2016年子どもサイエンスフェスティバル逗子大会

本日我々紅葉ヶ丘無線クラブは、毎年恒例となった子どもサイエンスフェスティバル逗子大会に出展した。出展物は恒例の簡単なフォックスハンティング「電波の発信源を探せ！」であった。参加者は実働メンバー5人で、手伝いのボランティアが2人就いた。逗子は毎年のように来場者が少なく、今年も全体で310人、我々のブースには76人が来場した。その他にも古い無線機にアンテナを付けて実際の無線の声を聞かせたりもした。来場者が少なかったので、メンバーと無線談義に華が咲いたのは余談である。
　今年度の子どもサイエンスフェスティバルは所々予定が変わっている。今後もそういうのが多くなってくることが予想される。それにいかに対応していくかも考えることが重要になってくるだろう。

オリエント急行

28年前、「オリエント・エクスプレス'88」というイベントが9月から12月にかけてあった。このイベントはフジテレビ開局30周年を記念して、日立製作所が協賛しJR東日本とJRグループ各社が協力し、欧州を主に走るオリエント急行をパリから欧州各国と旧ソ連、中国を走行し香港、そして下松港（近くに日立製作所笠戸事業所がある）に船で日本に渡って広島を経て東京まで走りその後は日本一周ツアーを含め日本各地を走行させるというかなり大胆な企画であった。当時私は小学5年生で夢を抱いていたが、乗車はおろか習い事等で忙しく撮ることも見ることも出来ず模型すら手に入らなかった。テレビや写真でしか車両を見る事は出来なかったのだ。もうオリエント急行の車両は生で見る事は無いだろうと私は思っていた。そして時は経って12年前にあの時に走行した1両のプルマンカーが再び日本にやってきた。このプルマンカーは私が一番好きだった車両である。理由は箱根ラリック美術館に常設展示するためであって、プルマンカーの室内装飾はフランスの宝飾・ガラス工芸家ルネ・ラリック氏の作品であるからだ。そんな時、私は最近になってこのイベントを思い出し、本日箱根ラリック美術館へと出向いたのだった。美術館について乗車の予約をし、時間があったのでミュージアムでラリック氏の作品を楽しみようやく予約時間の10時になり乗車した。乗車前に説明の映像を観賞し、遂に念願が叶いプルマンカーに乗車した。乗車中、スタッフの説明で28年前の話もあった。いろいろ写真を撮り、降車の際に私はスタッフに28年の思いを語った。
　28年間、私はずっと夢を見ていた。その夢が本日叶ったのだ。私は思った。叶わない夢は少ない。努力と我慢をすれば必ず叶う夢が多いのだ。