「生記粥品專家」 Sang Kee Congee Shop
最寄駅は上環駅。店を覗くと、狭い店内は1人客で8割方埋まっている。
こりゃあ、スーツケースを持った観光客がおいそれと入れる感じではないわ。
すると、店のおばちゃんが出てきて、私にはよくわからない広東語と身振り手振りの
アクションで指示を出してくれた。
おそらく、こっちはダメダメ!並びの店に向かえということだろう。
その並びの店(生記清湯牛腩麵)は、姉妹店らしく互いの料理が食べれるらしい。
席数も「生記粥品專家」より多いようで、幸い入口近くに席があったので、
スーツケースごとお邪魔させてもらった。
(寝太郎) いや~!冷や汗でたよ。僕たちおばちゃんに叱られてるんじゃないかな。
地元の人たちのご飯処に、でっかい荷物もって現れてきたんだから。
こうして、ご厚意により入店できた迷惑な日本人ツーリスト2名とマスコットぱんだたち。
卓上には調味料や薬味、箸などが置かれているのを確認後、メニューからお目当ての粥を選ぶ。
今回の旅はペーパーレスを心がけて、必要情報はスマホに入れてあるからね。
ここで、私が食べたいのは豬潤粥なのよ。
(みに:イメージ) 寝太郎さんは何にする?こっちの青いメニューも内容は同じよ。
openriceによると、招牌菜(看板料理)は牛肉粥 / 魚腩粥 / 鯪魚球粥ってなっているわ。
(先生:イメージ) みにさん、わからないことあったら写真送ってください。
(みに:イメージ) そうだ!一応、広東語の先生にコレ撮って送っとこうか?
旅行期間中、日本でチェックして返信してくれるって。
(寝太郎) 朝から使うなよ~!先生、忙しいんじゃないか
お粥のメニューはそんなに難しくないから自分で決めるよ。
お粥選びに奮闘していたら、日本語メニューも出してくれました。ご厄介かけます。
鮮豬潤粥HK$29
お粥にはネギと生姜入りの濃い口の醤油タレがセット。
惜しみなく入った豚レバーが、糊のように粘度のあるとろ~りとしたお粥に
マッチして本場感たっぷり、そしてめちゃ美味い!
ひょっとしたらレバーを最高に美味しく食べれる料理はお粥なのかも。
こういうお粥が日本では食べたくても食べれないのよ(涙)。
飛行機代をかけてやってきた甲斐があります。
お手元タレも好みだけれど、私はなくて十分。このままずっと食べていたい。
(ノブロー) 管理人が恋い焦がれた豚のレバー粥だで。
レバーの旨味が米粒を残さねえほどとろとろになった粥に入りこみ、混然一体となってるだ。
鮮魚腩豬肉丸粥HK$50
寝太郎さんは雙拼類からのチョイス。魚バラとミートボールの2種が入ったお粥です。
はつらつとしたミートボールは熱々ハフハフで食感豊か。
また、魚はブツ切りのため骨があるのでご用心。
こちらは粥自体にも、生姜がよく効いており、袖珍類(mini size)と比べ容器も大きく
ボリューム十分。
食べ終わる頃には、お店の外で待ちのお客様も。お店は当然、相席スタイルです。
卓に置かれた伝票を持って、レジでのお会計。
2年前、佐敦の「彌敦粥麵家」さんでいただいた豬潤肉丸粥も絶品だったけれど、
当店の鮮豬潤粥も負けてはいない。より大衆的で骨太な魅力がありました。
さて、外に出たときに気がついた。
ここから正面に見える店はあの「沙茶餐廳」さんではないか。
自身の中にも徐々にこの周辺の地図ができてきたように思います。
生記粥品專家 Sang Kee Congee Shop
上環畢街7-9號地下
TEL 852-2541-1099
営業時間 月~土:06:30-21:00
生記清湯牛腩麵
上環禧利街20-22號地下
TEL 852-2541-8199
※『蔡瀾(チャイラン)の香港を丸ごと味わう』蔡瀾(河出書房新社):同誌カメラマン
菊地和男氏のコメントによると、昼以降の利用がおすすめ。
推奨料理は大根と牛モツ類のスープ。