浪速おやじのつぶやき日記

川柳・都々逸・詩などでボケ防止

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ88号

2014-05-23 10:16:45 | あかがわ川柳クラブ

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ88号(2014年5月)
コープ大阪病院:あかがわ生協診療所:川柳月例会
会員作品は高齢者(主に60歳代~80歳代)です
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賛彩天(特選)
兼題〔補〕(天)川端一歩)お互いに杖になろうとする握手
兼題〔好機〕(天)荒川鈍甲)いつか来る好機をつかむ素地も要る
自由吟  (天)延山みえ)古箪笥あければ春が滑りこむ
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兼題 「好機」1
茂 )大災害原発無くす好機だね
正道)自らの力で好機引き寄せる
妻子)百姓の好機はいつも待ったなし
勇 )宝くじ一度で良いよ好機待つ
弘子)良縁の好機見逃す独身者
千恵子)燕の巣慶事ありそな気配する
みえ)やつど来た逃がしてなるかこのチャンス
邦夫)増税を好機ととらえ物価上げ
一歩)一円玉キミもチャンスがやつてきた
元紀)侵略の好機自らつくりだす
千恵子)有り余る元気と時間今使う
文子)ペンを持つ字を書く好機めぐまれて
千恵子)サラリーマン嬉しいベアの春の風
佐津乃)真央ちゃんのギネス認定あたたまる
鈍甲)軍事産業今が好機とほくそ笑む
元紀)政治の好機は国民の迷惑
倫子)好機だと聞くから初めて買つた株
みえ)アンテナを張つて好機をキヤツチする
兼題 「人情」佳句
勇 )河内人人情厚く親切よ
一歩)ごちそうさん好きで朝から泣き笑い
みえ)どん底で受けた情けは忘れない
千恵子)小津作品人の心に灯をともす
倫子)大阪のおばちゃんみんな人情家
人の句
一歩)人情の厚い友だちたんと持ち
地の句
正 )オレオレ詐欺老いの情けを弄ぶ
天の句
美智子)人情の輪の中にいてあまえてる
軸吟
典子)お隣が人情話持ってくる
兼題 「好機」佳句2
弘子)好機すらわからぬままに勝負す
典子)嫁姑言いだす好機探してる
正 )あの時が最後のチヤンスだつたのか
みえ)人生の好機気付かず逃tてる
典子)ピクピクと魚が知らせている好機
倫子)寝て待てと言うがチャンスはまだ来ない
一歩)終盤の好機確かめ確かめて
正 )ピンチこそチヤンスが巡るサインです
勝弘)家康のつもりでチャンス待つている
文子)誘われて好機めぐまれ川柳へ
人の句
正 )コツコツとやつた努力は報われる
地の句
邦夫)安保破棄好機今でしょ声高に
天の句
鈍甲)いつか来る好機をつかむ素地も要る
軸吟
美智子)ライバルは体養今だ良い機会
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兼題 「補」1
一歩)補欠でも練習量は負けてない
倫子)三才のカタコト五才が補足する
正道)補欠でもチャンスを生かせ夢舞台
みえ)トップより補佐に徹してつつがなし
勝弘)焦ったのは理研補助がほしかった
美智子)生活費補填は税と同じ程
文子)月会で補う言葉も勉強に
千恵子)二人して補い合った五十年
勇 )東大出仕事で勝てぬ課長補佐
佐津乃)杖をつき老いの体を補正する
佐津乃)補装具をつけてリハビリ手にスマホ
弘子)初めての役職ついた就任補佐
正道)大企業補正予算でぼろもうけ
元紀)判事補が現実知って弁護士に
鈍甲)九条がノーベル平和賞候補
邦夫)本文より補足の文を言いたくて
典子)辞書を繰り補う言葉よっている
兼題 「補」佳句
茂 )本当は補佐のお方が実力者
みえ)補充する後から税が追いかける
典子)たっぷりと緑補う鍋料理
鈍甲)割れ鍋を妻補うてあまりある
兼題 「補」佳句2
元紀)補佐をする立場の者がイエスマン
美智子)原発の補強ではなく廃炉でしょ
文子)台所子等の補う楽しみも
邦夫)改憲へ補完勢力そろい踏み
千恵子)素うどんに
七味をかけて味締める
妻子)満ち足りて
栄養補給せんでええ
人の句
勝弘)お役所は補佐が責任被るとこ
地の句
倫子)エエ時に来たと姑に使われる
天の句
一歩)お互いに杖になろうとする握手
軸吟
正 )微力でも補い合えば事はなる
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兼題 「自由吟」1
茂 )当てならぬ天気予報と政治家は
勇 )辛くても耐える心で花も咲く
妻子)年中の食の準備だ花見など
弘子)古希近し資格取得にフアイト出す
正道)八億で買った熊手で墓穴掘る
正道)渡り鳥インフルエンザまきちらす
元紀)排ガスのまみれで禁煙推し進め
千恵子)集中が途切れたとこで失敗し
元紀)利益吸うスポンジ水が落ちてこず
邦夫)しがらみはないと言ってた人だあれ
邦夫)増税にすこし抵抗買いだめす
文子)ベランダに咲いた花にも虫の幸
文子)晴れた空お日様眺め幸を知る
みえ)日溜まりに老女並んでホツコリと
倫子)呆れても叱らずにただ笑っとく
勝弘)うれしいな墓穴掘ってる市長さん
正 )原発ゼロ死の商人が暦をかむ
兼題 「自由吟」佳句
美智子)染みは消せる努力おしむな割烹着
佐津乃)シルバー席新茶が届く座がはずむ
典子)忙しい愚痴を聞いてる立話
倫子)やっと春今年も櫻咲いてくれ
鈍甲)ヘイトスピーチ次は平和が的になる
美智子)古里の花の便りは絶えたまま
勝弘)原発ノー三分の二に自信持つ
正 )増税がじわじわ首を絞めにくる
千恵子)九条がノーベル平和にノミネート
佐津乃)思い出の袋の中に数え唄
人の句
典子)ときどきは心の花に水をやる
地の句
鈍甲)菜の花と川のさざ波ハモリ出す
天の句
みえ)古箪笥あければ春が滑りこむ
軸吟
一歩)母の日はお墓へどんな土産持つ
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