やっと 時間に追われる生活から解放されました
8月の夏休み以来です
日々 次から次へと 切り花だ 鉢ものだ フェアだと追い立てられ
それは自分自身で 仕掛けているものであれ
睡眠が上手に取れなくなったりして 苦労もあるものです
でも 今年も無事にすべてが終了し
あと小売りの会社が30分の営業を残すのみとなりました
いろいろ思うところはありますが
今年ほど いいお客さまに恵まれているな~と 思った年はありません
本当に Qちゃんのお客様は 誇れる方ばかり
マイナスの発言など決してしないし
みんな売り上げも上昇中
学ぶことが多い年でした
いかに お客様の求めているところを知るか
どういう層のお客さまにターゲットを絞るのか
なぜ 花を扱っているのか
花のもつ力を信じているのか
そんなところが はっきりしていらっしゃる方が やはり 花屋さんとして
いわゆる成功をなしている方たちの共通点であるような気がしました
なぜ 多少高くても いい花を置くのか
ダメな花屋さんほど お客様の花に対する目を素人ととらえがちです
でも 真に花を知っているのは お金を出して買ってくださっているお客さまなのです
もつのか もたないのか 贈った場合なら 喜んでくれたのかどうなのか
そういう部分では かえって花屋さん達の方が 素人っぽい人が多いような気がします
安かろう 悪かろうでは お客様は 離れていってしまわれて当然ではないでしょうか?
安い花が必要な時ももちろんあると思います
安いことを売りにしない花屋さんが 増えてもらわない限りは
技術もセンスも 花業界全体として向上していきません
花を愛でる文化を継承していかねばいけないのです
一本でも 気持ちを込めて売る
アレンジや花束なら センスと技術を駆使して より素敵に見せる
なんとも素敵なお仕事じゃあないですか
レッスンのなさっているお客さまが 必ず生徒さんに言う言葉に
「花には たくさんの人が関わっていて それぞれの思いや生活がある
だから 安い花を買って喜んではいけない
丁寧に扱ってあげなければいけない」というのがありました
私たちもその関わる人として こんな風に思っていただいているとしたら
大変幸せなことです
すべての花を愛する人がそういう気持ちで接していただけるのなら
これからの花業界も捨てたものではありません
日本という国自体も もう工業製品で世界を席巻するのではなく
人と文化と観光とで生きるくらいの潔さをもってみたらどうでしょうか?
歌もよし アニメでもよし そして花文化も・・・
海外の工場で ものを作って 関税がかかって 次から次へと新しいものを作って
そして尊敬もされなくって・・・
なんだか ちぐはぐな感じです
たくさんの消費がなければ 国が成り立っていかないのは
きっとそんな経済学はまちがっています
今までの常識は きっともう常識ではないはずで
実は全然思わぬところから すごい経済発展が やってくることもあるような気がします
このまま国の中も覇権争い 国家間の争い
年末思うところは なんとくだらないことに日々一喜一憂している人の多いことか
景気がよくなる!と声を大にして言ってはいるものの
蓋を開ければ 金利が上がり 消費税があがり 物価も上昇する
そんなことの繰り返しです
経済学者とは なんとのんきなのか・・・と思いたくもなります
ず~っと同じことの繰り返し
さて大きいことを書いてしまいましたが
私は吹けば飛ぶような小さい会社を経営しています
花といういわゆるほぼ衰退産業の中で
どうやって生き残るのか
今までの常識をたたき壊しながら
群れることもせず 日々黙々と花のことだけを考えて生きています
でも なにか とんでもない新しいことをしなければ
打開策はみつからないものです
来年も「日々破壊!」を社訓に がんばっていきたいと思います
堅いことで閉めましたが 画像はバラのふわりです
こんな風な正月休みを過ごしたいと思います
では 楽しいお正月をお過ごしください!
みなさんお疲れさまでした!