浪速おやじのつぶやき日記

川柳・都々逸・詩などでボケ防止

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ71号(2012年12月)

2015-03-24 11:30:33 | あかがわ川柳クラブ

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ71号(2012年12月)
コープ大阪病院:あかがわ生協診療所:川柳月例会
会員作品は高齢者(主に60歳代~80歳代)です
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賛彩天(特選)
兼題〔米〕 (天)(弘子)米櫃の底が見えたら給料日
兼題〔前進〕(天)(千恵子) 前進が叶えば少し振り返る
自由吟   (天)(はこベ) エンピツで一票に描く未来絵図
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兼題〔前進〕
(弘子 )富士登山一歩一歩と頂上へ
(由比 )次次と医術前進ノーベル賞
(茂  ) 総選挙政治改革前進へ
(文子 ) 赤ちやんは手足ばたばた前進す
(一歩 ) 風ばかり読んで進歩のない私
(佐津乃) ゆつくりど歩こう先はまだ遠い
(一歩 ) 前進は半歩重ねるだけでよい
(妻子 ) 前進をした川柳も字余りだ
(美智子) 前進の気にともなわぬ身と心
(昭子 ) 親鴨のあと子鴨十匹路渡る
(みえ ) 学問に終わりはないよ前進だ
(はこベ) 脱原発せ―ので押して皆押して
(由比 ) 父の汗子も負けないとやる気出す
(鈍甲 ) ススメススメ進軍ラッパ聞こえそう
(邦夫 ) 壁破り前進すれば明日が見え


浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ75号(2013年4月)

2015-03-24 10:32:46 | あかがわ川柳クラブ


浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ75号(2013年4月)
コープ大阪病院:あかがわ生協診療所:川柳月例会
会員作品は高齢者(主に60歳代~80歳代)です
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賛彩天(特選)
兼題〔花〕(天)(江島谷勝弘)古稀近し今が花だと思うてる
兼題〔者〕(天)(猪口茂)リストラで捨てられる者物じゃない
自由吟  (天)(近藤正)野島断層すごさ体感震度七
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兼題〔花〕
(正道)花なれば色香を競い春を行く
(妻子)雪消えて梅桃桜どっと咲く
(弘子)やつと咲き見飽きぬ日日の枝垂れ梅
(典子)定食に菜の花漬けが添えてある
(はこベ)花が好きダンゴも酒も嫌でない
(由比)春爛慢今年も無事で花見酒
(元紀)はなまつり甘茶を喉に施して
(美智子)白い花供え淋しい新仏
(佐津乃)季節風つぼみの形変えさせる
(邦夫)なかなかに花と緑の街できず
(はこベ)チューリツプ大笑いする午後一時
(正)ヒアシンス香りいっぱいトイレツト
(勇)通り抜け夫婦桜に春が来る
(文子)造花より生きた花から元気受け
(典子)今日だけを咲く朝顔に教えられ
(はこベ)良き友よ来年もここ花筏
(邦夫)プロポーズ花一輸で決めたっけ

兼題〔花〕佳句
(一歩)花言葉持っているのか野の花よ
(みえ)一輪のバラに心がときめいた
(倫子)雪かぶり春告げている福寿草
(千恵子)蝶よ花育てた子供遠くなる
(正)投機家はアベノミクスが花舞台
(勇)南風吹けば春来る花香り
(千恵子)桜湯を飲んで嬉しい祝いの日
(勝弘)花道を急いで散った団と勘
(美智子)青空へ花一斉にほころびる
(一歩)花だって好きよと言えば頬染める
兼題〔花〕佳句
人の句
(正)山桜踏み散らし飛ぶオスプレイ
地の句
(倫子)願わくは花も実もあるよい政治
天の句
(勝弘)古稀近し今が花だと思うてる
軸 吟
(鈍甲)咲き誇る春の花にもある憂い
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兼題〔者〕
(はこベ)死者たちが生者に託す平和の世
(佐津乃)大物と言う役者でも命がけ
(美智子)兄弟が会えばすぐさま田舎者
(邦夫)若者の熱気ムンムン甲子園
(由比)何者が盗む仏像罰あたり
    武者人形奮発孫の初節句
(邦夫)悪政が地獄へ弱者追い落とす
(美智子)のんき者子供も孫も似てしまい
(文子)戦中の苦労の身体元気者
(倫子)銀行の者だと言って詐欺師来る
(勝弘)回りには役者が多うて困ります
(鈍甲)弱者と弱者いがみ合わせてほくそ笑み
(元紀)曲者よ出会え出会えと新聞紙
(鈍甲)民主主義の被り物したならず者
(一歩)為政者に言うてやりたい二つ三つ
(千恵子)一日を矩撻で過ごす怠け者
(茂)首相にはこの者だけはしたくない

