ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

原発廃止

2012-12-22 15:22:09 | Weblog


広瀬 隆さんの”原発ゼロ社会へ!新エネルギー論”を読んだ。
この本に書かれていることが全て正しいとは思わないが、大いに啓発された。
福島の原発事故が起こるまでは原発が一番安いエネルギーだと思っていた。
ただぼんやりと放射性物質を最終的にどのように処理するのかと言う問題を考えていたが、現実に放射能が降り掛かって住めなくなったり、廃炉や除染、そして最終的に放射性物質が安全になるまでの、気の遠くなる長期にわたる安全な貯蔵施設などの問題を考えると恐ろしくなってきた。
人間の英知を超えた、コントロール出来ない物質を何故使い続けて行かなければ我々の生活が成り立たないと言う訳でもあるまい。
石油、ガス、石炭などのコントロールできる設備に原子力につぎ込んでいるお金を使えば遥かに安くて、安全な電気エネルギーや熱エネルギーが確保出来て安全で快適な社会が出来上がるのではないだろうか。

なにも大規模なネットでなければエネルギーの供給が出来ないと言うことはない。
誰でも電気が作れて、ただ道路のように、送電の管理は地区の行政なり管理会社が行い、条件を満たせば乗り入れ自由の方式を国を挙げて取り組めば解決するのではないだろうか。
この本のリニアモーターカーの新幹線に関する所で、電力消費の凄さにビックリさせられた。
新幹線並みの便数を走らすと原発3基分もの電力が必要と書かれていた。
この事業にも原発がからんでいるのか???
確かに技術の進歩は必要だが、何が一番国民にとって大切か、を政治家は確りと見極めて国の舵を取って欲しい。
国の役目は原発廃止の工程表を確り作って、安全な新技術確立のブレイクスルーに強力に取り組むことだ。