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「心星ひとつ-みをつくし料理帖ー」

2011年08月17日 22時11分40秒 | ☆本☆
高田 郁 著
時代小説文庫(ハルキ文庫)


シリーズ6作目。
今回は、本屋さんに2度足を運んであったあったとその場で開いて、
ちょっとラストをほんの少し読んでしまったがために・・・・・

実はしばらく積読しとくか?と迷った。

けれど、そんな我慢が出来るわけがなく
結局読み始めたら一気に行きました。


「迷う」

のがテーマだったのかな。
澪という一人の人の中には、もう初めから揺るぐことのない一本道があると
おそらく誰もが判っていることなのだけれど。
生きていく上で判っていても迷うこと。

それは自分自身の中からやってくることばかりではなく、
自分を想ってくれる、心から愛しんでくれる人たちからもやってくる。

みんながみんな。
本当に澪のことを思い、考え、悩み。
それを受けて澪は更に迷い苦しみ…。

切なかった。
「心星」というものを持っていることはとても幸せだと思うのだけれど、
こんなに切ないことも…あるんですね。

怒涛のように動いた今回。
この先を思うとどうにも苦しそうで辛そうで、
でも、それでもまっすぐ前を向くであろう澪を見届けたくて。
いままで以上に次巻が待ち遠しく、また、出てほしくないなあとも思っちゃう私なのでした。。。


で。
このシリーズ始まって初めて。
作ってみました。「大根の油焼き」(写真は完成品~/笑)

楽しかった。
前日一日、半月切りした大根を窓辺に干し。

なぜか「半月」じゃない大根があるのは、朝ぼぉ~~~~っと切ってたら向きを間違えたのでした!(爆)
その切れ端も一緒に干しておいて、すっかり乾いた切干状態になったのをパクっと食べてみたらおいしかった!

我が家には「粉山椒」を苦手なお子様がいらっしゃるので、
万能ねぎを散らしたけど、、、。
やっぱり、ね。
レシピ通りの山椒のピリっとした締りがほしいな、と大人は思いましたです。
でも、おいしかった!
干してるときも妙に楽しく
また作ろ~~っって思います


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
作ったんですか~。 (和音0323)
2011-08-17 22:47:17
干すって言うのがね、マンションの一人暮らしではきつくてですね。(だって取り込めない(-_-;))干した大根…売ってないですよねえ。

えと、このお盆休みでゆっくり読みました。
帯のセリフから(というか最終巻じゃないという事実から?)最後の選択はわかっていましたけれど、そこまでどうやって迷わせるのか、どうやってその迷いを納得させるのか…ちゃんと納得できました。そら迷うわ、小松原様が、あんなことを…(ネタばれ自粛)

あと何巻で、どうやって終わりにするのか、その時澪はどうなっているのか、澪を取り巻く人たちはどうなるのか。きっちり終わりまで見届けなきゃ安心できないですよねえ。
心星…それを持てる喜びは、持ってしまった辛さは。傍から見るしかない者であっても、見ているしかないからこそ、胸に響くものがありますね。私らの愛するYさんも、ゆきゆきさまの愛するYさまも「心星」持つ人、ですものね。
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和音0323さん~ (ゆきゆき@管理人)
2011-08-18 20:29:34
はいー。作っちゃいました(笑)。
実はこのシリーズからは初めて。

干すのがねー。判ります。なかなか難しいよね。我が家はたまたまベランダが狭くてリビングが無駄に(爆)出窓状態になってるので、そこでキノコ類から大根まで、、ガラス越しで干してしまうんです。ちょっと外には…な環境だし。。(^^;)

今回はえらいことになりましたね。。ああ、小松原様…。
もう行き先の地図は作者さんの中にあるみたいですので、後は待つだけ…なんだけど切ないですね。。

〉私らの愛するYさんも、ゆきゆきさまの愛するYさまも「心星」持つ人、ですものね

ですよね。。ほんっとにもう、心星を持つ人を見ているしかない私たちって、、たまに幸せなのか辛いのか判らなくなります(苦笑)。でもそんな人を見つけられた幸せ、のほうがやっぱり大きいんだろうなあ…(トオイメ~~~/^^;)
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