Leyona

2009-06-19 | Music
晴れのちくもり。
久しぶりの渋谷。
あぁそうだった、綾香ちゃんのNHKホール最終公演以来だ。
「あんなこと」が起こる前だった…。
「デザート王国」で友人と待ち合わせてしばし歓談。Thanks.

久しぶりのSHIBUYA-AXにて、Leyona 10th Anniversary「MUSIC IS MAGIC」を観る。
Leyonaに特別な思い入れはないが、初めてアルバムを聴いた時にはその天性とも言えるボーカルに魅了された。
一度だけ単独ライブをクアトロに観に行ったことがある。
BBBBが客席後方から登場してびっくりした思い出。
その後は、イベントで何度か観た。
MUSIC DAY、Soul of どんと、札幌市民会館最後の日、Windblow、サムズアップ…etc
10周年と聞いて、まだ10年だったのかとも思う。

BBBBが先導して華やかに始まったステージは、次々とゲストが呼び込まれ
彼女が多くの音楽仲間達に愛されていることが伝わる、あたたかいものとなった。
そして先のアルバムで何となくしっくり来なかった何か
それはおそらく彼女のボーカルの聴こえ方だったのだろうが、
再び生で体験することで、やっぱりこれが彼女の本当の歌声だと、勝手に納得したのだった。

初めて見る佐藤タイジ、その存在感に圧倒された。
「ありったけの愛」素晴らしかった。
「500マイル」…せつなかった。
「汽車」という言葉、「旅」に繋がる歌の世界が、チャボさんの「Southbound Train」を想い起こさせた。
ジーンズから可愛らしいパープルのミニドレスに衣装替えて登場した後半からは
さらに豪華なステージ。
個人的には実は初めて観るblues.the-butcher-590213、渋かった!
永井ホトケ隆さんは予想していたよりもずっとおじさんで、久しぶりに見るKOTEZさんはさらに太くなっていた(苦笑)。
これまた久しぶりに見る晃彦さんの姿で、斉藤和義の登場を悟った。
そして京都会館以来の伸ちゃん…。
ギターがセッティングされているのに、ギターケースを抱えて登場。
客席にお尻を向けて何をしているのかと思いきや、ギターケースから取り出したのは大きな花束。
何て粋なことをする人なんだろう。
洋楽で育った彼女が初めて衝撃を受けたという日本語の歌「デイ・ドリーム・ビリーバー」を2人で。
後半、ハウスバンドに呼び込まれたのは、椎野さんとkyOnさん。
沼澤さんとのツインドラム、エマーソン北村さんとのツインキーボード、なんて豪華なんだろう。
幸運にもしもてサイドだったため、壇上のkyOnさんのプレイは何だかこちらが恥ずかしくなるほどよく見えた。
燕尾服のような長い黒ジャケットにストライプのパンツ、インナーは白地に金の豚Tシャツ。
嬉しかった。
最後には、特大のロウソクが何本もセッティングされて、チャボさんの登場。
「量より質で」とたった1本の赤いバラを持って。
Leyonaはこの時ばかりは感極まっていた。
彼女が昨年のチャボさんの誕生日に贈ったという帽子を被って「今日までとっておいたんだ」と。
10年前のデビュー当時「チャボさんのプロデュースじゃなきゃいやだ」と言ったという彼女。
「その声にぶっ飛んだことを思い出した」とチャボさん。
いろいろな想いで「オレンジ」を聴いた。
エンディング近くで、チャボさんがLeyonaの前方足元を何度も指さした。
それは、清志郎の写真だった。
あぁ、ずっと今夜は一緒だったんだ…
そう思った。

アンコール。
「STARS」「ダンスミュージック☆あいつ」に続いては、全員を呼び込んでの賑やかなステージ。
数えきれなかったが、おそらく30人近く。
チャボさんはいなかったけれども。
kyOnさんはRolandのアコーディオンで。
そして最後に1人、ステージに残って披露したのは「自分の人生を変えた曲」
アカペラでジャニスの「Mercedes Benz」
彼女の音楽の原点を見た。
素晴らしかった。
本物の歌姫、Leyona、10周年おめでとう。


追記。
帰宅後「僕らの音楽」を見る。
チャボさんと清志郎の「I Shall Be Released」
…向かい合って歌う2人。
チャボさんのギター、笑顔、最高だ。
まだ悪い夢を見ているかのように感じてしまう。



Leyona 10th Anniversary
MUSIC IS MAGIC
2009.6.19(FRI)@SHIBUYA-AX
Leyona(Vo,G)
Special Band Member:
會田茂一(G)エマーソン北村(Key)大儀見元(Per)笠原敏幸(B)椎野恭一(D)
鈴木正人(B)TOKIE(B)Dr.kyOn(Key)沼澤尚(D)山本タカシ(G)Latyr Sy(Per)
Special Guest:
Keison、斉藤和義、佐藤タイジ、Spinna B-ILL、仲井戸CHABO麗市、東田トモヒロ、
Black Bottom Brass Band、blues.the-butcher-590213、HIFANA、三宅伸治
(1階SB列11番)

01 Town to Town
02 The Beat Goes On
03 Whoa Child
04 風をあつめて
05 ナツメロ
06 Eternity
07 500マイル
08 Fatou Yo
09 ありったけの愛
10 Bless
11 何度も…
12 Melody
13 GOFUNKE~ごふぁんけ~
14 Mama He Treats Your Daughter Mean
15 Hey Hey The Blues Is Alright
16 五秒の再会
17 デイドリーム・ビリーバー
18 NITE CLUB
19 travellin' man
20 Sweet Baby Love
21 LOVE
22 FREE YOUR SOUL
23 オレンジ
Encore
24 STARS
25 ダンスミュージック☆あいつ
26 Monkey Man
27 Mercedes Benz