oji弁理士の日常

おじさんで中堅どころをとっくに越えてしまった弁理士の日常と非日常生活

本日の拒絶理由

2007年10月23日 | Weblog
今日見た拒絶理由
『「・・・装置本体内にX機器を設けたY装置において・・・」との表現で「装置本体内」とは何か不明。装置本体の内と外をどのように区別するのか不明。・・・装置本体ではなく、○○な筐体とでもすべきではないのか?』
というものだった。

Y装置は大々周知装置、X機器も同じ程度の機器。

ふーむ。装置本体というのは機械屋弁理士がよく使う用語だが、今までこんな拒絶理由をくらったことはなかった。

筐体と装置本体は微妙に違う。
筐体とすべきではないと突っ張るべきか?と悩んでクライアントに連絡メールを送ったら、筐体で良いとのご返事。気楽にはなったが。。。

で、審査官は?と見てみると、あれ、○○機器部門じゃない!物性物理系だ!X機器が要素に入っているから?

ちょっと突っ込んでみたい拒絶理由だったなー。

処理件数の話

2007年10月21日 | Weblog
時々コメントをくれる某弁理士さんのサイトを見ていたら、昔、一ヶ月に25件こなしたことがあるという古手の(?失礼)弁理士さんと会われたという話が載っていた。

この件数というのは、ある意味でくせ者の数字である。

全くの原稿なしで、かつ全く関連性のない出願であり、他の所員のヘルプがなかったのだとすれば、25件というのはとてつもなく凄い数字である。
しかし、原稿があったり、関連性があるものが相当数混じっていたりすると、処理に必要な労力ががくんと小さくなるので評価としてはだいぶ下がってしまう・・・上記の弁理士さんの仕事がそうだという意味では決してありませんよ。条件による、という意味だけです。

ちなみに小生の最多件数は40代後半に記録した一ヶ月60件である。

もちろん秘密がある。それは、内容の可否の検討、図面の清書等々、普段手間が掛かる処理を了解の上でさぼったこと、事務所のすぐ近くのホテルに泊まり込んで(いわゆる缶詰状態で)、まるまる1ヶ月近く帰宅せずに仕事をしたこと・・・等々である。クライアントから来た原稿を一字一句そのままに出願したなんてことでは決してなく、原稿はあったがきちんと、それなりに仕事をしましたよ。でも、工夫次第と体力で可能だったんです。

そして・・・もうけがほぼ全てホテル代に消えたことがもう一つの秘密です (^_^;)

なんとなく、高級ホテルに泊まりたかっただよねー。でも、思ったより高かった。もう二度と経験したくない、経験できないことの思い出でもあるのですが・・・この年齢になっては不可能ですネ。。。

暇つぶしにサッカーの話など

2007年10月19日 | Weblog
仕事はまだまだ明かりが見えてきません。
堆積しているファイルの山を脇に置いてサッカーの話。

まずA代表
 エジプトの2軍より日本の2軍のほうが強かった・・・というより駒がそろっていた、ということかな?主力が7人も来なかったというが、日本も、中村俊、高原、稲本、松井、中田など海外でレギュラーを張っている選手たちを抜いたチームだから。
 エジプトは確かに強くなったが(というか以前は日本は相手にもならなかった記憶がある)、選手層が薄そう。ただし経験が不足しているだけと言う選手が一杯いて、ちょっとうらやましいかも。
 中東を想定しての試合ということだったけど、ちょいと様子が違いすぎましたね。完全な欧州スタイル、それもとても正統的な、という感じがしました。何が正統?って言われると困るけど。

次は五輪代表
 一番ダメだったのは監督かなー。
 汗かき専門になることが最初から分かっているワントップに李?なぜ先の試合で良かった森島じゃなかったんでしょう?柏での試合を見る限り、李は向いてないと思うけどなー。
 次にダメだったのはまた監督。なんで細貝をマンマークにつける?細貝がそれに適した選手かどうか知らないけれど(多分そうじゃないと思う)、やったこともないようなことを試合でやって、どうする。いつも通りの戦い方をなぜ選択しないのか?相手に合わせすぎ。リスペクトし過ぎ。カタールなんて、そこまでのチームじゃないじゃないか、と思うんだけどねー。

やっぱり、オシムにバックアップを頼むんだね。

「ヒマ」は禁句?

2007年10月17日 | Weblog
やっぱり。
「ヒマになりそうだなー。」
「旅行にでも行ったら」(一緒に行こう、と言ってはくれないところがミソ)
という中年夫婦の会話が仕事を呼ぶ。

また遊びに行けなくなっちゃった。来週末まで・・・。感謝!

閑話休題
今日は渋谷のビックカメラで携帯電話を買い換えました。字が大きいラクラクホン。
そのとき見かけた弾性じゃなくて男性タレント・・・名前知らなかった。
電話選びのために来てくれた娘に言わせると、有名だよ、って。
だけどラクラクホン買ってるオジサンが知ってるわけがナカッペ。

ハエエーーッ

2007年10月12日 | Weblog
昨日、庁の女性審査官と補正内容について散々やり取り。当方の勘違い(実は意図的)を見抜かれて、少し狭い範囲でならOKということになり、もう一度拒絶理由を打ちます、といわれ、クライアントに了承をとっておこうと、今朝メールをしました。そうしたら、端末機をさわっていた事務員が叫びました。「もう拒絶理由がきた!」はえーっ!

