浪速おやじのつぶやき日記

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浪速夢見頃>映画(3)雨月物語

2014-04-01 09:05:52 | ホームシアター鑑賞

ウィキペディア日本語版引用参照
浪速夢見頃>映画:雨月物語
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感想文 あらすじ
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天正十一年春。琵琶湖周辺に荒れくるう羽柴、柴田間の戦火をぬって、北近江の
陶工源十郎はつくりためた焼物を捌きに旅に上った。従う眷族のうち妻宮木と子の
源市は戦火を怖れて引返し、義弟の藤兵衛はその女房阿浜をすてて通りかかった
羽柴勢にまぎれ入った。彼は侍分への出世を夢みていたのである。合戦間近の
大溝城下で源十郎はその陶器を数多注文した上臈風の美女にひかれる。
彼女は朽木屋敷の若狭と名乗った。注文品を携えて屋敷を訪れた彼は若狭と付添の
老女から思いがけぬ饗応をうける。若狭のふと示す情熱。もう彼はこの屋敷から
のがれられなかった。一方戦場のどさくさまぎれに兜首を拾った藤兵衛は馬と
家来持ちの侍に立身する。しかし街道の遊女宿で白首姿におちぶれた阿浜と
めぐりあい涙ながらに痛罵される。日夜の悦楽から暫時足をぬいて町に出た
源十郎は一人の老僧に面ての死相を指摘される。屋敷に戻った源十郎は
若狭たちに別れを切り出す。怒りの中引き留めようとする若狭たちだが彼に触れる
ことが出来ない。源十郎の背中には呪符が かかれていたためであった。
翌朝源十郎は廃墟の中で目覚める。若狭たちは織田信長に滅された朽木一族の
死霊だったのである。源十郎はとぼとぼと妻子のまつ郷里へ歩をかえした。
戦禍に荒れはてた北近江の村。かたぶいた草屋根の下に彼は久方ぶりで
やせおとろえた宮木と向いあう。しかし一夜が明けて、彼女も幻と消えうせた。
宮木は源十郎と訣別後、落ち武者の槍に刺され、すでにこの世を去って
いたのである。源十郎は爾後の半生、宮木を弔いつつ陶器つくりに精進した。
その傍らには、立身の夢破れて帰村した義弟、藤兵衛と阿浜の姿もあった
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 私が9歳時の映画で何時の世も欲と意地に
翻弄される馬鹿な男達の憎めない人情と悲しさ、
それを支える女房達の逞しさは現代にも通じる
ものが有り味わいの有る作品だと思います。
2011年8月吉日鑑賞
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