のんびりぽつぽつ

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のんびりと。

「夜は短し歩けよ乙女」

2009年08月24日 12時58分21秒 | ☆本☆
森見 登美彦 著 角川文庫。

最初。
ものすごく戸惑った。
文章に気持ちが乗っからない。
大混乱する自分の頭~!!??

つまるところ。

純粋な、ちょっと古きよき時代の「恋物語」

なの、ね?

「きつねのはなし」をそのままイメージして読み始めてしまったので、
大混乱しちゃったのだった。

短編4篇で4エピソード。
文庫本1冊分かけて、ようやく向き合う男女のお話。
これはやっぱり古き良き時代だろう。
恋愛小説ではなく恋物語だろう。
うんうん。
森見氏のちょっと現実から37度くらいずれた(笑)独特の世界観が、
その恋物語に厚みとおもしろい味付けをしてくれる。
最後の章では、一体いつ彼女が彼のところにいくのか?
じりじりしながら読み進めている自分に気付いた。
なんだ。
すっかり巻き込まれたじゃん?
混乱~~とかいいながら・・・自分。

個人的には、文化祭のお話が一番好き。
韋駄天こたつとゲリラ演劇。
観て見たいナー。2つとも!!!
(あ、でもパンツ総番長さんは・・・ゴメンナサイ・・・・)

この二人。
やっぱり28度位ずれた位置でのラスト。
この先、どうなるのかな~。
でも、ここでおしまい、なのがまた程よい味付けです、ね。

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