カステラな暮らし ゆるふわっ花観察記

花について日々思うことをあれこれと・・・

古地図の楽しみ

2009-03-22 12:38:01 | 絵と音楽と文学と・・・
今日の天気は妙にあやしい・・・
南風が ぼんやりぬるく 空は曇天 たまに射す陽射しからもれる雨粒・・・
世紀末的な 変な感じ
でも 久しぶりに元気が残っている週末となったので
子どもと静嘉堂文庫へ 「古地図の楽しみ」展を見に行ってきた
なんといっても地図オタク
江戸の古地図ばかりだったのですが もう面白くって
食い入るように見てまいりました
古い多摩川に沿った地図や江戸城下の地図 果ては隅田川沿いの花見の様子を描いたものなど
かなり当時の様子がしのばれ おもしろい
江戸城下あたりでは 松平や井伊や鍋島などの名字の家が異常に多く
今この苗字の人探す方がたいへんでしょう?みたいな・・・
花見の様子では 子どもたちがお茶出しして働いている様子や
お休み処が 開かれていて 今も昔も変わらず お団子などいただいていたり
結構子どもと歴史の生きた勉強会にもなりました
まさに 大好きな鬼平犯科帳の時代
また今日 鬼平の密偵になる夢をみそうです

行き帰り 久々にゆっくり木々をみながら歩きました
まだ修行中のヘタクソなうぐいすが ほーほけっと鳴いていましたが
あまりのヘタさに笑っちゃいました
馬酔木もきれいな花をつけていました
山吹も もうじき咲きそうです
山吹好きなんですよね~
明日あたり市場でも出てくるんじゃないでしょうか?
この週末 お花屋さんは はちきれんばかりの忙しさだったのではないでしょうか?
明日は 元気に市場に来られますかぁ?
大丈夫ですかぁ?

待ってますよ!

あ~ 思い出いっぱい!!

2009-02-17 20:54:23 | 絵と音楽と文学と・・・
今日 やっと映画のマンマ・ミーア!を観てきました
全編 ん・も~思い出がいっぱい!
流行った頃はそれはそれは モロ青春時代っす!
思わず 口ずさんでしまいます
映画ならではの ギリシアの海の魅力もたっぷり!
子どもといったのですが 本人もすごく楽しかったそうです
最近の子は 結構私たちの頃の音楽を好んで聴いているからね~
主演のメリル・ストリープが あんなに歌がうまかったとは 意外でした
私よりも弱冠年が上の設定ですが
なかなか 娘を思う気もちは 痛いほどわかるし
この年になってからの いろいろな切なさが 妙にぐっときてしまって
楽しい中にも ウルウルしちゃったりもして
やっぱ 昔っからの友達はありがたいよね~ とか
昔の 私も彼も好きだったのに 実らなかった恋のこと とか
結婚21年 ふつうに幸せに暮らしていても いろいろ思うところはあるわけです

すっかり 興奮状態になってしまい 
しばらくは アバづくしになりそう!
さっそく 帰りに CDを買ってきました
明日は わがまま言って マンマ・ミーア!サウンドトラックかけちゃうぞ~
楽しく前向きに 完璧主義じゃなく 自分らしく
当分 アバで ぐぐっと気分が盛り上がりそうです
ダンシングクイーンでも 踊りますか?
そうそう!あの衣装 当時はあんまり思わなかったけれども
すごい!凄すぎます!!
そういえば ピンクレデイーもフィンガー5も あんな格好だったっけ・・・
007の前のボンド役のピアース・ブロスナンが
歌が結構素人っぽくって なかなかよかったです
でも ボンドやっていたとは思えないほど ちょいと腹がメタボで
気になってしまいました
17歳でも20歳でも 40歳でも60歳でも きっと80歳になっても
前向きで元気な女性は チャーミングです
みなさん! がんばっていきましょう!!

