ゆりゆりダイアリー

育児と仕事に追われながらも“日々是好日”をモットーにガンバる ワーキングママのつれづれ日記

長崎平和祈念式典で祈る

2008-08-09 23:10:58 | Weblog
今日は8月9日。
日本中・世界中から多くの人が長崎に集まって、
平和祈念式典が行われる日。

私が卒業した城山小学校は、原爆落下中心地の目と鼻の先にあり、
小さいときからひとかたならぬ平和教育を受けてきた。
毎年8/9の登校日には盛大な平和祈念式が行われていたし、
8月だけでなく、毎月9日は、全校生徒で平和記念式が行われ
鎮魂歌「子らのみたまよ」を歌って黙祷をささげていた。
正門を入った正面には少年の平和祈念像があり、
被爆した校舎や、原爆犠牲者のために植えられた桜なども
ごく身近にあった。
原爆資料館に足を運ぶ機会も多く、
小さいころから自然に原爆の悲惨さを叩き込まれてきた。

そんな私はここ3-4年くらい、
毎年8/9を長崎で過ごせるよう夏休みを調整して、
この式典に参加するようにしている。
大人になるにつれて、徐々に
自分が長崎出身であることを強く意識するようになったから。
それに娘にも、戦争はダメ、争いごとはダメよ、と口で説明するよりも、
大勢の人が真剣に平和を祈るこの式典の雰囲気を体験させることが
何よりの教育だと思っている。

で、今年も行ってきた。
うちの実家から平和公園までは徒歩約10分。
なぜか毎年8/9はそうなんだけど、今年も恐ろしく暑かった。
帽子&娘には首巻アイスノン(私は長手袋)で完全防備してたけど
それでも体が蒸発してしまいそうなほどの猛暑
(混雑のため会場では日傘禁止なのがツライところ)。

田上市長と福田総理の挨拶を遠くから聞き、
無料で振舞われる冷茶を飲み飲み、暑がる娘をなだめながら、
式典の一参加者として過ごした約1時間。
毎年歌われる「あの子が生きていたならば(永井隆・作)」に
親としての気持ちを自分の娘に重ね合わせてウルウルしながら、
今年も大勢の人達と一緒に世界平和を祈りました。
みんなの思いが世界に届き、いつか、
醜い争いの無い世界が実現しますように。

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