兼題〔者〕佳句
(元紀)怠け者サラリーマンの処世術
(正道)敗者にも声が飛ぶのが甲子園
(弘子)若者の流行る言葉に苦笑い
(勝弘)いま流行です第二者委員会
(妻子)偽物も居そうなテレビコマーシャル
(佐津乃)外野席愚痴を聞いてる暇がない
(倫子)法皇も引退すれば巡礼者
(勇)最近は警察官も犯罪者
(はこベ)直ちには影響ないは曲者だ
(典子)会者定離反発できぬ歳になり
兼題〔者〕佳句
人の句
(みえ)春四月喜ぶ者も泣く者も
地の句
(一歩)本当の知恵者が隅にでんといる
天の句
(茂)リストラで捨てられる者物じゃない
軸 吟
(正)モトクロス西の九でと不埒者
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兼題〔自由吟〕
(茂)希望持ち国作りする環境を
(正道)オスプレイ沖縄なみに日本中
(弘子)震災で生きてく力培われ
(妻子)安倍総理ゼネコン肥やしとも言われ
(千恵子)何でもない事喜んでくれる友
(勇)日銀も白から黒へ入れ替えた
   初節句高く泳げよ鯉職
(佐津乃)不揃いの雲の流れに来る予感
(元紀)感動の押し売りみたいテレビ局
(みえ)おひな様熟年離婚ないですか
(元紀)森深く鳥も通わぬニュータウン
(みえ)自死するな父母の嘆きを知るならば
(邦夫)TPP日本の国をわやにする
(由比)領有をめぐる尖閣波騒ぐ
(はこベ)お手を取り案内します戦争へ
(倫子)外国人に守られている相撲界
(千恵子)春の声そろり運動したくなる
(正)国防軍あとは赤紙刷るばかり
兼題〔自由吟〕佳句
(美智子)そよ風に洗濯物が笑ってる
(勝弘)原発が無くても越せた夏と冬
(典子)この雲は故里行きの電車です
(鈍甲)ヨイトマケヨイトマケよと母の歌
    仇花を咲かす浪速の気うつ症
(文子)古き友九十路すぎれば数がへり

兼題〔自由吟〕佳句
(佐津乃)イカナゴの釘煮茶漬けの味方する
(倫子)何時の世になっても弱者泣いている
(正)志位さんがベースアツプの口火切る
(勝弘)同盟国だけの理由でTPP
人の句
(典子)山山の精が萌えてる負けられぬ
地の句
(はこベ)ペンタゴンの上空ルート出来ますか
天の句
(正)野島断層すごさ体感震度七
軸 吟
(一歩)権力を掴むと耳が悪くなる
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浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ96号(2015年1月)

