況	詳細な地下調査を実施しています。
処分場のサイト	未定　（ビュール地下研究所近傍予定）
候補岩種	粘土層
2009年、放射性廃棄物管理機構（ANDRA）が処分場サイト（詳細な調査を実施する区域）を政府に提案、2010年に了承され調査開始。 2012年、調査報告書を提出し公開討論会を経て、2015年、処分場建設許可申請の提出を予定。 2025年頃、操業開始予定。

状況	未定
処分場の候補サイト	ネバダ州　ユッカマウンテン（※）
候補岩種	凝灰岩
2008年に、処分場建設許認可の申請。 ※政権交代によりユッカマウンテン計画は中止となり、エネルギー省（DOE）の特別委員会において今後の方策が検討され、2012年1月に最終報告書を提出。DOEはこれを受けて、2013年1月「使用済燃料及び高レベル放射性廃棄物の管理・処分戦略」を公表。

状況	サイト選定が開始されました。
処分場の候補サイト	未定
候補岩種	オパリナス粘土
2008年、放射性廃棄物管理共同組合（NAGRA）が処分場の3つの候補サイト地域を提案し、サイト選定開始。 2010年12月、NAGRAが候補サイト地域の地質学的報告書を提出、連邦議会により承認され、候補サイトの絞り込みを開始。 2019年頃、サイトを決定し、2050年頃、操業開始予定。

状況	候補サイトでの探査活動を実施しています。
処分場の候補サイト	未定
候補岩種	岩塩ドーム
1970年代から処分場候補地として政府が提案したゴアレーベンにおいて探査活動を実施。 2000年、政策見直しにより10年間の活動の凍結。 2010年11月、探査活動再開。 2011年12月、政府と国内全州が新たなサイト選定手続きに合意、2012年半ばから手続き開始予定。

状況	サイト選定を開始、関心表明地域での調査を実施しています。
処分場の候補サイト	未定
候補岩種	未定
2008年6月、政府が処分場選定プロセスに関心を示す自治体の募集開始。 2009年2月までに、カンブリア州および同州内の2自治体が関心を表明。 2010年11月、関心表明があった自治体に対するサイト選定の初期スクリーニング（不適格地域の机上調査）が終了し、サイト選定プロセスへの参加決定のための地域での検討を実施中。 2040年頃、操業開始予定。

状況	サイト選定を開始、関心表明地域での調査を実施しています。
処分場の候補サイト	未定
候補岩種	結晶質岩または堆積岩
2010年5月、核燃料廃棄物管理機関（NWMO）がサイト選定手続きを公表し、サイト選定計画開始。 2012年9月末までに、21の地域が関心表明、NWMOは当該地域において、初期スクリーニングを実施、良好な結果を得られた地域の内、8つの地域において、フィージビリティ調査中。2012年9月末、関心表明受付を一時中断。

状況	サイト選定活動は凍結中。
処分場の候補サイト	未定
候補岩種	未定
1984年、放射性廃棄物管理公社（ENRESA）設立、1986年からサイト選定プロセス開始。 1999年、放射性廃棄物管理計画の変更により最終管理方針決定を延期変更し、サイト選定活動を中断。 最終管理方針の決定を先送り中。

状況	処分の基本方針などの検討を行っています。
処分場の候補サイト	未定
候補岩種	粘土層
2001年、放射性廃棄物・濃縮核分裂性物質管理機関（ONDRAF/NIRAS）が、地層処分の安全評価・実現可能性の第2次中間報告書発表。 2011年、国家廃棄物計画を策定し、研究開発を継続。 2020年には、ONDRAF/NIRASの報告書が取りまとめられ、高レベル放射性廃棄物処分方針決定の予定。

状況	サイト選定、地下研究所の建設・試験、安全評価等を行う予定。
処分場の候補サイト	未定
候補岩種	未定
2003年10月、放射能汚染防止法が施行。 2006年2月に研究開発計画ガイドが公表。 今世紀半ばまでに処分場の建設を予定。

詳細については以下のサイトをご覧下さい。
諸外国の高レベル放射性廃棄物処分等の状況
（公益財団法人　原子力環境整備促進・資金管理センターのウェブサイトはこちら）
http://www2.rwmc.or.jp/overseas

　先ほどの朝日に、廃炉技術開発は必要だが、採算が合わないので進まないとありました。

　ええっ！！！廃炉も出来ないのに海外輸出するんですか？メーカーや大手ゼネコンは、国策が生み出した放射能汚物の処理には、無関心なんだな。もしかして、儲けたら梯子を外す私企業だからな！国より一枚上かも。

　やな感じ！どうするの？「原発は稼動したら終息はない」ということだ！即、原発ストップだ！！！

私は原発に反対です柚子胡椒