PEPERTIGER-「張子の虎」のこと
ブラッドベリー少佐(デビッド・ニーブン)乗る旅客機が東南アジアの某国の空港へ着陸
彼は「ライオンと同じテントで寝たことがある」などと眉唾ものの大言壮語
空港からのバスは要人を通す為に一時停車
ブラッドベリーは目に付いた寺院を見物に
その間 爆弾テロあり ひとりブラッドベリーだけは無傷
彼はこの国で日本の大使(三船敏郎)の一人息子コウイチ少年(安藤)の家庭教師として招かれたのだ
大使は息子に紳士としての生活様式を学ばせたいと考えていた
正しい英語の発音
世界に通用する男に育てたいと考えていたのだろう
第二次世界大戦で敗戦国となった日本人は 当時様々な思いを抱えていた
日本の大使として 世界にひけをとらない教育を息子に身に着けさせたい
日本人としての誇りも忘れずにー
剣道のけいこ中だったコウイチはきちんとブラッドベリーに挨拶をする
礼儀正しく育てられているようだ
ブラッドベリーは物おじしない快活な性格のコウイチに質問する
イギリスについて何か知っているかと
コウイチは日本史は習ったが イギリスの歴史は学んでいないと答えた
RとLの発音の違いから教え込むブラッドベリー
大使主催の大使館でのパーテイに国の外務大臣も招かれている
ドイツ放送局のギュンターによれば この外務大臣は国で2番目の嫌われ者
愛人らしき若い娘の傍へ行く外務大臣
母親から早く寝るように言われたコウイチだが パーテイが気になり部屋を抜け出し覗きにいく
「政治家とマスコミは嫌い」とギュンターをかわしたブラッドベリー
椅子にはさまった杖を外そうと 振り回した椅子が 外務大臣を狙ったテロリストに当たる
まさしく怪我の功名
コウイチ少年 先生は強い英雄だと誤解する
戦時中のことについてブラッドベリーが話すことを信じているコウイチ
この国を良くしたいと考えるテロリストというかゲリラたちは コウイチを誘拐しようと狙っていた
刑務所での扱いはひどい
刑務所で服役中の人間を ひきかえに解放させようという計画
誘拐されたコウイチとブラッドベリーは山中の小屋に閉じ込められる
大統領はゲリラたちの要求には応じないと 大使に告げる
必ず72時間以内に救出すると
まだ先生を信じているコウイチ
これまでのブラッドベリーの冒険譚は 実は全部つくり話
戦場に出たことなどない
けれどコウイチは先生を信じている
諦めず前向きでけなげなコウイチ
コウイチを誘拐したゲリラの女性の心も動かすほど
コウイチに書かせた手紙を ゲリラが大使に届ける
コウイチは救出のヒントになることを手紙に書いていた
だが 夜 暗闇の中ではヘリは飛ばせない
見つけられない
3時間先だと
ブラッドベリーは自分を信じるコウイチを死なせたくないと考え 臆病な自分の心にムチ打ち
脱出を図る
奪って運転する車を撃たれ ブレーキがきかないカーブが連続する下り坂
遂に事故
山の頂上を目指し逃げるブラッドベリーとコウイチ
ブラッドベリーは高所恐怖症だが コウイチの声に励まされ 無い勇気をふりしぼる
ゲリラに撃たれるブラッドベリー
ゲリラの女性はコウイチは撃つなーそう言っている
本当は優しい女性なのだろう
明るくなりヘリに同乗した大使が コウイチが鏡での合図に気付く
ゲリラ達は人質救出チームに撃たれて死んでいく
あの女性も
ゲリラ達のほうが 取った手段は間違っていたにしても 悪い人間はいなかったから
特に最後 ゲリラの女性が逃げている場面では なんとか生き延びてほしいと願ってしまった
素敵な女優さんでしたしね
ドイツの放送局のギュンターは 大使にブラッドベリーの経歴に嘘があること
英雄ではないことを 教えていました
彼も悪い人間ではありません
矜持があることを示します
この国の外務大臣の人質を殺せばゲリラが解放を要求する全員を殺すなどとの言葉に 良い感情は抱いておりません
大使が息子を救出に向かう場所へも同行
入院治療は必要ですが ブラッドベリーは命に別状はありませんでした
退院後 ブラッドベリーは辞職を 首になることを覚悟して 大使に挨拶に行きます
そして戦場に行った経験が無いことを話します
校長先生としての学歴に嘘はないけれど
穏やかな笑顔で大使が言います
(息子のコウイチに) そして未来があるのは(命をかけてくれた) あなたのおかげだ
夢を見るのは悪いことではない
息子が待っているーと
先生を待っていたコウイチと一緒に歩くブラッドベリー
世界から見たら ドイツと日本は敵であった時代もある
けれど そのドイツ人も日本人も悪く描かれてはおりません
きちんとした人物として描かれています
三船さん演じる大使は家族を大事に思う父親であり 誇り高く 他に対しては寛容さを示す人物として
誘拐されそうなコウイチを守る為に勇敢にゲリラに立ち向かい殺された運転手を傷む言葉とか
最近の映画と比べれば派手さはないかもしれません
英国人にもドイツ人にも日本人にも ある種の敬意が感じられる映画だと思いました
漫画に夢中になるコウイチ少年
まっすぐな少年が 映画の後味を良いものとしております
