新宿の虎

大都会・新宿で自由気ままに生きています。投資(株主優待・株主総会等)の情報や、街の情報・グルメ情報などを書き綴ります。

2015年国勢調査速報と東京都心の特性

2016年02月29日 | 日記
2015年国勢調査の速報が2月26日に発表されました。
日本の総人口が調査以来、初めて減少に転じました。
2010年の調査をピークに、今後は減少していくことになりそうです。

東京都の総人口は1351万3734人で前回2010年の調査より2.7%増えましたが、伸び率は4%台だった2010年や前々回の2005年の調査に比べて鈍化しているようです。
また1世帯当たりの人数は2.02人と2人を割る寸前まで落ち込んでいます。2000年の頃は2.2人程度なので落ち込みは顕著ですね。更に高齢化も進んでおり、「単身高齢者世帯」が増えそうです。
私を含めて東京は将来的に単身高齢者で溢れるのでしょうか。

東京を中心に神奈川、埼玉、千葉も人口が増えましたが、大阪の人口が調査を開始して初めて人口減となったことが話題になりました。
西日本の若者は進学や就職の際に「大阪に出よう」という人が多かったのですが、最近は西日本の人でも関東に出る人が増えているかもしれませんね。


都内の自治体別では、前回調査に比べて人口増加数の上位は…。
1位.港区 +38259人
2位.江東区 +37325人
3位.板橋区 +26113人

更に4位が大田区、5位が世田谷区と続きます。大田区と世田谷区は23区で総人口が上位ですが、江東区や板橋区が2位、3位とは驚きました。江東区は大型タワーマンションの開発が進んだことが大きそうです。

人口減少数の上位は
1位.足立区 -12318人
2位.立川市 -4280人
3位.八王子市 -3527人

更に4位が東村山市、5位が国立市と続きます。多摩地域の主要都市の人口減少が顕著ですね。都心より利便性に劣る点が人口流出につながっています。「足立区はなぜ?」という感じです。


上記は人口増減数ですが、人口増加率は以下の通りです。
1位.千代田区 +23.83%
2位.港区 +18.65%
3位.中央区 14.93%

更に4位が台東区、5位が渋谷区と続きます。都心3区の増加が2ケタ増と顕著ですね。
千代田区は流入数の多くが子育て世代と活気がありますね。問題になっている待機児童の解消に取り組んでいて、保育所の拡充に予算配分を高めて待機児童ゼロを継続しているようです。

人口減少率の上位は
1位.檜原村 -13.72%
2位.奥多摩町 -13.40%
3位.青ヶ島村 -11.44%

更に4位が八丈町、5位が三宅村と続きます。こちらも利便性の悪い地域は敬遠される傾向です。

都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)で唯一、人口増数のトップ5に入っていない新宿区は人口増となっているので、特に悲観することはないと思います。
新宿区の特徴は昼間人口が極めて多く、外国人人口・外国人割合が23区で1位というのが特徴です。
コメント
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