ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

友が逝く

2012-12-05 11:18:39 | Weblog
2012年は生まれ年から数えると72年になる。
この半年の間に中高と仲良くして来た友を二人が亡くなった。
友が去って行くのは本当に淋しい。
元気な時には又会えるから日々の生活の中では殆ど彼らのことは忘れていたが、もう会えなくなってしまった今は、ふと声の響きを思い出して、優しい語り口や仕草が蘇って一層淋しさが増してくる。
年だから年々このようなことが繰り返されて、その内自分の番が回って来るのだろう。
仕事に時を忘れて働いていた頃は全然感じなかったけれど、何も妨げるものもない自由な時間の広がりの中にいると終着駅へ向かう列車の轟々と唸るスピードが体に響いてくる。
このままでなにもせずにひたすら時を過ごしていて、いいのか、と自問したりするけれど、きっとそれが人生なのだろう、と思っている。
30代半ばに夜お便所で倒れて、高みから落ちて行く自分の、どうすることも出来ない姿を見て、ああ、これが死ぬ、と言うことだ、と観念したことがあった。
何故か40年も前のことだが、その時の、どうすることも出来ない、これが死か・・・との諦めの記憶が思い出される。