カインとアベル（2009年 全20話） 113

病院が舞台でもメディカルドラマではない

『カインとアベル』





子どもの頃、血のつながらない兄イ・ソヌ（シン・ヒョンジュンssi）と、

弟イ・チョイン（ソ・ジソブssi）は、仲の良い兄弟でした。

ソヌがアメリカに留学して、7年ぶりに帰国すると、

愛する女性キム・ソヨン（チェ・ジョンアンさん）も、

病院の経営権も弟チョインのものになっていました。

ソヌの嫉妬心は高まり、取り返しのつかないところまでいってしまいます。


製作準備期間は２年を超えました。

企画当初、嫉妬した兄が弟を殺してしまうという旧約聖書のカインとアベルの物語を

モチーフに、刑事の兄と殺し屋の弟の葛藤を描く予定だったそうですが、

病院を舞台に医師兄弟の愛憎を描いた物語に変更されたそうです。


病院権力争い、兄弟の葛藤、脱北者問題、四角関係など内容は盛りだくさんでした。

総制作費75億ウォン（約5億円）、アジア横断ロケなど、スケールの大きいドラマに
なりました。アクションシーンも出てきますが、代役なしで行われたそうです。




ソ・ジソブssiは



2004年『ごめん、愛してる』終了後、公益勤務要員として招集され、

除隊後は『カインとアベル』を復帰作に決めましたが、

制作が遅れて4年ぶりのドラマ主演となりました。


本物の医師がジソブssiの手術シーンの演技を見て、

「とてもリアルで、上手だった」と賞賛したそうです。



シン・ヒョンジュンssiは



『天国の階段』以来、約5年ぶりにドラマ復帰しました。

悪魔に魂を売ったカインの姿を実感させ、

リアルさを持たせるために5キロも減量したそうです。


最初、ソヌ役にはチ・ジニssiが予定されていましたが、

制作延期されたため降板し、ヒョンジュンssiに決まったそうです。



チェ・ジョンアンさんは



兄弟の運命的葛藤を起こすキム・ソヨン役を演じました。



ハン・ジミンさんは



中国で観光ガイドとして働く北朝鮮脱出者のオ・ヨンジ役。

ヨンジは、明るいキャラで、北朝鮮語と中国語が堪能な役だったので、

中国語の勉強を頑張ったそうです。


脱北する時の海で溺れるシーンのため、5時間も水中撮影をして、

大変だったそうですが、プロ根性で頑張ったそうです。


チョインとヨンジは “チョジカップル”という愛称で呼ばれました。



ジミンさんが献血文化拡散のため、積極的な献血広報活動を行ったことが

認められて、保健福祉家族部長官表彰を受けました。


ジミンさんは化粧品、牛乳のCMに続き、紳士服「MAESTRO　GELATO」の

モデルまで抜擢されほど、人気が出ました。




韓国同時間帯放送の『憎くてももう一度』と視聴率争いを繰り広げてきましたが、

最終回は並んで16.5％の視聴率で幕を閉じました。

『美賊イルジメ伝』もありましたが、残念ながらこちらの方は最初から

低迷していたので、競争には加われませんでしたね。

華麗なる遺産（2009年 全28話） 103

日本でも地上波で放送されて、大好評！

『華麗なる遺産』（原題:燦爛たる遺産）





裕福でわがまま放題に育ったソヌ・ファン（イ・スンギssi）と、突然、悲劇に
襲われながらも、誠実に生きているコ・ウンソン（ハン・ヒョジュさん）を
中心に家族、恋、遺産を巡るさまざまな思いを持った人たちの物語。
結構ドロドロの要素ありなんだけど、ウンソンをはじめ、イイ人がそろっていたので、
暗くなることなく十分に楽しめました。


