「雞煲」
最寄駅は堅尼地城。士美非路街市の熟食中心と呼ばれるフードコート内に入っています。
当店が旅のリスト入りしたのは、「アガる香港旅」で講師をした池上千恵さんのプレゼンより。
当初は私と寝太郎さんの二人旅なので、積極的に予定に組み込んでいなかったのですが、
たまたま訪港の日程が香港迷の友人お二人と重なり現地集合が叶うことに。
胃袋が4つとなれば、火鍋もまた楽し。
3軒の候補店から残ったのが、一番気兼ねがいらなく、お財布にも優しいであろう当店です。
予約ができるのか否か、店の詳細な情報がわからなかったので、18時に現地入りすると、
フードコートはガラガラに空いていて(汗)。それはそれで、心配になっちゃうんですけど。
利用人数を告げ、指示を受けられたのが4人掛けのテーブル席。
卓上には、グラス、取り皿、取り椀、箸、メニューなど。
また、ピッチャーに入ったお茶とボウルがセットされるので使う食器を自分で洗います(洗杯)。
ドリンクは、藍妹啤酒HK$20×2からスタート。テーブルサイドにワインクーラーを置き冷やしてくれます。
日本語メニューはありませんでしたが、料理はオーダーシートもあるので、カタコト広東語でも大丈夫。
それに店の方たちがとても親切なので、チョイスする際にも細かくアドバイスを受けられました。
ん!この店にして良かったわ。
子薑皮蛋HK$48
トップバッターは麻辣の海に浮かぶとろんとした皮蛋とガリ。
乾雞煲(半隻)HK$128
お目当ては招牌菜の雞煲。乾鍋と火鍋があるので、ハーフサイズでそれぞれを頼むべきかと
迷っていたんですけど、店のおじさんから乾鍋を食べたあとの鍋にスープを入れて、火鍋ができるよ
とサジェスチョン。よって、乾鍋で決まり!
辛さは大・中・小・微・走辣(辛さ抜き)から選べ、チョイスは小辣。
味がぐぐっとしみ込んだ鶏肉はピリッと旨辛系で玉ねぎの甘みも効果的。
実直な美味しさの第一ラウンドです。
なお、後足しできるよう辛味調味料も置いてくれました。
翡翠雲耳炒鮮菌HK$68
セロリ、キクラゲ、レンコン、キノコの炒め。
きっちり油が回っていますが、軽やかあっさり味で素材の持ち味が生きていました。
威魚蒸肉餅HK$68
上には針生姜。
肉餅は硬くなりすぎずふわっとした食感で威魚の塩気と風味が相まって味わい深い。
三色蛋HK$58
皮蛋、塩蛋、鶏卵の蒸しもの(皮蛋、塩蛋は賽の目にカット)。
醤油タレがかかった家常的な茶碗蒸しです。
さて、鍋は第二ラウンドに突入。カセットコンロを使用。この段階でスープも入れてもらいます。
内蒙肥羊HK$68
牛肉はいいお値段なので、羊肉で。
西洋菜HK$23
クレソン。
各自好きなタイミングでいただきます。
ピリ辛さを引き継ぎ様々な素材の味がスープの奥行きを深めてくれ、一粒で二度美味しいお得感。
この食べ方アリ!だと思いましたよ。
唐生菜HK$23
中国レタスも追加注文。
赤酒、白酒は各HK$138。ワインは卓上に持ってきてくれ、選ばせてましたよ。
そうこうしているうちに、森堡啤酒 Sonderberg Beer のお姉さんが制服姿で登場したので、
さっそく2本注文(HK$15×2)。グラスに注いでくれるし、写真撮影にも快く応じてもらえました。
以前、北角の「東寶小館」さんではカールスバーグのお姉さんを見たけれど、
街市の食堂にはこうして、ビール売りのお姉さんがいるのかしら。なんだかとても楽しいぞ。
がらがらに空いていると思っていたフードコートも、ピークタイムには満員御礼。
お客様が入れ替わり立ち替わりで活気づいていました。私達、少し焦りすぎていたのかも。
埋單は、約1人当たりHK$210.5 なお、服務費はかかりませんでした。
雞煲
西環堅尼地城士美非路12K號士美非路市政大廈2樓熟食中心
TEL 852-2816-2098
営業時間 月~日:17:00-00:00