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のんびりぽつぽつ

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『ハリー・ポッターと死の秘宝』

2008年08月06日 22時13分59秒 | ☆本☆
ネタバレです。
まっさらな気持ちで読みたい人は、絶対に以下の文章読んじゃダメ!!ですよー。






ハリーの7年間の物語が、幕を閉じました。
思い返すと、児童書の分野で、次の巻を待ち続けるお話っていうのは初めてです。
そして。
アマゾンから発売日の7月23日に手元に届き、
「ああ、読みたい・・・でも読みたくない・・・・」
と思うのも、児童書ではなかなか、ない。
(7月23日は、配達の人、大変だっただろーな。我が家のほかにもまだ全く同じ箱を抱えてました。この集合住宅だけで複数、手に入れた人がいるってことよねー)

っと。このくらい間を空ければ大丈夫かな?感想文


ここまで計算しつくして、「賢者の石」を書き始めたのだとしたら、、
J.K.ローリングって、ものすごい人だ。
最終巻、上巻はハラハラドキドキしつつ、、下巻はタオル必須。。。で、読み終えました。
んで、今、再読、上巻半分行ってます。

最終巻、もうれつなスピードでハリーの17年間を締めくくった。そして先に希望を残した。
そう、思っていいんだよね?

ぐっと来たのは。
ほんとうはこちら側だった彼の、長い間取ってきた行動の「理由」
きっとこちら側の人だろうとは思ってたけれど、それは想像通りだったのだけれど。
これは、切ない。あまりにも切なくて純粋で。
だから余計にハリーには辛く当たったのかな。
逝く間際の言葉がこころに刺さる。
彼の無垢で一途な心よ、どうか安らかに・・・

ほんとうに「悪い人」っていうのが「例のあの人」ならば、対照的にほんとうに「良い人」が「ダンブルドア」だな、と思っていたことを突き崩された。
人は生きていくうえで、「全くの善」では有り得ない。
6巻でおや?とは思っていたけれど、ダンブルドアもまた、1人の人だったのね。
ただ、毎回感じていたことだけれど、リータスキータの文章は、辛いなあ。
読んでて腹が立ってくるっていうか苦しくなってくるんだよね。

生死に関しては、あまりにもうわさが飛び交って身構えていたので・・・・
「え???」っていうが正直な印象。
ただ、何故?とも思うんだけれど。
その描写が、あまりにもあっさりと・・・・・しすぎている気がしてね。うん。

人が死に、生きる。
生まれきて、死にゆく。
人は善でもあり悪でもある・・・・

うーん。うまくまとまらない。
言葉を重ねれば重ねるほど、違ってしまう気がする。

1巻から読み直したい。
7巻を読み終わって、今、そう思う。

きっと違う物語がありそうだ、と。そう、思う。