ウンソン、ファン、ウンソンの義妹ユ・スンミ（ムン・チェウォンさん）、
ファンの幼馴染パク・ジュンセ（ペ・スビンssi）の四角関係もあります。






ウンソンの弟コ・ウヌ役のヨン・ジュンソクくん
自閉症で天才的なピアニストという難しい役だったのですが、とても上手でした。






初回視聴率16.9％から中盤で30％台。最終回では上半期ドラマ
最高視聴率47.1％を記録した驚異のドラマ。
第14回YWCAが選んだ「良いテレビ番組・女性ドラマ」部門賞を受賞。



イ・スンギssiは

元々、歌手で、このドラマが初主演でした。“高視聴率男”“国民の弟”と言われ、
“国民の妹”と言われているキム・ヨナちゃんと一緒にCMに出ました。






ハン・ヒョジュさんは

髪型や服装で全然違う人に見えますね。


　
ウニョン＠春のワルツ　　　　　　　ウンチェ＠イルジメ　　　　　　　　　ウンソン＠華麗なる遺産



ウンソンの髪型はボブでしたが、日本でも大流行でしたよね。　



絢香さんも上戸彩さんも・・・




のりピーさんも宮崎あおいさんも・・・




黒木瞳さんも菅野美穂さんも柴咲コウさんも・・・　




鳩山幸さんは昔からでしたね。

外科医ポン・ダルヒ（2007年 全18話）100

実際の医療現場で撮影

『外科医ポン・ダルヒ』




心臓病歴のあるポン・ダルヒが、同じ病院の先輩外科医や同期の
研修医達とともに、外科病棟を舞台にいろいろなことを経験する
ことによって医師として成長していく物語。

毎回臨場感溢れる手術シーンもあり、病院の内部をリアルに
描いていました。医師側、患者側それぞれの物語がテンポよく
流れて緊張感もありました。


研修医１年目のポン・ダルヒ（イ・ヨウォンさん）と、
胸部外科専門医アン・ジュングン（イ・ボムスssi）、
外科専門医のイ・ゴヌク（キム・ミンジュンssi）、
小児科専門医チョ・ムンギョン（オ・ユナさん）の四角関係も。





イ・ボムスssiは
コメディで開花し、映画界で活躍していたので、このドラマが
ドラマ初出演でした。気難しい天才医師を見事に演じていましたね。
私だったら絶対にこのドラマのアンDr.とは恋に堕ちない。


『外科医ポン・ダルヒ』が米国の人気メディカルドラマ『GREYS ANATOMY』
を盗作したのではないかと盗作疑惑が起こりました。

しかし・・・
カン・ソクフン補助作家が、ソウル大子ども病院でインターンとして
働いていた時の事を元に、今度のシナリオを企画したそうで、この作品の
ために、イ・ジョンソン作家、キム・ヒョンシクプロデューサーと一緒に
3週間、ソウル大病院で胸部外科と外科教授、専攻医を24時間密着取材
して、それを元にしているので、米国ドラマとは全く違うと盗作疑惑を
完全否認しました。


毎回、視聴率が良く、視聴者の要望で16話から18話に延長されました。
最終回の視聴率は30％越えで、他局同時間帯放送の『ダルジャの春』
『宮S』を圧倒して1位でした。


人気ドラマというだけあって、受賞もたくさんしました。

「第43回百想芸術大賞」
新人演出賞・・・キム・ヒョンシク監督　

「2007年SBS演技大賞」
最優秀演技賞・・・ イ・ヨウォンさん
プロデューサー賞・・・ イ・ボムスssi
ネチズン最高人気賞・・・ イ・ヨウォンさん
１０大スター賞 ・・・イ・ボムスssi、イ・ヨウォンさん
子役賞・・・ チュ・ミンスくん
ベストカップル賞・・・イ・ボムスssiイ・ヨウォンさん



私が観た韓国医療ドラマも2本目になり、最初に観た『総合病院』と比べると
感動も薄れちゃったかなという感じ。
こちらを先に観ていれば、また違っていたのでしょうけど。。
日本の『白い巨塔』や『医龍』やちょっと違うけど、『ナースのお仕事』
なんかも観たので、白衣姿はしばらくお休みしたいです。