HOLY JAZZ NIHGT

2008-11-30 08:39:58 | 絵と音楽と文学と・・・
昨日の夜 知り合いのギャラリーで 古くからの友人がリース展を開きました 
毎年 この時期に 開催しているのですが
いつもは この時期 大忙しで 毎年毎年お誘いをいただくのに 行ったためしがない!!
申し訳ないな~と思いつつ 行けずにいたのですが
今年はひま人なので パパとふたりで 出かけてみました
毎年 リース展中の友人を横で見て そりゃもう大変なのを見て知っているので
実物が飾ってあるのを見て 感慨もひとしお!
相変わらず ワイルドでナチュラル感を大切にした彼女らしいリースがいっぱいでした
私はこの友人の ピュアさが大好きです
いろいろ苦労もしてきているのも見ているし 頑固なとこも知っている
でも 人に対して 花に対して いつまでも 真摯なところが 一番の魅力です
いつの日か この大好きなリース作りで 独り立ちしていけるよう応援をしていきたいと思っています

その彼女は 制作で めいっぱいのため 来ていなかったけれど
初日の昨日は おいしいお料理とワインと音楽で楽しむイベントがギャラリーで行われました
おじさん(!?)のトリオによる JAZZのライブです
30分ほどの演奏でしたが 1.5メートルの距離で聴く音はいいよね~
どんな人たちで 何の曲かもわかりませんでしたが
十分楽しんできました
Jazzのセッションは なんかお互いの絡みが 闘っているようでもあり 
和しているようでもあり 音楽っていいな~って
思わせ うらやましくもなります
後ろにかかっているのが友人のリース
小さなギャラリーですが オーナーの人柄か
ご近所の方や 友人などたくさんの方が見えていました
あらためて 主婦パワーと主婦ネットワークの巨力を実感!!
私のネットワークも 今まさに広がっています
いろんな方面の方々ともっと 夢を語り 実現していきたいですね
こういう損得勘定が主たる理由ではないネットワークは
男には無理なんですよ~残念ながら・・・

その後 小腹がすいたので イタメシ寄って 野菜たっぷりのイタメシ食べて帰りました
私は 車だったので ワインは飲めませんでしたが
パパは うれしそうに 飲んでました    まったくぅ・・・

つもり古伊万里

2008-11-25 08:35:12 | 絵と音楽と文学と・・・
昨日も寒かった~
陽射しのない冬の日はつらいです
でも 勇気を出して お散歩へ・・・
ついでに ご近所の静嘉堂文庫へ 古伊万里展を見に行ってみました
写真のなかの 食器は 我が家にあるにせものです
もう一度書きますよ!にせものです!!
ずっと 我が家で使っている18年前に鎌倉で購入したもの
当時500円と700円だったので 明らかにただの器です
でもねぇ 案外そっくりなのがあったんですよ
たとえにせものでも 17世紀の色やデザインがこうやって 継承されていて
普通に使われているっていうこともすごいな~
どちらも 肉じゃがや 煮物などを盛ると すこぶるおいしそうに見えます
ありがた~い器なんです
骨董の趣味はないし 我が家ではもうこれで充分です

さて ほんものの古伊万里は やはりなかなかの迫力じゃったぞ
ヨーロッパへの輸出用などは う~んやっぱりみたいな風だし
金襴手様式は色といい形といい ゴージャス!!
模様も龍や牡丹 鳳凰など これでもかっていうくらいの華やかさ
古伊万里ではないけれど モダンな感じの徳利や香炉などもあり
香炉好きとしては 興味しんしん
でも どうして この頃の花入れは 口が究極に狭いんでしょうか?
枝一本でおわってしまいそう
昔は それが 粋な花活けだったんでしょうか?
昔の華人や茶人は 今のアレンジを見て どんな感想をもらすんでしょうか?
聞いてみたいな

昨日はあまりの寒さに 豚汁にしました
今日は 大根の煮物でも食べたいものですな~
それとも 肉じゃが?
つもり古伊万里の器は 冬になると 俄然活躍するのです!

絵で思う 花

2008-11-22 09:07:28 | 絵と音楽と文学と・・・
今回の諏訪湖への旅
諏訪湖周辺は 美術館がかなりある
有名どころもあれば あれっ?と思うようなのも・・・
有名どころは 以前にも行っているので 今回はパス
諏訪湖湖畔にたたずむハーモ美術館に行ってみました
お客さんはゼロ
学芸員さんも 受付にいらっしゃるだけなので
ず~っと マイ美術館
最初っから最後まで すべてひとりじめ
ここには 花を描いた作品が多く 今回の旅にはなかなかマッチした美術館でした
デルフィニュームやチューリップを描いているルオーの花の絵
園芸家だったアンドレポーシャンの花やフルーツ
アメリカの心のグランドマザーといわれているグランマモーゼスの田園風景
他にも マティスのジャズ 池田満寿夫の描いた大皿 マンレイの彫刻 果てはジミー大西(あのジミーちゃん)の絵までありました
それらは こんなところで出会えるとは思ってもいなかったので
とてもワクワクさせてくれました
入口すぐにあるダリの「時のプロフィール」という彫刻はチーズが溶けるのを見て
思いついたそうで まさにそのとおり!笑っちゃいました

