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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

米澤穗信著「秋期限定栗きんとん事件」下 創元推理文庫

2009-03-14 23:30:30 | 本と雑誌

米澤穗信著「秋期限定栗きんとん事件」下 創元推理文庫
米澤穗信著「秋期限定栗きんとん事件」下 創元推理文庫
小市民で生きようと約束した小山内さんと小鳩君

二人一緒に事件を解いてきたけれど 二人一緒だと小市民になりきれないことに気付き コンビは解消

新聞部の瓜野君に小山内さんは告白され付き合い始め 小鳩君は 仲丸さんと付き合うことに

町では連続放火があり 瓜野君は犯人を見つけようと張り切るがー

瓜野君は小山内さんを疑い始めてしまう

小鳩君も堂島と組み 正しい放火犯人を選別にかかる

放火現場に姿を見せる小山内さんの別の動機

これはもう 女は怖い 小山内さん 悪女の素質も見せています

小山内さん 小鳩君 コンビ復活♪です

片山若子さんの表紙イラストも とってもかわいい一冊

解説は作家の辻 真先氏

ドジって上巻 買い損ね ちょっと悔しい私です


坂東真砂子 子猫を殺した女の言い分?!

2009-03-14 15:56:23 | 本と雑誌

http://28.xmbs.jp/ch.php?ID=forlady&c_num=17753

一方 もうほとぼりは冷めたかと見たか

坂東真砂子著「子猫殺しを語る」という本が双葉舎から出版されるらしい↓

http://sofusha.moe-nifty.com/blog/2009/02/post-cd76.html

1700円も出して買う気はないが 逞しい商魂とも言える

http://www.delta-g.org/event/2009/03/post-121.html

↑なるイベントもあったらしい

興味を持って検索したら この本を読んだ人の感想も発見しました↓です

http://flinker.jp/item/detail/466900

未読だから何とも言えませんがーー; なんかイヤだ こういう本

殺すことが正義とは思えない

生きている命を愛したい

育てられないなら「命」となる前に 育てられない「命」をこの世に形にしてしまってから 投げ殺す

これが いかにも残虐だと思う

どう言い訳し言い張っても 人間だって避妊する

絶え間ないよな出産は 母体だって傷つける

私は・・・坂東真砂子さん個人の本は買う気がおきない

この騒動を本として出したことも ゾッとする 儲かれば何でもありか

未読で判断してはいけないが

坂東真砂子さんの小説以上に行動がホラーだ

私には目の前にある命を助けても 何とか救おうとしても・・・殺すことは・・家族の命でもかかってない限り 脅かされていない限り 奪うことはできない

小さな小さな 子猫 その命

雑誌の書評で本の出版を知って以来・・・・・

なんとも イヤな気持ち 不快感が増している


「黒鷺死体宅配便」4 角川文庫

2009-03-14 13:41:40 | 本と雑誌

「黒鷺死体宅配便」4 角川文庫
「黒鷺死体宅配便」4 角川文庫
「黒鷺死体宅配便」4 角川文庫
原作 大塚英志
漫画 山崎峰水

第一便 ありがとうあなた
町おこしプロジェクト 宇宙人の死体(実はサル)とコンタクト
イタコ体質のメンバーは サルの死体の中にいる宇宙人の意識体の「宇宙へ帰りたい」なる願いを聞く
死体の願いを叶える死体宅配便の仲間(一味と言ってもよい)達は 打ち上げロケットに乗るメダカ達に 宇宙意識体を憑依させ 宇宙へ帰すことにー

第二便 あなたが死んだら
更衣室から消えた女は僻地の寒村で見世物となっていた
そんな都市伝説をなぞるように その死体 人間標本はさらわれ殺されたのだそうだ
死体からの依頼を受けた死体宅配便の面々とあさからぬ因縁持つ元刑事の福祉課の笹山は 中国へ

死体宅配便のメンバーの女性が更衣室でさらわれてしまった 助けようとしたメンバー達もさらわれ
彼らは標本となった死体の助けを借りることにー

第三便 昨日までの顔
幽霊退治探偵 秋葉霊児 見参
死体ダウジングで見つけたコインロッカーの鍵
そのコインロッカーの中には鞄に入った赤ん坊の死体

現れた女を追う死体宅配便のメンバーは バイク男と出会う

彼は幽霊の依頼を受ける探偵だった?!

第四便 ささやかな欲望
高い所で死ぬ人間 彼らにとりついていたモノとは

虫好きアメリカ女性登場

娘が買ってきて「読む?」と貸してくれます

娘に言わせると こういう分野を好きになったのは 私の影響らしいのですが

大塚英志さんによる あとがきも楽しいです


杉本章子著「信太郎人情始末帖 火喰い鳥」文春文庫

2009-03-14 03:07:18 | 本と雑誌

杉本章子著「信太郎人情始末帖  火喰い鳥」文春文庫
杉本章子著「信太郎人情始末帖  火喰い鳥」文春文庫
死んだ父親の遺言でめでたく夫婦になれそうな信太郎とおぬいだったが 好事魔多し
火事の時 おぬいの伯父を捜しに行った信太郎は怪我をし目が見えなくなってしまう

おぬいは目が見えない信太郎が心配でたまらない

信太郎の姉おふじの子のいたずらを聞いて
遂に女中として奉公に上がる事を思いつく

息子をたぶらかした憎い女としか おぬいを見れない信太郎の母おさだだが 孫おみちには情も移る

厄介なのは信太郎の姉おふじ

信太郎の目が見えるようにならないことには

おぬいの苦労は続きそうである


北森鴻著「深淵のガランス」文春文庫

2009-03-14 00:34:08 | 本と雑誌

北森鴻著「深淵のガランス」文春文庫
北森鴻著「深淵のガランス」文春文庫
表題作「深淵のガランス」は ー異形の者、街を往くーそんな一文から始まる
濃紺の作務衣 白足袋 雪駄履き 鶴を思わせる痩身
腰の近くまで伸びた長髪

性別は男性である

花師なのだそうだ
木桶に花を入れて運びいける

名を佐月恭壱と言う
もう一つの職業は絵画修復師

北森作品では主役をはるシリーズ持つ旗師・陶子と繋がり持つ男

佐月には一緒に花師をする前畑なる食えない男がサポートするパートナーとしている

陶子を通じての仕事依頼

引き受けた絵の下には 別な絵が描かれていた

絵の持ち主の別れた夫は その下にある絵を出させようとする

何故そこまで執着するのか

佐月の指に神が宿る

「血色夢」個人がひそかに所有する洞窟壁画の修復を佐月は依頼される

それとは別に陶子絡みで あるいわくつきらしい絵にも関わっていた

付き合いある女性の父親の護衛から襲われ佐月は怪我をし入院することに

陶子の仕事絡みで近づいてきた浜田は 事の成り行きから 持った恨みを 仕事中の佐月を生き埋めにすることで晴らそうとするのだが

「凍月」佐月の少し若い頃の話

亡き父親の遺した日記を読んで 佐月はある女性を訪ねる
その女性の腹違いの兄は殺され犯人は捕まらないままだった

絵を修復した佐月は その犯人の姿に気付く

解説は ピーコさん
北森作品は必ずハードカバーで買うほどのファンなのだそうです