『快刀ホン・ギルドン』（Memories ）

『快刀ホン・ギルドン』（Memories ）






両班の父と身分の低い母の間に生まれたホン・ギルドン（カン・ジファンssi）







先王の摘子イ・チャンフィ（チャン・グンソクくん）







本当は両班の娘、ホ・イノク／リュ・イノク（ソン・ユリちゃん）







最初の頃のギルドンとイノクのコンビは面白コンビ







「月に変わってお仕置きよ！」イノクがオチャメで可愛かったですよね。







心閉ざしていたチャンフィもイノクの前では笑顔でいられたのに・・・







チャンフィギルドン　







切ないチャンフィ。私的にはチャンフィとイノクが結ばれてほしかった。。







壮絶なラストの前の幸せなひと時。







ギルドンの師、ヘミョン和尚（チョン・ウンピョssi）と
イノクの育ての祖父、ホ老人（チョン・ギュスssi）
この二人も味のある二人でした。







活貧党の方々







光海君がモデルの王、イ・ガンフィ（チョ・ヒボンssi）







ギルドンを好きな両班のお嬢様、ソ・ウネ（キム・リナさん）

怪傑！春香（2005年 全17話） 75

『春香伝』をリメイクして現代版にした
『怪傑！春香』



まず、このドラマの元になった『春香伝』とは・・・
朝鮮王朝時代に書かれた古典小説で韓国伝統音楽であるパンソリの
唱物語として演じられ、韓国では最も人気のある作品です。
原作者は未詳。

あらすじは・・・
南原府使の息子イ・モンリョンと、妓生の娘チュンヒャンは身分違いの恋をする。
やがて父の南原府使の任期が終了になり、モンリョンはソウルへ帰ることに。
再会を誓い別れますが、後任のピョン府使がチュンヒャンを自分のものに
しようとします。モンリョンを信じて待ち続けるチュンヒャンに、
怒ったピョン府使はチュンヒャンを牢獄に閉じ込めます。
一方、モンリョンは科挙に合格して王の密使として南原に赴任。
悪名高いピョン府使を追放する。モンリョンは、チュニャンと結婚して
いつまでも仲良く暮らしましたとさ。というお話で～す。


このドラマは軽快なラブコメディで、韓国で視聴率30％を
記録した大ヒット作！だそうです。

役名は古典作品に忠実で同じ名前なので、韓国の人にとっては
その人物がどの役割をする人物かわかるので親しみやすかったり
するんでしょうね。私は前に『イルジメ外伝』を観ましたが、
そこでも、同じ役名が出てきているので、『怪傑！春香』は
最初から入りやすいドラマでした。


父親の転勤でソウルから南原の高校に転校して来たイ・モンリョン
（ジェヒssi）。勉強嫌いで問題児のモンリョンは優等生で
美少女のソン・チュンヒャン（ハン・チェヨンさん）と
知り合い、お互い顔を合わせると喧嘩ばかり。
ある事件をきっかけに二人は結婚することに・・・

二人の同級生のハン・ダンヒ役のイ・イネさんと
ハン・チェヨンさんの制服姿かわいかったです。


**イ・イネさん**ムン・ジユンssi**

芸能プロダクションの社長、ビョン・ハクト（オム・テウンssi）
やモンリョンが慕う、ホン・チェリン（パク・シウンさん）が
モンリョンとチュンヒャンの仲を揺らしていましたね～。