中でも今後のことを励ましてくれるかのような絵がありました
アンリルソーの「花」(美術館では「香りの花束」と副題?がついていました)
カミーユボンボワのバラを描いた「花」
ルソーの絵は 副題にもあるようにまさに香りを伝えるような絵
ミモザとマーガレット それにあじさいにもパンジーにも見えるもう一点の花
春の香りでいっぱいになるような一枚
ルソーは世田谷美術館でも 何回か見ましたが 特別好きというわけでもなかったのですが
この絵をみて もう一度見直してみようと思いました
ボンボワの絵は 赤ともピンクともつかぬようなまる弁のイングリッシュローズが描かれています
私のお気に入りの花瓶と同じ紺色の花瓶に 薔薇が15~6輪
蕾もあれば全開の花もあり散りゆく花もある
その横にティーカップが置かれています
どちらの絵も 私が花に対して思い入れている要素がふんだんに盛り込まれています
香り 気持ちの豊かさ 
どちらも花が自然に与えてくれるすばらしい贈り物です
その気持ちを忘れないように 今度作る会社に飾ろうと思ってポスターを買ってきました
たかがポスターですが 目指すところの心意気の表現のつもりで飾ります
ボンボワの花の絵はポスターもなかったので ポストカードですが・・・
ぜひ 見に来てください

原田泰治美術館にも 日本の田園風景の中に 花がたくさん描かれています
桃や菜の花や じゃがいもの花 れんげ草
決して華やかではないけれど そこにはほっとするような日本の原風景が盛りだくさんです
今回の展示では 蓮の花が何点かあり 
風に揺れるこの桃色の花に ぞっこんとなってしまいました
彼の絵にも いつも その場所の香りが存在しています

どこの会社にも そこ独特な雰囲気があるはずです
これから作る私の会社も 香りを感じるようなほっとするような
花好きが集う場所になるよう努めていきたいと思います
絵をみて 花を感じるのも なかなかいいです
文学で 文字の行間を読み感じるように
絵で その空気感や香りを感じる・・・
心の中には いつも [どこでもドア]があります

私的 フェルメール考 その弐

2008-11-16 09:14:32 | 絵と音楽と文学と・・・
昨日の続きになりますが デルフトの街は デルフト焼きという陶器があります
手描きの染付するロイヤルデルフトは デルフトブルーを主として描かれ
それは美しい陶器です
デルフトに行ったときには このデルフト焼きをひとつ手に入れたいと思っていました
マルクト広場前の小さないかにもオランダらしいデルフト焼きのお店に入りました
間口は狭く お店の中は半地下 一階 中二階などと 立体的に売り場があり
デルフトブルーのものから カラフルなものまで 
土産物のような 安いものから 高そうな工芸品まで
タイルから 食器花瓶 はたまたスプーンやフォークまで・・・
さまざまなデルフト焼きが 所狭しと でも整然と美しく 飾っています
デルフトの景色のタイルは キッチンをリフォームしたら絶対張ると決めていました
なので 今キッチンの作業台の壁に珪藻土タイルとともに
その時の思い出のタイルが このように張ってあります
毎日デルフトの景色を思いながら お料理しているわけです
手前の花瓶と食器類も そのお店で購入したもの
デルフトブルーのものと そうではない代表的な色彩のもの
宝物です うんと優雅にテイータムを過ごしたいときだけ使います
花瓶は 思いのほか 花活けが難しく 活躍する機会が少ないです 残念ながら・・・
タイル横にある風車と花瓶のミニは 国立美術館のお土産屋さんで買ったと思うのですが
これはきっと オランダ中に売っているはず
そうそうその時 靴型(オランダの代表的お土産です)のデルフト焼きのピアスも
購入しました これがまたかわいい!!
いつもは旅の土産は ひとつだけしか買わないくせに 
デルフトでは もう止まらなくなってしまいましたっけ・・・

