梨木 香歩 作・早川司寿乃 絵
理論社
今日も絵本です。
「蟹塚縁起」と合わせて梨木さんの絵本シリーズでした。(昨日気づけよ!!)
まだ帯にはあと一冊あります。手元にはありません・・・いかんいかん・・・
さて。
「マジョモリ」
これは昨日の「蟹塚縁起」とは一変して、とてもやさしい物語。
少女が空色の草のつるに導かれて、まじょもりのお茶会に招待されるお話です。
やさしい絵とやさしい文章。
「西の魔女が死んだ」のような雰囲気でした。
春の花を咲かせる神様(ハナちゃん)にご招待されたってことなんだけれど、ちょっとおもしろかったのが、少女のお母さんの描き方。
模範的なお母さんじゃあないんです。
普段はきまぐれで、どうも娘の行動には興味を示さない、そんな人。
娘がハナちゃんにご招待されたって聞いて『私もご招待されたーい!』って泣いちゃうし、
娘の言づけから自分も招かれると、娘と同じくらいの年齢の少女に戻っていて、ちょっとキツイ性格で、娘とおもいっきり口げんかをしているし。。
(それでも、出かける前にはちゃんと火の元を点検しているところが主婦・・なんですが・・・)
絵本のお母さんって大概やさしくてしっかりもので・・みたいじゃないですか。全然そんなところがないんです。
(それでいて、不意に親の行動をとるところも見え隠れしていたり・・)
いいなあ。こういうの・・私も子どもに戻って、好き勝手言って対等に娘たちと口げんかしたいなあ、、なんて想像しちゃいました。
まじょもりの中で、ハナちゃんと一緒のお茶会。
ハナちゃんが初めて食べる生クリームを使ったお菓子。
日本の風土にお茶会は何処となく異国の雰囲気。
独特の世界が違和感なく感じられるから不思議です。
そうそう。
絵本ならではのことが、ラストのラストにあって、それがまたうれしかった一冊でした。
(絵の早川さんは、「からくりからくさ」等の装丁画も担当されている人ですね。だからかな、梨木さんのやさしい文章にぴったりと合う安心した絵でした。。)
さて、残りの一冊「ペンキや」も探してきましょうか。
理論社
今日も絵本です。
「蟹塚縁起」と合わせて梨木さんの絵本シリーズでした。(昨日気づけよ!!)
まだ帯にはあと一冊あります。手元にはありません・・・いかんいかん・・・
さて。
「マジョモリ」
これは昨日の「蟹塚縁起」とは一変して、とてもやさしい物語。
少女が空色の草のつるに導かれて、まじょもりのお茶会に招待されるお話です。
やさしい絵とやさしい文章。
「西の魔女が死んだ」のような雰囲気でした。
春の花を咲かせる神様(ハナちゃん)にご招待されたってことなんだけれど、ちょっとおもしろかったのが、少女のお母さんの描き方。
模範的なお母さんじゃあないんです。
普段はきまぐれで、どうも娘の行動には興味を示さない、そんな人。
娘がハナちゃんにご招待されたって聞いて『私もご招待されたーい!』って泣いちゃうし、
娘の言づけから自分も招かれると、娘と同じくらいの年齢の少女に戻っていて、ちょっとキツイ性格で、娘とおもいっきり口げんかをしているし。。
(それでも、出かける前にはちゃんと火の元を点検しているところが主婦・・なんですが・・・)
絵本のお母さんって大概やさしくてしっかりもので・・みたいじゃないですか。全然そんなところがないんです。
(それでいて、不意に親の行動をとるところも見え隠れしていたり・・)
いいなあ。こういうの・・私も子どもに戻って、好き勝手言って対等に娘たちと口げんかしたいなあ、、なんて想像しちゃいました。
まじょもりの中で、ハナちゃんと一緒のお茶会。
ハナちゃんが初めて食べる生クリームを使ったお菓子。
日本の風土にお茶会は何処となく異国の雰囲気。
独特の世界が違和感なく感じられるから不思議です。
そうそう。
絵本ならではのことが、ラストのラストにあって、それがまたうれしかった一冊でした。
(絵の早川さんは、「からくりからくさ」等の装丁画も担当されている人ですね。だからかな、梨木さんのやさしい文章にぴったりと合う安心した絵でした。。)
さて、残りの一冊「ペンキや」も探してきましょうか。
梨木さんが絵本を書いてるの知らなかったんですが、読んでみてなんとも納得の出来上がりでした。ちゃんと梨木ワールドなんですね。
ペンキやも注文しました。(まだ届かない・・・)素敵な本を紹介してくださってありがとうございました。
素子さんも新作(長編)出しませんかねえ?
あー!ワニはまだ私手にして無い~~。今度何かとあわせて購入予定・・(やっぱりネットが便利ですねー。送料無料にするのがたま~に大変だけど・・・/苦笑)
梨木さんで絵本っていうのが、確かにびっくりでしたけど、手にして改めて納得させられました。ほんとに凝縮された梨木ワールドですよね。
>素子さんも新作(長編)出しませんかねえ?
ほんとにねー。このところ、エッセイばっかりだもんねぇ。。(週間碁の囲碁エッセイは結構おもしろいんだけど・・・)長編よみたいねー!
こういう叫び、届いてほしいですねえ~~~!!!!
コメント&TBありがとうございました♪
梨木さんの談で「ぺんき屋」の話、ありましたよ!!
やはり「色」にこだわったそうです~。
思い入れがある、というお話だったので、私も見たくなりました~♪
絵は…なんか怖い感じですけどね~★
ごめんね。こっちばっかりであっちが復活してなくて・・(^^;)
「ぺんき屋」手元にあるのですが、まだ読んでません。そうかー。梨木さんが触れてらっしゃるんですね!読まねば~~
>絵は…なんか怖い感じですけどね~
確かに、、ちょっと何も知らないと手に取りづらい雰囲気ですよねー。
今、ちょっと何を手にとっていいのかが判らない状態なので、、うん。次は梨木さんにしようかな。