*オム・テウンssi*ハンチェヨンさん*ジェヒssi*パク・シウンさん*

突然、軍服になったり、朝鮮王朝時代になったり、
全然飽きさせないドラマです。いろんなドラマや映画の
パロディーがあって楽しいですよ。


スタイル抜群で「バービー人形」と言われたハン・チェヨンさんの
趣味は「バービー人形集め」だとか・・・ほんとかな。。

結婚できない男（2009年 全16話） 73

日本版のリメイクの
『結婚できない男』




日本版をリアルタイムでしっかり観ていて、
阿部寛さんの演じる桑野信介のキャラがとても面白かった
のを覚えています。そのキャラをなんと、あの『宮廷女官チャングムの誓い』
のミン・ジョンホ役や『スポットライト』のオ・テソク役を演じていた
チ・ジニssiが演じるということで・・・全然違う感じなのに・・・
と思って見始めましたが、不思議なことに
あのチ・ジニssiが阿部ちゃんに見えてくるくらい
なんです。お話自体も日本版とほとんど変わりません。
ただ日本版は12話だったのに韓国版は16話ですからより細かく
描かれているということでしょうか。。


もうすぐ40歳になる建築家チョ・ジェヒ（チ・ジニssi）は



ルックスが良くて、お仕事もデキル男。だけど、偏屈で協調性や
社交性に乏しく、すぐ相手を怒らせてしまう。

多趣味で一人で何でもする。
特にクラシック音楽を大音響で聴くのがお気に入り


彼の隣の部屋の住民のチョン・ユジン（キム・ソウンさん）は



騒音に我慢できず、2人は対立します。


しかしある日、ユジンが腹痛で苦しむジェヒを発見し、
彼を救急車で病院に運び、この病院で女医のチャン・ムンジョン
（オム・ジョンファさん）と出会います。



それからというもの、ジェヒは何かと病院に行き、ムンジョンと
雑談をして帰るんですよね。二人の言葉のやりとりが面白いです。


あと・・・お隣のユジンが飼っている愛犬（チワワ）のサングがとってもカワイイ～
日本版ではパグのKENちゃんでしたね。2匹ともとっても癒されま～す。　





ちなみに・・・日本版では・・・

「結婚できない男」は阿部寛さん
その後本当にご結婚されました。。




「女医」は夏川結衣 さん
チュートリアルの徳井君と噂がありましたが、どうなったでしょう。。




「お隣の部屋の女の子」に国仲涼子さんが演じました。

彼女と別れる数時間前（2001年 短編ドラマ） 66

男と女シリーズの
『彼女と別れる数時間前』は




イルカの調教師のスヒョン（チソンssi）と美容師のヒョンス
（ソ・ユジョンさん）が別れるまでの14時間の内容と
付き合い始めから現在までの内容を振り返るドラマです。




スヒョンは眼科で4～5年後には両眼とも失明すると宣告されました。
そしてその眼科で初めて会ったヒョンスと付き合うことにします。
スヒョンは1年だけの付き合いのつもりでしたが・・・


スヒョンは3人兄弟で、長兄は、クリーニング屋さん。
次兄(イ・ジョンウォンssi)は、失明して引きこもり。
（この方は結構いろんなドラマに出演していますよね～）



ドラマの最後にスヒョンは長兄のクリーニング屋さんのお手伝いしています。
クリーニングのこと「せんたー」って言ってたけど、
もしかして「洗濯」　韓国語と日本語って共通の言葉が多いですよね。


失明するという宣告を受けただけでも、重いお話のようですが、
そんなに嘆き悲しむということもなく、号泣ドラマでは
ありませんでした。むしろ最後はほのぼのした感じ。
少しだけまた恋に期待ももてそうな・・・


チソンssi といえば、結構人気があるようですが、
私は『太陽をのみ込め』（2009年）で初めて知ったので（遅っ）
このドラマを観た時に別人かと思いました。
このドラマは8年も前だから変わって当然ですよね？
断然現在の方がカッコよくなっていますね～。

ガラスの靴（2002年 全40話） 60

初期の韓国ドラマっぽい
『ガラスの靴』は



お金持ちの家に引き取られた姉キム・テヒ（キム・ジホさん）と、
交通事故で記憶を失い、生き別れた妹キム・ユニ≒イ・ソヌ
（キム・ヒョンジュさん）。そして、ユニに成りすます
ウ・スンヒ（キム・ミンソンさん）この3人の女性と
周りの人々の物語です。




