夢見るババアの雑談室

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ほぼ身辺雑記です

堂場瞬一著「罪の年輪 ラストライン6」 〈文春文庫〉

2024-05-25 12:35:34 | 本と雑誌

 

 

50代半ばとなった岩倉は 後輩指導の為にも捜査一課に戻ってこい・・・

などと言われ悩む

現在の立川の街も気に入っているのだ

 

そうした中 起きた事件は 被害者も加害者も高齢者というもの

自首してきた三嶋の言葉から 岩倉は彼らの学生時代に起きた事件に思い至るが

 

どうにもすっきりしない気持ちで事件に取り組むこととなる

己の今後の人生

付き合っている女

 

自分はどうしたいのか

どう生きていきたいのか

何才になろうとも人は生き方に思い悩むのだ

 

やがて被害者の長年の許されぬ性癖が明らかとなり

 

家族にせめての安心感を与えんがために・・・・・存在を消してやりたかった

孫娘までもが その毒牙にかからぬように

 

教職にある者がしてはならぬこと

教師は・・・生徒の信頼を裏切る行為をしてはならない

 

「家族のために」

貧乏くじをひかされたような人生の中でも懸命に生きた男がいる

残り短い命なら せめて安心を遺してやりたいと思ったか

 

事件解決後

岩倉は捜査一課に戻る選択をした

まだまだ警察で生きていく

 

 

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ごめんなさい



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