2015-03-24 09:55:39 | あかがわ川柳クラブ

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ96号(2015年1月)
コープ大阪病院:あかがわ生協診療所:川柳月例会
会員作品は高齢者(主に60歳代~80歳代)です
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賛彩天(特選)
兼題〔紋〕(天)荒川鈍甲)葵の紋はいらぬ裏店時代劇
兼題〔渋い〕(天)平嶋美智子)安倍総理自共対決渋い顔
自由吟(天)近藤正)オール沖縄自民議席をなぎ倒す
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兼題 「渋い」1
小林妻子)渋柿を忘れる甘さ吊し柿
勇  )お茶の会渋いお茶飲み話し合い
喜多佐津乃)我が人生渋み苦しみ聞き流す
文子 )天気見て渋い顔する子どもたち
喜多佐津乃)渋柿を揃えて吊るす里の軒
猪口茂)高齢者渋い服装マッチする
千恵子)健さんは日本男子の理想郷
江島谷勝弘)健文太のちのちなって渋くなる
千恵子)渋柿をお酒に漬けて甘くする
延山みえ)太陽の恵みで渋柿甘くなる
荒川鈍甲)健文太渋い昭和がいなくなり
近藤正)橋本氏渋柿くって顔しかめ
荒川鈍甲)干し柿のすだれ景色に里の秋
田中邦夫)古民家に渋み漂う黒柱
弘子 )増税は延期になれど渋い国
井上正道)今笑顔選挙終われば渋い顔
兼題 「渋い」佳句
井上正道)渋渋に別れを惜しむ万札に
弘子 )金持ちは人ほど渋い金使い
田中邦夫)大企業内部留保を出し渋る
荒川鈍甲)ジャンバルジャン渋い男がいた波止場
延山みえ)渋しぶと合点したが矢張りいや
川端一歩)宇野重も通行人をやってから
近藤正)健文太渋い役者が流れ星
延山みえ)高砂や謡い納める渋い声
川端一歩)渋渋に貸したお金が帰らない
江島谷勝弘)憧れの渋い男になれなんだ
人の句 千恵子)行く年の湯呑茶碗の澁落とす
地の句 川端一歩)健文太澁い二人は反戦派
天の句 近藤正)安倍総理自共対決渋い顔
軸吟・平嶋美智子)渋滞の後尾につけて遅遅と行く
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兼題 「紋」1
川端一歩)夫殺しの波紋果てなく
延山みえ)万全を期したが指紋足が付き
喜多佐津乃)子宝のためにずみ父さん紋付で
荒川鈍甲)天満宮と同じ家紋でなにぬねの
弘子 )時代劇三つ葉葵に頭下げ
弘子 )華燭の典着物姿で家紋入り
妻子 )九条が男の紋に引っ掛かる
井上正道)紋付の羽織袴でおもらしか
猪口茂)悪代官目に入らぬか葵紋
文子 )提灯の紋を眺めて幸思う
勇  )議員様背広に光る菊の紋
田中邦夫)沖縄の偉大な民意押し寄せる
江島谷勝弘)紋日だなバスも電車も乗り遅れ
みえ )紋所一つでハハーと言わせたい
平嶋美智子)信玄の紋と名字をいただいて
千恵子)鍵代わり指紋をあてて通過する
川端一歩)ご先祖は百姓なのに桐の紋
兼題 「紋」佳句
井上正道)紋切で空約束の安倍総理
勇  )高齢者紋付袴良く似合う
田中邦夫)良き策は波紋の如く届けられ
猪口茂)昆虫は紋の模様で勝負する
佐津乃)信念を通せばおのずと来る波紋
延山みえ)はんなりと揚羽の蝶は女紋
川端一歩)風紋も選挙が好きで勝と書く
千恵子)初節句小さな織紋入れる
文子 )紋付の着物箪笥で欠伸する
小林妻子)子を産んで育てる女紋だろう
人の句 江島谷勝弘)九条は日本国憲法の紋
地の句 美智子)それぞれの葵に守られ墓の霊
天の句 荒川鈍甲)葵の紋はいあらぬ裏店時代劇
軸 吟・近藤正)家系図に我が家の家紋上り藤
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兼題 「自由吟」1
みえ )貧しいが山盛り夢の花咲かそ
喜多佐津乃)スローモーション暮れの掃除は何時終わる
井上正道)重税でフトコロ寒し冬ごもり
弘子 )ポリポリと番(つがい)が餌と戯れる
千恵子)演説の声も届かぬ選挙戦
文子 )朝の雪昼はぬかるみ夜は雨
平嶋美智子)国選で勇気ますます地方選
妻子 )原発は汚染したって死んだって
荒川鈍甲)当てのないアベノミクスをあてにさす
江島谷勝弘)定点で呟く人が増えている
田中邦夫)なぜ復帰小渕松島いりません
猪口茂)政権党庶民いじめて総選挙
平嶋美智子)気が付けば声が枯れただけの風邪
喜多佐津乃)柊の小花が誘う鼻の先
勇  )揚げ物が食卓に出るフライデー
勇  )六年後ハヤブサ2号と再会を
荒川鈍甲)蟻がいま己が力知りはじめ
千恵子)鍋つつき小さな平和感謝する
近藤正)骨のある党伸び頭痛い安倍
猪口茂)反基地で沖縄魂勝利する
田中邦夫)幸せの黄色いハンカチそっと出す
小林妻子)過疎厳し猪の子を祝う子が居らぬ
井上正道)戦争の足音響く自衛隊
江島谷勝弘)五巡目のひつじ迎えた祝ってや
佐津乃)師走風抱いて膝寄せ思案する
美智子)去年今年無病息災地で行こう
近藤正)マララさん心の叫び平和賞
荒川鈍甲)たたかった分だけ次の世に継ぐ
江島谷勝弘)沖縄の全勝日本うごきそう
人の句 千恵子)振り抜けば災害多い年だった
地の句 延山みえ)絆など切って自由にとんでいけ
天の句 近藤正)オール沖縄は自民議席をなぎ倒す
軸吟  川端一歩)お祝いの歌で今年を締めくくる
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浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ97号(2015年2月)