交通事故、生き別れ、白血病、記憶喪失、
貧富の差、なりすまし、四角関係、など、
韓国ドラマ定番の要素がいっぱい詰まって、いろいろな出来事が
起こるので、40話ありましたが、全然飽きませんでした。


韓国の子役ちゃんたちはホントに演技が上手です。
しかもみんな愛らしい。
このドラマでも子役ちゃんの演技に泣けます。




『秘密』とよく似たところもありますが、
『ガラスの靴』の方がより深い感じがしました。


ソヌ(ユニ）を愛するパク・チョルン（ソ・ジソブssi）の
愛も素敵でした。
ソ・ジソブssiは『ごめん、愛してる』でも、いい演技をしていましたね。



他にもスンヒの母役のソン・オクスクさんは
『冬のソナタ』でヨン様の母、カン・ミヒや、『オンリーユー』の
ウンジェの母、『ベートーベンウイルス』で若いゴヌの叔母さん役や
数々のドラマや映画に出ていますね。



姉妹の父親キム・ヒョンホ役のハ・ジェヨンssiは
まさしく韓国の父という感じで、『冬のソナタ』『天国の階段』
『夏の香り』でも父親役をやっていました。



このドラマはアジアで大人気！で、平均視聴率が
韓国で４５％、台湾で４０％、ベトナムで80％だったそうです。
日本の韓国ドラマ好きな方もほとんどの方が
観たことでしょう。

このろくでなしの愛（2005年 全15話） 59

切ない愛の
『このろくでなしの愛』は




カン・ボック（Ｒａｉｎ（ピ）ssi）は兄ミング
（キム・ユンジェssi）が愛した
女優のチャ・ウンソク（シン・ミナさん）に
復習するつもりだったのですが、逆に愛してしまうお話です。


本当はミングの方がウンソクから離れたので、
復讐するなんてお門違いなんですけどね。

兄がビルから飛び降りたのが、ウンソクとジュンソン
（イ・ギウssi）との婚約発表の後だったので、
勘違いしてしまったんです。



ボックは兄への気持ちとウンソクへの想いで
悩み苦しみながらも復讐へと突き進みますが、
冷たい表情と時々流す涙に胸が詰まりました。


ボックは自分のためにやけどを負ったハン・ダジョン
（キム・サランさん）と一緒に暮らしますが、
償いのためだけで、愛してはいないんです。
ダジョンはボックに愛されたかったのですが・・・
人の気持ちって難しいですね。



前半は復讐劇。後半は切ない恋愛劇です。
ピssiはカッコよかったし、シン・ミナさんも
とてもキュートでかわいかったです。


見終わった後は『ごめん、愛してる』の時と
同じくらい重くて気分が落ち込みました。
同じ脚本家の作品ですもんね。
真実は分かりませんが、視聴率がよくなかったので、
途中で終了させたと言われています。



Ｒａｉｎ（ピ）ssiは、２００６年 米『ＴＩＭＥ』誌が選ぶ
世界で最も影響力のある人物１００人（アーティスト・
エンターテイナー部門）に韓国人として
初めて選ばれ、映画『スピード・レーサー』で
ハリウッド進出を果たしたそうです。

９０日、愛する時間（2006年 全16話） 58

悲しいストーリーの
『９０日、愛する時間』は




いとこであるがゆえに愛し合えない運命のため、
初恋を引き裂かれた二人の物語です。


大学講師のヒョン・ジソク（カン・ジファンssi）は
裕福な家で育った妻パク・チョンラン（チョン・ヘヨンさん）や
娘と幸せに暮らしていましたが、余命3カ月の宣告を受け、
初恋の相手コ・ミヨン（キム・ハヌルさん）に会いに行きます。
ミヨンにもまた優しい夫キム・テフン（ユン・ヒソクssi）がいました。