土産物自慢はこのくらいにして
生涯デルフトから出たことがなかったといわれているフェルメール
こよなく愛したデルフトの街であっても
風景画はまだ2点しか見つかっていない
2点しか書いていないのではとも言われていている
一枚はデルフトの眺望
私とデルフトを結んだこの絵は 今のデルフトでもどこの位置から見て
書いたものかが分かっている
これもすごいことで フェルメールの生きた1600年代と街が
さほど変わっていないということ!!
実際 広場に立って教会を見上げた時
横にフェルメールがたっていても 不思議ではない感じがしてしまうような街なのだ
自分の歩く石畳の音が コツンコツンと響いている静寂な街
もう一枚の風景画小路のように 家の周りの路地でささやかに暮らす街
それが今も昔もデルフトの風景なんだと思う

小路という作品の場所探しが ずっと論争を呼んでいるようで
いろんな説があり こちらとしても楽しい限り!
デルフトの眺望のようにはいかないようで 二転三転している
でも街の至る所で こんなワクワクするような路地がたくさんあるんだろうね

2000年以降 このようなブームになり いささかフェルメールまわりも
騒がしくなりました
2007年には デルフトの街にフェルメールセンターなるものもでき
観光客もかなり増えたようです
きっと 以前訪ねた時のように 隣にフェルメールが立っているような
そんな街の静けさはなくなってしまったかもしれません
自分の中には1600年代と変わらぬセピアな街の記憶が生き続けています
何年かたったら また訪ねてみたいと思います
もう少し フェルメール熱がひいた頃に・・・

ちなみに タイル横の二つの缶
昨日のフェルメール展で買ってしまいました 
コーヒーと紅茶が入っています ただフェルメールの絵のシールが貼ってあるだけの缶
実は私 缶フェチ
蓋付き缶をこよなく愛してやまない!
・・・でこんなもの買って家族に笑われています
ついでに一緒に写してみました


私的 フェルメール考 その壱

2008-11-15 13:45:27 | 絵と音楽と文学と・・・
今日やっとこさ フェルメール展に行ってきました
9時から予想通りの 人・人・人!!
人気があるね~
フェルメールとの出会いは 今から 17年前
だれもフェルメールなんて言っていなかった頃のこと 
デルフトの眺望という風景画を偶然雑誌で見つけたのが始まりでした
その絵の中のデルフトの街は ほとんどの部分は空と川で占められているにもかかわらず
私は その小さな街に魅入られてしまい 絶対いつか行く!と誓っていました
その時はフェルメールの情報もなく 風景画家なんだと思っていました
風景画は生涯2点しかないといったのは ずいぶんと後のことです
その2年後 オランダへ行く機会ができました
あのデルフトの風景を見たいと オランダ在住の日本人の方に言い出したところ
どなたもフェルメールなにそれ?といった状況
それでも無理を言って アウトバーンで走ること約1時間半
冬のデルフトを訪れることができました
マルクト広場に立って デルフトの街を少し歩きました
もう夕刻で曇った冬のデルフト
白黒写真の街中に立っているような不思議な気分を味わいました
街はものすごく静かで 空気はキーンと張り詰めていました
あの絵とは少し違った印象ながらも
そこにいることに ものすごく満足感がありました
その後アムステルダムの国立美術館へ行き
「牛乳を注ぐ女」「手紙を読む青衣の女」を見ることができました
どちらも小品で え?こんなにちっちゃいの?とびっくりしたことを覚えています
そこに 今回このフェルメール展にも展示されている「小路」があったはずなんですが
なぜか見ていない!
その後どうしてだか フェルメールが大ブームのようになって
ただただ驚くばかり・・・
・・・でも今でもフェルメールは 2点しかない風景画が好き
あまり風景画は評価されていないようなので 残念ですが
今回 7点もの作品が一度で見ることができ よかったです
何年か前も東京都美術館で フェルメールがきたのですが
その時は作品一点だけで え?っていう感じ 肩すかしをくらったようだったので
今回はうんと近くでじっくりも見れたし 人が多い割には充実した鑑賞会だったと思います