2015-03-24 09:50:06 | あかがわ川柳クラブ

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ97号(2015年2月)
コープ大阪病院:あかがわ生協診療所:川柳月例会
会員作品は高齢者(主に60歳代~80歳代)です
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賛彩天(特選)
兼題〔川〕(天)川端一歩)川下でないが非正規あふれてる
兼題〔朗らか〕(天)近藤正)風邪に効く免疫力は笑い声
自由吟(天)延山みえ)ひからびた心潤す人に逢う
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兼題 「朗らか」1
鈍甲 )朗らかに笑う白い歯五万ドル
正  )朗らかな笑い弾ける家族会
みえ )朗らかに見えて辛さに耐えている
佐津乃)朗らかな仲間の中で知恵もらう
倫子 )朗らかな家は猫まで笑い顔
美智子)朗らかな人の集いに仲間入り
文子 )青い空心朗らか鳥は飛び
佐津乃)趣味の会意気投合の丸い顔
みえ )朗らかに笑いストレス飛んでゆけ
邦夫 )孫可愛い涙笑いで朗らかに
勝弘 )飲み会はみんな朗らかにしてる
倫子 )朗らかな人だ泣いても笑ってる
文子 )朗らかに元気な子供走る声
一歩 )朗らかにいつもラッパを吹いている
勇  )同窓会朗らかなはづ訃報飛び
正道 )朗らかに笑う人こそ苦労人
妻子 )朗らかで居れぬ隣国との調和
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「朗らか」2佳句
弘子 )朗らかにすくすく育て新生児
元紀 )戦争の話体験朗らかに話し
一歩 )連れ合いが死んで朗らかなりはった
正  )七草粥腹を癒して朗らかに
一歩 )母さんは歌と踊りが好きだった
倫子 )お多福がいいな澄ました美人より
邦夫 )朗らか人にシラなし汚れなし
佐津乃)半日も喋り笑顔を置いていく
鈍甲 )蝋梅にはしゃいだ君の四回忌
勝弘 )朗らかな人に私は憧れる
人の句 美智子)朗らかにすれば痛みは裏を向く
地の句 鈍甲)相撲取り気取りで仕切る妊婦さん
天の句 正 )風邪に効く免疫力は笑い声
軸吟・千恵子)何見てもプット吹き出すお年頃
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兼題 「川」1
文子 )淀川の流れに光る幸祈り
正道 )川上に望み託してただ歩く
弘子 )川柳は多読ほんのり灯り見え
みえ )めはりずし春はうららの川下り
千恵子)浅いよに錯覚してた深い川
一歩 )川船に乗って花嫁村に来る
美智子)山間の沢も大河を目指してる
勝弘 )水道水川のおもかげ思うてる
美智子)天の川真ん中あたり父母の影
元紀 )橋のない川は今でも差別あり
鈍甲 )天と地のめぐみを運ぶ川である
茂  )これ以上川を汚さぬ子孫まで
弘子 )川の字で寝た子も今は父となり
佐津乃)どの川も水の怖さを知っている
倫子 )破産後の社長河童の川流れ
正道 )川遊び鮎釣り父と遠き日に
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兼題 「川」2佳句
美智子)城北のわんどの魚生きてあれ
文子 )おとなしの川も嵐に泣かされて
邦夫 )川汚し大海汚し地球消え
勇  )人生と時の流れは川のよう
佐津乃)せせらぎに笹の葉舟を流した子
千恵子)迷う時川のささやき聞きに行く
みえ )懐かしい思い出だけは流せない
勝弘 )私とこ川より低いゼロ地帯
鈍甲 )先祖から命つないだ里の川
元紀 )川魚身体に合わぬ力持ち
人の句 妻子)激流の話はしない川はたゆとう
地の句 倫子)川も人も流れる暮れの戎橋
天の句 一歩)川下でないが非正規あふれてる
軸 吟・正)大川の柳は春を予感する
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兼題 「自由吟」1
勇  )寒い夜一家で囲む鴨の鍋
妻子 )大正の中味も錆びたなと思う
正道 )都構想鶴の一声蘇る
弘子 )待っている人がいるから生きられる
茂  )大企業内部留保で金庫肥え
元紀 )行楽と選挙天気で左右され
勝弘 )大集会大デモを今するべきだ
文子 )待っている人がいるから生きられる
千恵子)喜怒哀楽素直に出して初詣
佐津乃)正月用初着揃えた戦中派
文子 )卒寿でも若い仲間で若くなり
佐津乃)猫撫で温もりちょっと貰っとく
倫子 )雪止まぬ待てば春の日来るのかな
倫子 )階段を上がった用件早や忘れ
邦夫 )寝返って大阪潰し船出する
美智子)都構想あの党やはり首を縦
正  )聞く耳を持たぬ総理に先はない
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兼題 「自由吟」2佳句
邦夫 )軍事費をドカーンと削り福回せ
勝弘 )都構想わけがわからぬ助け舟
正  )謀略を重ねゴリ押し都構想
正  )羊にも羽ばたく気がい持っている
鈍甲 )大輪の菊は清楚に御廉住まい
倫子 )朗らかに過ごそう正月三ヶ日
みえ )薪はぜて囲炉裏は皆の社交場
鈍甲 )お静かに絵が喋ります無言館
正道 )風刺画も人の尊厳大切に
妻子 )冬の酒男の底に灯をともす
人の句 千恵子)アサッテ君読んで新聞閉じていた
地の句 美智子)どんな時も明るい人で癒される
天の句 みえ)ひからびた心潤す人に逢う
軸吟 一歩)サッカーもテニスも勝ってよい目覚め
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浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ98号(2015年3月)