このドラマには
初恋、不治の病、禁断の恋、不倫等、
韓国ドラマの定番が勢ぞろいです。


カン・ジファンssiの演技は上手だと思うのですが、
体格が良すぎて、病人にしてはちょっと不自然な感じがしました。
顔は病人ぽかったです。


お互い別の人と結婚して月日が経っているのに、
最後は初恋の人と過ごしたいって、それは
どうなのでしょうか？いくらなんでもわがままとしか
言いようがないですよね。今まで一緒にいたそれぞれの
妻や夫の気持ちを思うと辛いです。


ドラマの最初の方の学生時代は子役を使わず、
カン・ジファンssiとキム・ハヌルさんがそのまま演じています。
二人の制服姿もそんなに違和感はありませんでした。



キム・ハヌルさんが初めて人妻役を演じたことで
注目を浴び、とても美しく見えました。


同時間帯放送ドラマが『ファンジニ』『恋人』だったので、
この期間は名作揃いだったんですね。

ごめん、愛してる（2004年 全16話） 35

韓国で『冬のソナタ』を凌ぐ大ヒットの
『ごめん、愛してる』は



韓国での通称はミアナダ　サランハンダの
頭文字を取って「ミサ」と言います。

「ミサペイン」という言葉も流行りました。
ペインは「廃人」の意味です。登場人物のファッションや
台詞を真似する人のことも言いますが、
私もしばらく廃人のように立ち直れませんでした。

このドラマでは
韓国の社会事情が少しわかりますよね。
外国に養子に出されることがあったり、
ＴＶの尋ね人のコーナーがあったり。。

私は最初の
オーストラリアにいる時のソ・ジソブssiの
風貌は好みのタイプではなかったのですが、
韓国に戻ってからは風貌も変わったし、だんだん素敵に
思えるようになってきました。

辛く悲しいストーリーです。
ジソブssiの表情の一つ一つがとても良かったと思います。
彼が笑うと私も微笑み、彼が泣くと私も泣いていました。

チャ・ムヒョク（ソ・ジソブssi）のソン・ウンチェ
（イム・スジョンさん）への想い、姉や甥への想い、
実母への想いを心に秘めながら、抑えた表情は
とても切なかったです。



OSTに韓国語の「雪の華」が流れます。
いつも悲しいシーンで流れたので、今でも、
この曲が聞こえると涙が出そうになります。

『ごめん、愛してる』という題名の意味が深いですね。
「因果応報」の意味も最後にわかります。

このドラマは復讐劇ですが、全然ドロドロ
していませんでした。
それはたぶん、韓国ドラマには必ずと言っていいほど出ていた、
執拗ないじめ役がいなかったからでしょうね。

そして、
ウンチェの愛くるしさと純粋で健気なところが
このドラマをドロドロにしなかった要素の一つかもしれません。



観終わってもかなり余韻の残るドラマです。

リアルのジソブssiは、美味しいものを食べた時は必ず、
「もう一人前をお土産にしてください」と言って、
母親に持って帰るそうです。母親想いの息子ですよね。
ジソブssiはこのドラマの終了後、入隊しましたが、
すでに除隊し、また活躍しています。

最初はムヒョク役にウォンビンssiを予定していたそうですが、
ムヒョク役はやっぱりジソブssiがはまり役でしたね。

カン・ミンジュ役のソ・ジヨンさんってずいぶん前に
リュ・シウォンssiの元カノでしたね。
別れても2007年10月のシウォンssiの父のお葬式には
ちゃんと参列していました。

