カステラな暮らし ゆるふわっ花観察記

花について日々思うことをあれこれと・・・

リラ?ライラック?

2010-04-18 14:43:48 | 日々の花
先週から ライラックを売り始めました
私の出身は 北海道札幌 
ライラックの本場です 
子供の時は リラと言っていました
毎年6月の中旬 制服が冬服から夏服に変わるころ(札幌では6月15日です)
このところの天候のように 急に寒くなり雨や曇りのどんよりとした日が続きます
そんなころに 花をつける印象のリラ
どんよりした空に 紫色の花っていう強烈なイメージがあります
パリのあのどんよりとした空にも重なるような 札幌のリラ
晴れた日には なんとなく似つかわしくないような 不思議イメージです
札幌といえども そこここにリラがあるわけではありません
大通り公園など 観光のメインの場所にあるリラ 
なので 地元の私たちにとっても なんだか ちょっとだけよそゆきのリラ
当時は そんなにリラを意識しませんでしたが 
1971年に 札幌出身の渡辺惇一の小説「リラ冷えの街」がでて
リラを意識するようになり そしてさらに 東京へ出て来て
あらためて 札幌の街をリラの花を いとおしく感じるようになったのも事実です

ライラックを売り出すこのころ やはり東京もいつも花冷えになります
どうしても札幌の街を 当時を 思い出します
ライラックを どんよりしたアンニュイな花ととらえているのは
ひょっとして私だけかもしれません
枝もののもつ生命の息吹 今はそれこそ枝ものがお勧めです
ライラックもしかり!です
明日も 枝ものごっつりご用意しておきたいものですが
枝ものは いつも現物を見てから買うので それはそれで明日のお楽しみです
ライラックって書くと なんだかよそゆきで 商品=売りものっぽくて 
リラって書くと 妙に気分がセンチメンタルになるのは
自分自身でも不思議です
明日はライラックももちろん置いてあります
母の日くらいまでは 楽しんでいきましょう