まあ、特許査定になる線が事前インタビューで確認されているので問題は無いのですが、クライアントに対する報告がちょっとタイミング的に遅かったので、気になるところではあります。→ それでも拒理早過ぎ。。。

そういえば、昨晩気がついたのですが、今月中旬までの仕事を昨日まででほぼ終わらせてしまいました。1週間ほどのんびりできそう、と帰宅して女房殿に報告したら、それが悪かったみたい。今朝、七面倒くさい補正の検討依頼と、急ぎの特許出願が飛び込んでいました。うれしいのか、かなしいのか。。。。有難いですけれど。

マチ辨(マチ辯ではない)って、こんなものですかね?マチ辯さんも同じ???

今日来た拒絶理由通知

2007年10月10日 | Weblog
人心地を取り戻しつつあります。

そう言えば、このごろ特許の審査が厳しいですね。
それに、拒絶理由の細かいこと。

事務方から今日小生のほうへ回ってきたケースの拒絶理由通知には、
・請求項2に、上記請求項1に記載の・・・とあるのは請求項1に記載の・・・の誤記か?
・請求項3に、(他はすべて前記・・・なのに)、上記・・・とあるのは誤記か?
って書いてありました。

ついでの36条による理由としても、へっ???? って感じですネ。

まあ、拒絶理由としてはこれだけじゃなく、29条関係もあるので、クライアントから文句を言われなくて済むでしょうが、こんな理由だけだったら、クライアントはどう思うでしょうネ?

イヤー、今日は、出した、出した

2007年10月09日 | Weblog
ということで、明日の分までゼーンブ出願、提出等々やっちゃいました(さも、自分でやったように書いていますが、もちろん事務方が、です)。

請求額? それは秘密です (^。^)

まあ、ホッとしました。

と思ったら、急遽発明者の追加依頼、ちょいと複雑な事情のある新件の打ち合わせ依頼、審査官からのお電話・・・眠いから早帰りしようとオモッタノニ~

また仕事・・・・帰れない・・・

6日午後11時55分書き出し

2007年10月07日 | Weblog
昨5日の夜遅く、取りあえず5日までの期限のケースの処理を終えました。
2件、クライアントのほうの都合で原稿送りの期限が延びたので助かりました。青息、吐息。。。。頭の中はマッ白

今日6日はほぼ1日何もせずに過ごしましたが、夕食後やおらやる気が出て、9日、10日期限の中間処理ケースに取り掛かり、取りあえず9日期限のものを終わらせました。

中間処理のほうは10日、11日と続きますし、出願も9日、10日がありますが、数件手下に押しつけたので、ちょっと楽になったというか、ほぼ終わり、って感じでホッとしています。なんとかやりきりました!

庁への手続を取り終えるまでは安心できませんが、原稿さえできれば、家でぶったおれて寝ていてもあとは事務員がやってくれる。安心?です。

という状況で、まあ、一難去ってまたちょっと小さい一難というところでしょうか。職人弁理士の仕事なんてこんなことの繰り返しです。

先日、某弁理士から、事務所を大きくする気はないのか?と質問されて、全くない、と答えたら不思議な顔をされました。こんなシンドイ商売をいつまでやっている気なんだ、と思ったのでしょうね。確かに人を雇って明細書を書かせればラクできますから。でも、管理人に向いてないんですね、私は。

7日午前0時7分終わり

午前2時

2007年10月03日 | Weblog
先ほど米国からFAX到来。
即座に(手書きで)、返事を書いてFAX!
こんな時間にどこに居るのかって? 事務所に決まってます。

今日はだいぶはかどりました。なんとか大量の中間処理と、特実出願とをこなせそう。

実は、意匠も2件あって、手下が書いた図面の直しを延々とやらされて・・・気持ちだけ予定が遅れ気味ではあります。

西村さま
 コメント有難うございます。ウェブサイトのほうも見させていただきました。お若いですね~。私が独立したときよりも数歳若い。うらやましい限りです。いろいろと夢を追いかけられているようですね。頑張ってください。

 当方はそろそろ死に損ない、とまではいきませんが、相当なトシになりましたが、それでも相変わらず追いかけられて走りまくっています。追いかけて走って、つまずいたタタリもあるんですけどね。

 いつまで走れるかわかりませんが、理想は、たとえドブの中でも前のめりに、です。→現役のままで死にたいということなんですけど、問屋が卸してくれるかどうか。。。先日仲間の某弁理士が癌宣告を受け、ほぼ引退状態になったようだとのことを聞いて、ちょっとショックを感じている今日この頃です。

 ところで、仕事をこなすコツですか? こつ、こつと・・・冗談ではありません。それと、寝ないこと、ですかね。体力は無いんですが、まあ、好きなんですね。

 今日もまだまだ、陽が昇る頃まで、です。