風の絵師（2008年 全20話） 33

時代物ですが、ミステリードラマの
『風の絵師』は



宮廷絵師キム・ホンド（パク・シニャンssi）と
弟子のシン・ユンボク（ムン・グニョンちゃん）
のお話です。

宮廷絵師を目指す図画署は
男性のみで、女性が入ることは
許されませんでした。なので、
女なのに男として生きなければ
ならなかったユンボク。

このドラマの内容としては、王室も絡んだ過去の
殺人事件の謎解きとホンドとユンボクの関係が
見どころですね。

ムン・グニョンちゃんは童顔で女の子の顔そのもの
だと思うけど、演技力で中性的に見えますね。
でも、男性というにはちょっと無理な感じも。。

ユンボクに恋する妓生のチョン・ヒャン
（ムン・チェウォンさん）も綺麗でした。



兄のシン・ヨンボク（イ・ジュンssi=イ・インssi）
も、ユンボクが想い人だったんでしょうね。




数々の美しい絵も登場します。
絵の解釈が少々難解なところもありましたが、
描いている時は筆の毛先が、まるで生きているように
動き、素晴らしかったです。

ホンド(31歳)とシンボク（１８歳）の関係は年齢の違いが
大きく、どう見ても父娘に見えてしまいましたが、
一応双方ともの「想い人」なんですよね。。



ドラマに登場する金弘道（キム・ホンド）と
申潤福（シン・ユンボク）は18世紀に
実在した人物だそうです。

キム・ホンドは最も有名な画家として、
多くの韓国画を残したことで知られていますが、
同じ時代を生きたもう一人の天才画家
シン・ユンボクは名画を残すのみで、
資料はほとんどないそうです。

パク・シニャンssiは、ドラマ『風の絵師』に出演後、
ドラマ『銭の戦争』の高額出演料問題があって、
国内での公式活動を控えていたそうですが、
昨年10月31日～11月2日にシニャンssi自身の
バースディパーティーを兼ねてソウルで
ファンミーティングを行ったそうです。
早く俳優としても復帰してほしいですね。

ムン・グニョンちゃんも『風の絵師』で、
「2008 SBS演技大賞」の大賞を受賞し、
昨年の大晦日に行われる「2009 SBS演技大賞」でも
チャン・グンソクくんと受賞式のMCに抜擢されました。

宮廷女官 チャングムの誓い（2003年～2004年 全54話） 19

16世紀初頭の朝鮮王朝時代が描かれている

『宮廷女官　チャングムの誓い』は





チャングム（イ・ヨンエさん）が母の遺志を継ぎ、
宮廷料理人の頂点を目指しますが、やがて医学を学び、
最後には王の主治医という地位に登りつめる
サクセスストーリーです。

原題の「大長今（テ ジャングム）」とは、
「偉大なるチャングム」という意味で、「チャングム」は
実在の女性の名前です。しかし、その記録は、
少ししかありません。このドラマは、そのわずかな資料を
手がかりに作られました。

チャングムのフルネームは「ソ・ジャングム」ですが、
韓国の言葉では語頭にくる音は濁音にしないという
約束があるので、名前だけで呼ぶときは「チャングム」
となります。


主題歌の「オナラ」という歌は番組オリジナルです。
詞には「私のもとに（愛する人が）来て欲しい」という、
女官たちの切ない恋心が歌われています。
この歌は放送当初、「歌われている言葉が何語なのか
判らない」と韓国でも話題になりました。


関係ないけど、「オナラ」といえば・・・
最近、「はんにゃ」という日本のお笑いコンビの
金田くんが「ピラメキーノ」というＴＶ番組の中で
「onara恥ずかしくないよ」という歌をパラパラを
踊りながら歌っています。
テーマは
「オナラを我慢している女の子への応援歌」
だそうでまじめに歌っていますよ。




「薬食同源」の考えからその内容は健康と密接に
関連していました。また朝鮮半島への唐辛子伝来は
17世紀初め頃といわれており、そのためドラマに
出てくる宮廷料理はまだ辛くない料理でした。
華麗な宮廷料理がたくさん出てきます。


