50代半ばとなった岩倉は 後輩指導の為にも捜査一課に戻ってこい・・・
などと言われ悩む
現在の立川の街も気に入っているのだ
そうした中 起きた事件は 被害者も加害者も高齢者というもの
自首してきた三嶋の言葉から 岩倉は彼らの学生時代に起きた事件に思い至るが
どうにもすっきりしない気持ちで事件に取り組むこととなる
己の今後の人生
付き合っている女
自分はどうしたいのか
どう生きていきたいのか
何才になろうとも人は生き方に思い悩むのだ
やがて被害者の長年の許されぬ性癖が明らかとなり
家族にせめての安心感を与えんがために・・・・・存在を消してやりたかった
孫娘までもが その毒牙にかからぬように
教職にある者がしてはならぬこと
教師は・・・生徒の信頼を裏切る行為をしてはならない
「家族のために」
貧乏くじをひかされたような人生の中でも懸命に生きた男がいる
残り短い命なら せめて安心を遺してやりたいと思ったか
事件解決後
岩倉は捜査一課に戻る選択をした
まだまだ警察で生きていく
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ごめんなさい