ブラッドベリー少佐(デビッド・ニーブン)乗る旅客機が東南アジアの某国の空港へ着陸
彼は「ライオンと同じテントで寝たことがある」などと眉唾ものの大言壮語
空港からのバスは要人を通す為に一時停車
ブラッドベリーは目に付いた寺院を見物に
その間 爆弾テロあり ひとりブラッドベリーだけは無傷
彼はこの国で日本の大使(三船敏郎)の一人息子コウイチ少年(安藤)の家庭教師として招かれたのだ
大使は息子に紳士としての生活様式を学ばせたいと考えていた
正しい英語の発音
世界に通用する男に育てたいと考えていたのだろう
第二次世界大戦で敗戦国となった日本人は 当時様々な思いを抱えていた
日本の大使として 世界にひけをとらない教育を息子に身に着けさせたい
日本人としての誇りも忘れずにー
剣道のけいこ中だったコウイチはきちんとブラッドベリーに挨拶をする
礼儀正しく育てられているようだ
ブラッドベリーは物おじしない快活な性格のコウイチに質問する
イギリスについて何か知っているかと
コウイチは日本史は習ったが イギリスの歴史は学んでいないと答えた
RとLの発音の違いから教え込むブラッドベリー
大使主催の大使館でのパーテイに国の外務大臣も招かれている
ドイツ放送局のギュンターによれば この外務大臣は国で2番目の嫌われ者
愛人らしき若い娘の傍へ行く外務大臣
母親から早く寝るように言われたコウイチだが パーテイが気になり部屋を抜け出し覗きにいく
「政治家とマスコミは嫌い」とギュンターをかわしたブラッドベリー
椅子にはさまった杖を外そうと 振り回した椅子が 外務大臣を狙ったテロリストに当たる
まさしく怪我の功名
コウイチ少年 先生は強い英雄だと誤解する
戦時中のことについてブラッドベリーが話すことを信じているコウイチ
この国を良くしたいと考えるテロリストというかゲリラたちは コウイチを誘拐しようと狙っていた
刑務所での扱いはひどい
刑務所で服役中の人間を ひきかえに解放させようという計画
誘拐されたコウイチとブラッドベリーは山中の小屋に閉じ込められる
大統領はゲリラたちの要求には応じないと 大使に告げる
必ず72時間以内に救出すると
まだ先生を信じているコウイチ
これまでのブラッドベリーの冒険譚は 実は全部つくり話
戦場に出たことなどない
けれどコウイチは先生を信じている
諦めず前向きでけなげなコウイチ
コウイチを誘拐したゲリラの女性の心も動かすほど
コウイチに書かせた手紙を ゲリラが大使に届ける
コウイチは救出のヒントになることを手紙に書いていた
だが 夜 暗闇の中ではヘリは飛ばせない
見つけられない
3時間先だと
ブラッドベリーは自分を信じるコウイチを死なせたくないと考え 臆病な自分の心にムチ打ち
脱出を図る
奪って運転する車を撃たれ ブレーキがきかないカーブが連続する下り坂
遂に事故
山の頂上を目指し逃げるブラッドベリーとコウイチ
ブラッドベリーは高所恐怖症だが コウイチの声に励まされ 無い勇気をふりしぼる
ゲリラに撃たれるブラッドベリー
ゲリラの女性はコウイチは撃つなーそう言っている
本当は優しい女性なのだろう
明るくなりヘリに同乗した大使が コウイチが鏡での合図に気付く
ゲリラ達は人質救出チームに撃たれて死んでいく
あの女性も
ゲリラ達のほうが 取った手段は間違っていたにしても 悪い人間はいなかったから
特に最後 ゲリラの女性が逃げている場面では なんとか生き延びてほしいと願ってしまった
素敵な女優さんでしたしね
ドイツの放送局のギュンターは 大使にブラッドベリーの経歴に嘘があること
英雄ではないことを 教えていました
彼も悪い人間ではありません
矜持があることを示します
この国の外務大臣の人質を殺せばゲリラが解放を要求する全員を殺すなどとの言葉に 良い感情は抱いておりません
大使が息子を救出に向かう場所へも同行
入院治療は必要ですが ブラッドベリーは命に別状はありませんでした
退院後 ブラッドベリーは辞職を 首になることを覚悟して 大使に挨拶に行きます
そして戦場に行った経験が無いことを話します
校長先生としての学歴に嘘はないけれど
穏やかな笑顔で大使が言います
(息子のコウイチに) そして未来があるのは(命をかけてくれた) あなたのおかげだ
夢を見るのは悪いことではない
息子が待っているーと
先生を待っていたコウイチと一緒に歩くブラッドベリー
世界から見たら ドイツと日本は敵であった時代もある
けれど そのドイツ人も日本人も悪く描かれてはおりません
きちんとした人物として描かれています
三船さん演じる大使は家族を大事に思う父親であり 誇り高く 他に対しては寛容さを示す人物として
誘拐されそうなコウイチを守る為に勇敢にゲリラに立ち向かい殺された運転手を傷む言葉とか
最近の映画と比べれば派手さはないかもしれません
英国人にもドイツ人にも日本人にも ある種の敬意が感じられる映画だと思いました
漫画に夢中になるコウイチ少年
まっすぐな少年が 映画の後味を良いものとしております