登場人物は それぞれの理由で不幸な生い立ちであった人間が多い
主人公の男性は 占い師やカジノのディーラーもこなす
ま あまりまっとうな生業ではないが
危ない仕事も引き受けなくてはいけない立場らしい
そこで占い師として ある人物に近づかなくてはならなくなる
相手は当たらなかった占い師の命を奪ったこともあるらしい人物
主人公のカード師は・・・実は占い・・・未来が視〈み〉える力などない
与えられた仕事として この危ない大物・佐藤に認められなくてはならない
仕事で関係ある謎の女・英子
ディーラーする店で顔見知りな人々
主人公に占ってもらいに現れる客たち
危険なカジノでのゲーム
主人公は生き残ることができるのか
手記の形で魔女裁判で迫害され火刑に処せられる様子 錬金術師のこと
他にも神話
タロットカードについて
オウム真理教
阪神大震災
世界中に多くの死者をもたらし大迷惑をかけ多大なる被害を与えたーコロナと呼ばれるようになった中国の!武漢発の謎伝染病
物語の中に色々ちりばめられる
内面に闇も抱える主人公だが 自分が育った施設にある善行を申しいれる
ここでは読んでいて ほっとさせられるかも
著者自身による 文庫解説にかえてー「カード師について」で 本作に触れた言葉があります