ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

国民健康保険

2006-12-14 18:43:20 | Weblog
先日NHKの番組で保険料が高くなって払えなくなった人の状況をルポしている番組を見た。その様子に愕然とした。政治は何をしているのだろう。お金がないから保険料を上げる。そのような事しか出来ないのなら政治家は必要ない。誰にでも出来る事だ。不足分が2300億円になると云っていた。国が民間企業のような改革を本腰をいれて実行すれば2300億ぐらいのお金は立ち所にできるはずだし、道路など不急のものを押さえればいいのではないのか。その上で消費税を上げなければどうする事も出来ないのであれば政府は勇気を持って国民を説得してあげればいい。命に関わるこは何をおいても先ずすべきだ。料金が払えないからと云って保険証を取り上げ、10割負担にするなんて全く理解に苦しむ。お前達は死ね、と云うに等しい。独り住まいの老人にすれば不安で空恐ろしい事だろう。惨いと思う。厚生労働省の保険担当の人が、国民健康保険は保険料を払っていない人には対応していません、と法律論を吐いていた。国民の命の面倒も見れない国なんて本当の国と言えるのだろうか。確かに理屈ではそうかも知れないけれど国民を守ってこそ国家ではないのか。政治家は権力闘争が仕事ではない。国の末端まで出掛け実情を見て、その解決に力を注ぐべきだ。財界や力のあるものの意向にそった政治は真の政治ではない。先ず弱者を守ってその後で力のあるものの面倒を見るべきだ。彼等は自力で世界に対抗していけるのだ。生活保護を受ければ悩む事も無くなるのかも知れないが、それもせず何とか乗り切って行こうとしている老人を見捨てないで欲しい。

安倍内閣の云う美しい国とは何だろう。国民が安心して一生をおくれる国ではないのか。