宮廷女官は幼い頃から宮中で暮らし、形式上は全員、
王と婚姻関係をもつものとされていました。
日本の「大奥」みたいですね。


５４話という長さですが、決して飽きることなく
見てよかったと思えるドラマです。
達成感が味わえます


とても綺麗なイ・ヨンエさんが演じるチャングムは
優秀過ぎですよね。何があってもめげることなく
乗り越えて行く。


子役のチャングム
（チョ・ジョンウンちゃん）は
すごくおしゃべり
子役たちも好演していました。




ミン・ジョンホ様(チ・ジニssi)は、
自分の未来を捨てて、チャングムを侍医にさせ、



中宗王（イム・ホssi)は、チャングムを
本当に愛する人の所へ行かせてあげたんですよね。



二人の男性に愛されてチャングムは幸せ～

好評につき、あと10話くらい続ける話があったそうですが、
イ・ヨンエさんが体力的に無理なため延長しなかったそうです

年月が経っても登場人物がみんな若いままなのには
違和感がありました。

悲しき恋歌（2005年 全20話） 6

『悲しき恋歌』は
若者３人の悲しいラブストーリー
韓国ドラマ特有の「初恋」「純愛」がテーマですね




豪華キャストでアメリカロケもしたのに韓国での視聴率は
あまり良くなかったんですって～

愛と友情で苦しむサンウssiが号泣するので、
私も一緒に号泣してしまいました。

すれ違いが多くて、なかなか会えない・・・
ちょっとイライラする時もありました。。


イ・ゴンウ役は最初ソン・スンホンssiがやるはずだったのですが、
兵役逃れがばれてすぐに入隊になったので、ヨン・ジョンフンssiに代わりました。

知る人ぞ知る、幻のミュージックビデオ（DVD）
『悲しき恋歌～序章～』ではちゃんと
サンウssiとスンホンssiの共演が見れますよ






ヒロインのキム・ヒソンssiは
韓国一綺麗な女優さんだそうですが、
菅野美穂さんに似ていますよね。
確かに可愛くてきれいな人です。
このドラマでいっぱい泣きますが、
号泣というより、しのび泣きですね

　


子役も素晴らしかった。
ジュンヨンの子供時代のユ・スンホ君。
韓国では顔が似ていることからリトル・ソ・ジソプ
とも呼ばれているそうです。
『太王四神記』ではぺ・ヨンジュンssiの
子供時代も演じていましたね。
とにかく演技がうまいのです！


　

主役のクォン・サンウssi、キム・ヒソンssi、
ヨン・ジョンフンssiは、この後次々と
ご結婚されました。
『悲しき恋歌』って寿ドラマですね




クォン・サンウssiは将来、亡き父の意志を継ぎ、
美術の教師になるそうですが、
もっともっと俳優を続けてほしいものです。。

快刀ホン・ギルドン（2008年 全24話） 3

記憶が新しいうちに書いた方がいいと思って

今回は『快刀ホン・ギルドン』にしました～

　　

イノク役のソン・ユリちゃんがとっ～てもお茶目で可愛くて、
毎回ユリちゃん目当てで見ていたといっても過言でないくらい。







このホン・ギルドンを見るずいぶん前にヨン様主演の

『太王四神記』を見ましたが、その中に出てくる、

スジニ役のイ・ジアちゃんも大好きでした



役が同じようなキャラなんですよね。

このドラマの最初の方はギルドンとイノクのやり取りが

コメディーかと思えるくらい面白くて




後半、切ないストーリーに変わっていくんですよね。

『ファン・ジニ』で若様役をやっていた、チャン・グンソクくんの





チャンフィ役も切なくて

「イノク～、皇子の気持ちに応えてあげて～！」

って何度も思いました。

カン・ジファンssiのギルドン役ははじめ、チュ・ジフンssiが

やるはずだったそうですけど、ジフンssiは「魔王」の方を取って

ギルドンはやめたとか・・・

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宙を飛ぶ場面とかは身軽な感じの方がいいと思うので、

ジフンssiの方がいいような気もするけど、

ジファンssiの体格がいい感じも、頼れる感じでよかったのかも。


このお二人もとてもいい味出していました～