ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

56年前のパーカー万年筆とモンブラン万年筆

2012-12-12 11:57:29 | Weblog


56年前高校の入学祝いに父から貰ったパーカー万年筆を今も使っている。
胴へ私の名前が英字で彫られている。
先日新聞のパーカー万年筆の全面広告を見て自分のものと見比べてみた。
確かに今のものはデザインも機能もいいようだった。
三越の文具売り場に陳列されていた現品も見た。
本当にいいな、と思ったけれど、値札は2万も3万も超えたものものばかりだった。
店員さんの「どうぞ試し書きしてみて下さい」の甘い誘いの言葉にも負けず売り場を離れた。
この万年筆で一番凄いとろは56年も経っているにも拘らずインク壷からインクを直接吸い込む能力だ。
こんなにも永く朽ちることもなく使うことが出来るのは本当に驚異だ。
同じ時代のモンブランも持っているが、これの作りは胴の部分のねじ込みを回して二つに分けてスポイドを使ってインクを入れるようになっている。
ゴムの部分がないから朽ちてしまうことはない方式だがインクを入れる時内部が見えないものだから入り過ぎていて、蓋をすると二つの部分の間からインクがいつも溢れてくる。
汚れを拭いて使っていても万年筆を持っている指先がいつの間にかインクに染まってきている。
二つの万年筆には夫々いいところがある。
パーカーは大きく太めの文字が書ける。
モンブランは少し細めの文字が書ける。
気分に合わせて使っている。
中学生の頃万年筆が流行っていたのが懐かしい。