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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

晴れ

2009-06-23 08:34:59 | 子供のこと身辺雑記

晴れ
晴れ
晴れ
昨日 早くも叔父からお中元が届き 早速 朝食に干物を焼きました

庭で実った無花果
まだ早いと思うのに 鳥に食べられるからーと主人がとってきてしまいました

鳥さんが食べても それはそれで仕方ないじゃないよと思う私ですが 主人はむきになっています(笑)

せっかくなので 洗ってお仏壇に供えます
亡き母は 無花果も大好きでした

姫路は昨日から浴衣祭です

昨夜は降りそうなのでー案の定 七時過ぎ雷雨となりました

お天気次第では 子供達が帰宅しだい ちょっと行ってこようかと思います


平岩弓枝監修「花と剣と侍」 光文社

2009-06-23 00:02:13 | 本と雑誌

平岩弓枝監修「花と剣と侍」 光文社
平岩弓枝監修「花と剣と侍」 光文社
長谷川 伸 「真田範之助」
幕末にいた男 それを淡々と描写している

村上元三 「ひとり狼」
好きな話です
随分 昔に大映映画 市川雷蔵さんの主演で見ました

物語の語り手 孫八役は 長門 勇さん

ひとり狼と表現される伊三蔵は 渡世人だった父が死んで孤児となり 郷士の家で成長し そこの娘 由尾から思われ
一端は離れるが 一線を越えてしまい 二人の間には女の子ができた

由尾(映画では 確か小川真由美さんが演じていました)の父と兄は二人を許さず 引き裂かれます

賭場でも強く「おふくろの腹から両の手にさいころ持って生まれてきた」

人を斬ると つむった瞼裏に新しい卒都婆が見えるとも言う

余り笑わずいつも急ぎの旅をしている凄腕のー

後ろ姿に滲み出る孤独

雪の中 身分違いゆえに仲を裂かれた恋しい女

会うこともできない子供

小説も映画も名作です

わりと気楽な時代劇を多く観てきた少女時代の私に この映画は随分強い印象を残しました
小説も読み映画も観てほしいと思う作品です

山手樹一郎「霧の中」
一揆を取り敢えずおさめた父が牢におしこめられ自身も追われる右三郎
休み茶屋の女との何かこれからを期待させる終りかたも この作者らしく美しい

山手樹一郎氏の本は母がかなり持っていました

「江戸へ逃げる女」「桃太郎侍」「恋染め傘」
のほほんとしてるけど腕はたち女にも惚れられる主人公が明るくーさらに頭もいい
読んで楽しい話も多かったです

池波正太郎 「舞台うらの男」
赤穂義士 その討ち入りに味方した男の話

戸部新十郎「今日の夢」
美男の主人公より 沖田総司が強い印象残す一編

武田八州満 「五人の武士」
秀吉の城攻めの策謀により 翻弄される人々

野村敏雄「人間の情景」
それぞれに短いけれど 物語のその後にまで想像さそう作品です

戸川幸夫 「男谷精一郎信友」
勝 海舟の親戚で影響も与えた 剣だけでなく時代を見る目を持っていた男の話

松岡弘一「海賊船ドクター・サイゾー」 かなり大胆な入り方をしますが 自由な中に時代小説のエッセンスは入っています

古賀宣子「深川形櫛」
死んだ妻への思いと 罪を犯した男のことと

鎌田 樹 「末期の夢」
死が近い身寄りない老女が夢を見たという

捨てた子供のこと

死期近い女の 自分に優しい娘への 恩返しとは

平岩弓枝「子を思う闇」 花房一平シリーズからの一作

安心して 読めます