裏庭の片隅に生えている1本のパセリ、
今は種が出来ていて次第に枯れてゆく時、
キアゲハの母さんが4匹の卵を産み付けている。
来る日も来る日も猛暑が続き雨も降らない状況下で、幼虫は逞しく育っている。
あの青々としたパセリの葉は無いし、お水さえ無いのに育っている生命の不思議。
ちょっと暑ければ冷房にばかり頼って生きている弱虫な人間に比べて、
この小さな生き物の厳しい自然界に生きられる生命の原理、キアゲハの母さんは承知の上で
産みっぱなし、次から次から卵を産んでゆく・・・心配性のちひろの目の前で
強い日差しを受けてもこの美しい皮膚が日焼けすることも無く・・・育っている
もうすぐ蛹になるために何処かへ姿を消し、いつの日かまたこの裏庭で舞ってくれるだろう。
来年も再来年もパセリを育ててキアゲハの母さんを待っていたいね