でも これだけ大ごとになると ひいてしまうのが悪い癖
少しだけフェルメールと決別しようかな・・・などと
思いつつも 朽木ゆり子さんの「フェルメール全点踏破の旅」という本を
読み返してしまいました
ひかりと影 独特な遠近法など フェルメールの不思議を取り上げるものが多いですが
今回は 布地の質感に衝撃を受けました
フェルメールブルーなどといわれるあの青い色が好きというのもよく聞きます
でも今回は ゴールドと濃いめのサーモンピンクが 私的には目に焼き付いてしまいました
決別を 思いつつもやはり 思いは募ります
いつの日か オランダのマウリッツハイス美術館へ行き
「デルフトの眺望」の前に立ち 一日中眺め 独り占めする時間を過ごしたいと思います
ひょっとして 私はフェルメールの絵が好きなのではなく
デルフトの街に 恋をしているのかもしれません

体育の日にするお勉強

2008-10-13 17:18:56 | 絵と音楽と文学と・・・
今朝は8時に家を出て パソコンの無料講習会に行ってきました 
シニア向けなのですが ちょい若シニアとして参加?
・・・というわけではなく 起業セミナーでご一緒した仲間がやっているものです
常日頃から パソコンは苦手(実はそのうえ携帯も苦手)といっていたので
誘ってくださいました
行くは 船堀 江戸川区なり
??? それどこ?というくらい銀座より東はわからん!
でも乗換一回で 無事到着 祭日で電車もすいていて助かりました
一時間半ちょっとかかりましたが・・・
最初は 誰もいらっしゃっていなかったので 誰にも聞けないような
初歩的な 恥ずかしいようなことばかりきいてしまい
きっと驚いただろうな~と思います
でも とても親切に 教えてくださって大助かり ありがとうございました
途中で参加された方が 花の冷蔵庫などの制作会社の社長さんで
そのうえ 互いに趣味が写真で なんだか 人間っていろんなところで
結ばれているんだな~なんて不思議に感じ
初対面にもかかわらず ずうずうしく3人で韓国料理でランチしました
いろいろ話を聞けて 楽しかったです

午後は そのまま市ヶ谷へ行き 講演を聞きに行きました
内容はひみつですが これまた たいそう ふむふむで
長い間培われてきた いろんな不思議について 考えさせられました

・・・で 長い車中 文庫本一冊くらいは読めるだろうと
先日購入した 「イタリア 小さなまちの底力」という本を持って行きました
ちょうど読み切れました
今 日本の町が直面している問題の良い参考になります
どの町も 郊外に大型店舗ができ 町中の商店がつぶれて行っている現状
そんな風にしておいて 今ぞくぞく 大型店舗の閉鎖ですって!!
そこに暮らす人はどうなるの?
大企業は スクラップ&ビルドで儲けを追求すればいいんでしょうか?
町作りとか 企業理念とかは ないの?
もう 公務員とか 企業とかに頼っていってはいけないんです
そこに住む人たちで考え作っていかなくちゃ!
イタリアは すべてが ヒューマンスケールの都市であるという
キーワードがありましたが
日本だって東京や大阪やの大都市以外は 割とそうでした
でも財政難とかでの 合併が相次ぎ なんだか 逆の方へ逆の方へ
行政は進んでいるような気がしてなりません
企業もそうです
業績が悪くなると合併ですか・・・
デパートなどは そうやって特徴をなくしていってどうしようっていうんだろう
小さくしていき特化した方が ずっと ・・・らしさっていうものが
追求できるんじゃないかな
・・・そして みんないっしょになって 競争ですか?もう溜息です ふぅ・・・
なんだかとっても イタリアの向かっている方向が
今の日本にも 必要な気がします
日本とイタリアって 案外似た者同士
イタリアにも 行ってみたいと強く思わせる本です
町の活性化のヒントがつまっています

もう一冊は 先日読んだものですが
セミナーの先生に紹介されて 読んでみました
女性起業家の本ですが 常にお客様の方を向いて考えることと
信念を持って 働くことの重要性をさらにまた 強く再認識させられた本です
いろいろ 起業の本あれど なかなか グッとくるものはありません
特に ノウハウものは 期待はずれが多いです
この2冊は 読んでいてちょっと興奮しました

