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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

2010-03-20 09:32:29

2010-03-20 09:32:29 | 子供のこと身辺雑記




昨日は墓掃除に行きました
お彼岸のおはぎと母の好きだった西瓜など持って

お参りして帰り極に鶯の澄んだ鳴き声が聞こえました

美しい音色に立ち止まり 声のした方角を暫し眺めておりましたが 姿を見ることは叶いませんでした

帰り道で食料品など どどんと買い込みー買い込んだ筈なのに・・・・・
まだ買い忘れがありました

娘を迎えついでに買ってこなくては!
インスタントコーヒー・カレー粉
あ あと何だったかしら
もう忘れています(笑)

買い物に行き 少し元気?!な朝ご飯

鯛飯
鰹節と昆布で出汁をとり 酒・味醂・醤油・塩・味の素などで薄く味を調え 焼いた鯛を乗せて ご飯を炊きます

炊き上がったら 皮・骨など除き身だけをご飯に混ぜます

筍・厚揚げ・鶏肉を煮物に
蕗が欲しかったのですが 行った店には絹さやもありませんでした

あれば菜の花のお浸しなども作りたかったのですが

めげずに他の店で捜してみます

お味噌汁の具は 浅蜊です

小松菜は平天と煮て
子持ち鰈も煮ようなどと 買い物する時は一週間先までの献立を考えているのに
いつかそれを忘れ 奇妙な組み合わせのおかずを作っております


高田郁著「想い雲 みをつくし料理帖」 ハルキ文庫

2010-03-20 02:53:45 | インポート
高田郁著「想い雲   みをつくし料理帖」 ハルキ文庫
高田郁著「想い雲   みをつくし料理帖」 ハルキ文庫
高田郁著「想い雲   みをつくし料理帖」 ハルキ文庫
高田郁著「想い雲   みをつくし料理帖」 ハルキ文庫
娘料理人・澪
工夫を凝らし美味しい料理を作り考えるのに骨身を惜しまない


彼女を囲むのは娘に先立たれた種市


上方の大きな料理屋の名女将でもあったお芳


お芳は江戸の店を潰した行方不明の息子を捜している


「豊年星ー「う」尽くし」
澪が心おきなく料理を作れるようにお芳が手放した珊瑚のかんざしを種市が探して買い戻してくれた

お芳はそれを息子の行方を知るかもしれない男に渡すがー


鰻のように高価でなくて 食べて嬉しい料理をと 澪は思案する


「想い雲ーふっくら鱧の葛叩き」
頼まれ吉原で包丁をふるうことになった澪

最初は女の料理人なんぞと反対していた店主も 澪の作った料理に感嘆する


懐かしい鱧の料理

吉原には 澪の幼なじみの野江がいる


二人はやっと直接の再会を果たすのだ



「花一輪 ーふわり菊花雪」

種市が店主で澪が料理を作る「つる家」を真似した店が出る

それは澪に恨み持つ男が出した店だった
その店が事故を起こし 同じ店と勘違いされ澪の「つる家」からも客足が遠のく

やがて又次の力も借りて 工夫と料理の味で 客を呼び戻す澪の前に 逢いたい人が姿を見せ 去り際の言葉で彼女を泣かせるのだった



「初雁 ーこんがり焼き柿」

「つる家」で下足番をする少女ふきの弟が行方不明になる

案じて気もそぞろな澪は 手伝いに来てくれていたおりうに大事なことを気付かされる


巻末にはシリーズお約束となった作中で澪が作る料理の美味しそうな作り方がついています



卯月みゆきさんの装画も美しく 本ごとに使う色も 小説の中身をよくあらわしております

装幀は西村真紀子さん


料理人として人間として澪はまだまだ成長し続けていきます

シリーズが進むごとに澪を応援する理解者も増えていくようです