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奥山文弥のフィッシングカレッジ

魚の生態、水辺自然環境。釣りを介した人との出会い。家族・親子の釣りが楽しい。東京海洋大学フィッシング・カレッジの情報も。

海のゆりかご、藻場を守ろう

2009-06-03 | 自然科学・生態
 このイベントは「アイゴを釣って藻場を守ろう」というもの。海の森とも言うべき藻場は、魚の産卵場所、生育の場所になっているほか、海の浄化作用もしています。
 しかしこの藻場が急激に減ってきているとのことでいわゆる「磯焼け」状態になっている場所が多いのです。
 この磯焼けの原因は釣り師の撒き餌がとも言われていましたが、実はウニや赤名が食害していたのです。
 ですから今回は、藻を食べる魚の代表魚種、アイゴを釣って資源量を調節し、生態系のバランスを買いグクさせましょうという試みでした。
 アイゴなどが急に増えたのは地球温暖化が原因であるとも言われています。

 まず会場では、海洋大の藤田大介先生の海藻を食べる魚たちのお話を聞いてから出撃。船釣りで4隻に分かれて参加者が釣り開始。しかししかしですよ。藻場のある磯近くには船が近づきにくく、堤防すれすれも釣りましたが今度は根掛かり続出で、アイゴは捕獲できませんでした。
 代わりにメバル、カワハギ、マアジ、カタクチイワシ、ネンブツダイ、サクラダイ、イサキ、メジナなどが掛り、参加者は釣りを楽しんでいました。

 NHKの谷地アナウンサーも取材に来て一緒に釣りしました。私もテレビに映る予定です。(たぶん)

 海を守るという対策の中に釣りが盛り込まれたことは大変な進歩で、今回の話を皮切りに、磯釣り師の協力を得てアイゴ釣りをするというのも今後面白いのではないかと思います。

写真はあらかじめ獲れたアイゴを調理した試食会です。


新しいホームページもまだ見ていない方はどうぞ。
http://f-okuyama.com/



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