体育の日 万歩計をつけて出かけましたが
遠くに行ったわりには4542歩
全然歩けていない・・・
勉強しながら 体育は無理でした・・・

泣きましたぁ・・・

2008-08-06 16:33:58 | 絵と音楽と文学と・・・
今日も空は元気いっぱいモクモクの入道雲
今日の雲はハンパなく立派です

渋谷の文化村へ映画を見に行ってきました
最近は子供もあんなに好きだった映画も一緒に行かなくなり
今年はまだコナンと相棒しか見に行っていません
パパと子供は映画好きで 結構ふたりで見に行っていたのですが
子供が行かなくなったので 私がお相手に指名されております
月一ペースも 今や2~3ヶ月に一回程度
パパは相当寂しがっています

さて今日はフランス映画 画家と庭師とカンパーニュをみてきました
もう最後は涙ぼろぼろ
パパも涙をぬぐっていました
一生同じ土地で平凡で生真面目に暮らしてきた元国鉄マンの庭師
一方パリで華やかに奔放に暮らしてきて ある程度有名になったものの 
いろんなことがうまくいかなくなってきた画家
その元クラスメートのおじさん二人が
雇い主と庭師として再会し お互いの日々の会話のなかで
画家が きらめきを取り戻し 庭師は命を失いながらも
自身の ゆるぎないきらめきを残していく
文章にしてしまうと つまんなくなってしまうほど
映像も 二人の会話も 最後に流れるモーツァルトの音楽も
すべて美しく切ない
平凡に生きて幸せだと感じて生きていくか
それをつまらなく思い 自分や周りと戦いながらサクセスしていくか
というのは永遠の命題ではあるけれども
どちらがどうというのではなく 自分を大切に 自然と共存して
生きていくことが 何よりも大事!!
野菜やフルーツ ベリーのなっている庭
最後まで自分の畑で野菜たちと命を分かち合った庭師の
実直な暮らしに 頭が下がります

画家のいかにもカンパーニュな家のキッチンやテラス
カフェオレボールやバケット
パリのアトリエのおしゃれなたたずまいは
もうそれだけで 十分楽しめました
そして 最後のほうに描かれる 裕福ではない庭師の団地(あえて団地と訳されていました)の 
質素だけれど 品の良い小さな身の丈の生活も
もう必見です

本当の幸せ 本当の友情 愛
なんだか みせつけられてしまいました
パパは 魚釣りのシーンが やはりグッときたようです

すごくいい映画でした
残像と余韻を味わいながら ランチを食べ
久々にステキなデートだったかも・・・

今 映画は60歳以上は千円なので シニアばっかり
私など若い方から2~3番目くらいで 平均年齢久々に下げたかのぉ
・・・とまたちょっといい気分
感動を伝えきれていないので
もし機会があったら見に行ってみてください

静嘉堂文庫で日本刀鑑賞

2008-07-27 11:15:38 | 絵と音楽と文学と・・・
予定通り ご近所の静嘉堂文庫へ散歩がてら
美術館鑑賞へ いってみました
静嘉堂文庫は日本文化を知るのに大変重宝な美術館です
近いこともあり 美術館へ入らなくても
しょっちゅう 園内を散歩したり通過したりしています
国分寺崖線の森であり 自然がそのまま残された森です
この森へ入ると かなりひんやり
木々の力の大きさを知ります
「ほ~ほけきょ」とかなりお上手な師匠クラスの
うぐいすも 静かにないていました
川の流れを通り抜け 坂を登りながら 森の奥へ入っていく
その頂上に 静嘉堂文庫はあります
美術館は新しい建物ですが 横には岩崎邸だったであろうレンガの建物も・・・
美術館を越えるとさらに 岡本神社の森 民家園と続きます
春夏秋冬 いつでも楽しめる散歩コース
なかでも 秋がいちばんおすすめかな?

さて 日本刀は 国宝の展示もあって なかなかおもしろい
だって本物を見る機会なんて ないじゃない?!
興味を引いたのは 刀装具
鍔の部分が まあいろいろあって 細かいところまで
気合入れてるな~という感じ
うちの子は ヤンキー調の黒とゴールドの付の刀が一発
気に入った模様 う~ん確かにかっこいいかも!
刀の緩やかなカーブ 銀色に光る刃
欲しいとは思わないけれど なんとなく武士の気分を
味わってみたような気にもなり 楽しめました
残念ながら今日までの展示です
今日は 夢の中で刀を腰にかけているかも・・・ね!