2015-03-24 09:03:53 | 川柳

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ98号(2015年3月)
コープ大阪病院:あかがわ生協診療所:川柳月例会
会員作品は高齢者(主に60歳代~80歳代)です
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賛彩天(特選)
兼題〔城〕 (天)江島勝弘)やっと世に出た天空の竹田城
兼題〔のびのび〕(天)近藤正)オムツ脱ぎお尻ふりふり逃げ回る
自由吟(天)荒川鈍甲)憲法をじっくり読ん出る元気
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兼題 「のびのび」1
川端一歩 )出世など無縁のびのび生きてます
弘子 )年金がのびのびになり目減りする
勇  )のびのびと我家の寝床よく寝れる
江島谷勝弘)のびのびと寝ても覚めても五七五
千恵子)手を伸ばし大きく欠伸露天風呂
千恵子)睨み合う横でジュゴンが一泳ぎ
弘子 )のびのびと子育て頑張る若いパパ
延山みえ )日向ぼこのびのびのびて眠る猫
平嶋美智子)八十年のんびり生きて変えられぬ
延山みえ )のびのびと花見する春早く来い
江島谷勝弘)嬉しいな今日から三日妻旅行
喜多佐津乃)今日こそはのびのびなったお礼状
弘子 )筋肉をのびのび解すあついお湯
猪口茂  )子供らがのびのび生きる国造り
井上正道 )のびのびと時過ぎ行きて八十路かな
喜多佐津乃)のびのびとテニスコートの錦織
近藤正  )のびのびと幼児育つ保育園

