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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

藤原緋沙子著「潮騒」徳間文庫

2006-12-22 23:50:50 | 本と雑誌

藤原緋沙子著「潮騒」徳間文庫
浄瑠璃長屋春秋記シリーズ第2作 突然行方不明となった妻を捜し 家督を弟に譲り 江戸で暮らす青柳新八郎

生きる為 口入れ屋から仕事をもらう

「潮騒」 義父の墓参りで 泣き崩れる女性を見る 娘は冤罪で店を追われた美濃吉を好いていた悲しみの余り死んだという かたや娘を売り贅沢をする夫婦 そんな夫婦へ娘を返すわけにはいかないという人物は実は・・・

養女をあくまで食い物にする武家の妻女 強欲限りなし―です

「雨の声」 妻から三年前に託された手紙を届けに江戸へ出てきた男 娘に勤める店の若旦那との縁談があるという が 娘は何かに怯えていた

「別れ蝉」 これから騒動のもととなりそうな 美人のお夏登場 かなり飽きやすい 惚れっぽい性格のようです 同じ長屋のお八重さんも新八郎を憎からず思っており 消息不明の新八郎の妻の行方も気になります


藤原緋沙子著「父子雲」双葉文庫

2006-12-22 15:24:12 | 本と雑誌

藤原緋沙子著「父子雲」双葉文庫
藍染袴お匙帖シリーズ第三作

「父子雲」 長崎でシーボルトに引き合わせてくれ恩に なった井端が切腹 江戸にいる井端の家族はバラバラに 心痛める女医者 千鶴に シーボルトから井端の家族に会いたいという願いが―

だが井端の長男は誤解から シーボルトの命を狙っていた

「残り香」 亡き父の友人で 今は親代わりにも思う酔楽が 若い女に騙されている?!

千鶴は皆と 女の周辺を調べ始めるが・・・・・

無鉄砲な千鶴を心配する求馬 二人の恋の行方も気になります


藤原緋沙子著「雁渡し」双葉文庫

2006-12-22 12:27:16 | 本と雑誌

藤原緋沙子著「雁渡し」双葉文庫
藍袴お匙帖シリーズ第2作 千鶴は女医者 囚人 弱い者 虐げられた者へ 亡き父譲りの正義感と優しさで接し ゆえに事件にも巻き込まれていく

彼女に恋する求馬は 内心はらはらしながら 見守っている

千鶴先生は 心温かな知人達に囲まれ 頑張るのです


平岩弓枝監修「大江戸の歳月」光文社文庫

2006-12-22 00:49:37 | 本と雑誌

平岩弓枝監修「大江戸の歳月」光文社文庫
長谷川伸著「日本左衛門三代目」 取り手の囲みを破って逃亡した手段 その男の意外な現在

土師清二著「ありんす裁判」 事件の証人に呼び出し受け 花魁道中をするという その首尾は

山手樹一郎著「兵助夫婦」 婚礼の夜 新妻は言う 暴行されたことがあり生娘ではない と

事なかれ主義で呑気に生きてきた兵助だが 妻をかつて手籠めにした男の嫌がらせに ―斬る!―と決意してから生来の度胸 大胆さが 彼の人望を高める

村上元三著「狐の殿様」 急に大名になってしまった男は 生まれながらの大名とは 考え方 行動 まったく違っていたが なかなかに良い方へしたたかであった

故 市川雷蔵さんをイメージしつつ読みました

池波正太郎著「信濃大名記」 真田信之のある女性への恋情 堅実な生き方 その覚悟

湊 邦三著「藤馬は強い」 みかけが魁偉な為か 周囲から豪傑と思われている男は 戦いは苦手だったが 遂に戦う羽目に!

何処かユーモラスな作品です

戸部新十郎著「結解勘兵衛の感状」 落ち着かず主を決めず戦う男の人生は満足のいくものであったのだろうか

野村敏雄著「篝火と影」 父 斉藤道三を殺し 織田信長との戦いを 考える男の傍らには 裏切り者がいたのだ

新井英生「噂のぬし」吉良上野介は生きていたのだろうか?

松の廊下での刃傷の裏にあったものとは?

平岩弓枝「金唐革の財布」 詐欺にあった男が死んだ 事故か殺人か

世の中はせちがらい