兼題 「のびのび」2佳句
小林妻子 )春の陽へのびのび老いの日向園
勇  )のびのびとやすらぎの湯で温まる
千恵子)子供らが広い野原を駆け廻る
井上正道 )のびのびと身体のばして筋違え
延山みえ )小春日にのびのび昼寝してみたい
川端一歩 )のびのびの暮らしが狂う年金減
川端一歩 )卒業がのびのびなると孫ケロリ
川端美智子)春模様花の蕾ものびのびと
坂東倫子 )のびのびになってる返事書く深夜
坂東倫子 )長男はがさがさ長女のびのびの我が家
人の句 坂東倫子)のびのびとしたくて留守番買うて出る
地の句 美智子)宝もののびのび育てもみじの手
天の句 近藤正)オムツ脱ぎお尻ふりふり逃げ回る
軸吟・鈍甲)のびのびとしたい長くもない命
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兼題 「城」1
喜多佐津乃)城下町ためらう足に友の声
弘子 )天守閣高層ビルを仰ぎ見る
井上正道 )城は人固い絆が守り神
勇  )豊臣の顔には勝が城に負け
荒川鈍甲 )周平と海坂城下かけめぐる
文子 )二条城朝焼けバックにいつまでも
坂東倫子 )車窓からお城が見える里帰り
猪口茂  )城取りの政治闘争私利私欲
小林妻子 )城守る男にもある浮き沈み
延山みえ )城跡に桜忘れず今も咲く
川端一歩 )文豪に囲まれているボクの城
弘子 )石垣で城を守った武将達
千恵子)一城の主と守り五十年
勝弘 )大阪城意外と見せる紅葉も
猪口茂  )名言に武田信玄人は城
千恵子)桃の花栄枯盛衰城の跡
坂東倫子 )元旦は身を引き締める城下町
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兼題 「城」2佳句
美智子)城の庭咲くタンポポは外来種
文子 )砂遊び城を作った平和あり
荒川鈍甲 )梅林の後ろ陣取る天守閣
平嶋美智子)大阪城に下品な光当てないで
喜多佐津乃)姫路城白いテントで足隠す
勇  )大阪城どこの城にも負けません
坂東倫子 )お見合いは大阪城の梅の下
妻子 )敬老も保育園児も居る城だ
川端一歩)築城の音だけ聞いて鶴彬
千恵子)早出して雲海臨む竹田城
人の句 正道)城跡で往時をしのび剣舞舞う
地の句 みえ)うまし城琉球王の夢の跡
天の句 江島谷勝弘)やっと世に出た天空竹田城
軸吟・ 近藤正 )大阪城管理委託を二十年
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兼題 「自由吟」1
小林妻子 )一文にもならぬ除雪に手間がいる
小林妻子 )雑煮餅飛ぶ程食わぬ新時代
弘子 )税金は無駄にしないで都構想
弘子 )ホッとする循間望む介護職
勇  )隠撮り弁護士だけは取れば罪
勇  )歯科眼科老人ばかり待合所
猪口茂  )原発の賄賂貰って堕落する
千恵子)少数で世界の人を脅かす
正道 )都構想つぶして維新さようなら
延山みえ )ぬくぬくと母と二人で寒の入り
坂東倫子 )末っ子がやっと就職した安堵
喜多佐津乃)日記帳まちがい探し孫の餌
平嶋美智子)菊一枝黙って貰う道すがら
文子 )春なのか冬が来るのかぼんやりと
喜多佐津乃)芽を出した大きい顔の猫柳
平嶋美智子)国民に不向きな法が次次と
荒川鈍甲 )君だって輝け星のひとかけら
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兼題 「自由吟」2佳句
荒川鈍甲 )生きてると確かめている朝ぼらけ
猪口茂  )政策の本音を見抜く有権者
千恵子)来てコール呼ばれる内がチューリップ
井上正道 )戦争は二度としません何故言えぬ
倫子 )認知症と言えば大目に見てくれる
文子 )もう駄目も友にさそわれ川柳へ
江島谷勝弘)あの人に投げてやりたい生卵
江島谷勝弘)マツコデラックス嫌味がありません
近藤正  )大阪市潰す刺客が市長さん
近藤正  )戦争を武器商人が煽り立て
人の句 倫子)国愛し人を愛してテロに死す
地の句 近藤正)若者が希望を抱く明日の空
天の句 鈍甲)憲法をじっくり読んで出る元気
軸吟・ 近藤正)ぼろくそに言える相手は一人だけ
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