oji弁理士の日常

おじさんで中堅どころをとっくに越えてしまった弁理士の日常と非日常生活

地方行脚3 & 涼風真世

2006年04月26日 | Weblog
今日はまた群馬、栃木方面。先日ちらっと見ただけの渡瀬橋をわたってきました。なるほど、車道と人道と別なのだ。これならゆっくり夕日を見ていても車が危なくない。

また足利学校跡へも言ってみたが、拝観料400円と聞いて、外から見ただけにした。そこまで見たいもんじゃなかったから。場所がとてもわかりにくかった。
まあでも、足利という街は綺麗というか、昔の面影を残した良さそうな街だった。

仕事の方は、数件受任。一つのクライアントからは、顧問話が消えてしまったのが、ちょっと気になる。もう一つのクライアントは、たぶん顧問料を払う気はないだろうし、そう長くないだろうな、と予感している。

しかし帰りは危なかった。天候の急変で、少し気分が悪くなり、デパスを数錠飲んだのが良くなかったみたいで、眠いこと、眠いこと。ようやくのことで帰り着いた。

話は変わるが、先日田舎に電話した際に、涼風真世が小学校の後輩で、あんたと同じで2年生で転校してったんだよ、という話を聞いたので、今日とういより昨晩の大岡越前を録画してみてみた。

家も近かったらしいが、年齢からして故郷にダブって住んでいない。彼女がこの世に生を受けたときには僕はとっくに東京へ出ている。宝塚時代はだいぶ名を馳せたらしいが、興味がないので、いまのおばさん姿(といっても年齢の割に相当に若く見えるが)しか印象がない。お茶か何かのコマーシャルに出てたなーという記憶がある。でもワカイわ。宮城県というと○スばかり、というイメージがあるんだが、こういう人もでるんだな、と思ったらお父さんが転勤族で宮城の人じゃないみたい。納得(宮城県民の皆様、失礼 m(_ _)m  )。

弁理士私見・・・2

2006年04月23日 | Weblog
弁理士試験・・・いろいろなブログで勉強法の事やら、受験機関の事やら、いろいろ書かれているが、昔の受験生には異様な感じがする。

まず、判例を知っておくことが大切という点。我々の頃は、判例を勉強していたら受からない、と言われていた。弁理士試験の論文の採点法は、たぶん昔とそんなに変わっていない、というよりも昔よりも徹底していると感じられるので、判例を勉強する時間があったら答案構成を考えた方が有効じゃないのかなー?それに実務(明細書書き)にも有用だし。

それと市販のレジュメ集(というより、あれじゃ答案集だけど)を使ってるのかなー?レジュメは自分で作ってこそ勉強になるし、合格への早道だと思うのだけれど。

あ、それから条文のタイトルを覚えることなんて今はやってないんだろうね。僕らは特許法の条文のタイトルだけを覚えさせられた。約200条強のタイトルを、家から駅まで歩く15分の間に言えるように頑張ったっけ。これをやると、法体系が自然と頭にはいって有効だった。

それにしても昭和は遠くなりにけりだ。





弁理士私見、じゃなくって試験

2006年04月22日 | Weblog
以下昔話。

弁理士試験の受験希望者が話を聞きたいとやって来たときに聞いてみること:
「特許法第29条第1項第1号を要件に分けなさい」
である。

「特許出願前に日本国内において公然知られた発明」

昔は 又は外国 が無かったので、今書いているケースなんか、まだ大丈夫だー、なんて言えたんだけどなー。それはともかく、それなりに勉強してくる人に聞くんだけれど、ほとんどの人がまともな回答ができない。

だいたいの人は
・特許出願前に
・日本国内において
・公然知られた
・発明
ってな感じで答える(今はレジュメ集が基本書だそうだから、みんなが正答できるのかな?)。

こういう人達には、弁理士試験の勉強の前に日本語を勉強したらって、よく言っていたっけ。

たった一人だけ、すぱっと答えた子がいたので(もう彼も中堅どころになってしまったけれど)、この子は受かるのが早いよ、と予言したら、約1年で受かった。現在のように、600だの700人だの受かる時代じゃなくて、70から80人、せいぜい90人という時代。競争率だけなら司法試験より上、と言われた時代だから、突出して早かった。

正解は書かないでおこうっと。
もし、このヘボブログを読んで正解がわかった方、貴方は弁理士に向いてます・・・とも言えないか。明細書書きはまた別の話、独立して仕事ができるかどうかはまたもっと別の話だから。でも、試験に受かるのは早いでしょう、タブン。。。

ふーっ 一つ終わった

2006年04月20日 | Weblog
PCT用の明細書一つ終わった。図面の原稿に符号を書いて事務方へ放り投げて、ホッ。図面の符号入れに明日一杯掛かるな、きっと。チンタラするなって一回怒ってみたいなー。きっと次の日から来ないな。

このごろ中高校時代の友人や知り合いの弁理士からの転職相談が多い。と言っても、外の世界はもちろん弁理士業界のことすら僕がロクに知らないことを知っているはずなので、まあ気休めで聞いてくるんだろうけど・・・。

自分も転職、転事務所を結構やったから、ってことかな。特許業界の場合は、外れると酷いから。あっ、普通の会社もそりゃ同じか。

明日から月曜日まででもう一件PCTだーっ。発明者原稿無し、図面のみ、図面の説明無し、からだからちょっとキツイかな?

「特許相談」にて商標出願2件受任 ン?

2006年04月19日 | Weblog
本日、某社ご来所。事務員はお休み、イソベンは打ち合わせで外出。自分一人。お茶出しが面倒だったので、ワケを言って何も無しで即打ち合わせ。客扱いの酷い事務所だな、と思ったろうなー。いつもはそんなことないんですよ、済みません m(_ _)m

ところで、相談内容。相談者は、特許、特許と言いつつ商標の話をする。間違ってますよ、と直截的に言うわけにもいかず、難渋した。結構多いんだよなーこういう人。しかも商標調査のやり方を事細かに聞きまくる。後は自分でやろうってんだろうけど、出願だけじゃないんだよー。自分で出願だけして中間処理を持ってきたら倍付けで費用とるからネー(ウソ。でもしっかり新規受任分は取るけど)

でもまあ、だららだと2時間ほど話をして、商標登録出願を2件受任した。労多くして益・・・、なんて言ったら天罰がありそう。

今は一生懸命PCT用の明細書書き。今週中にもう1件PCTを出さなきゃ行けない。ちょっと、時間的につらくなってきた。
といいつつブログなんか書いてんだから世話ないね。

メニエルさんの具合が良くなってきて、ハードワークに戻りつつあるなー。またやばいかも。ちょっとびびっております。

ロートル弁理士達の飲み会

2006年04月16日 | Weblog
昨晩、某弁理士の上京に合わせて同じゼミで勉強した6人のおじさん弁理士が集合して飲み会をやった。一人はもう還暦。トシ取ったなー。

話題の中心は、なんだったかな?忘れちゃった。隣のリーマンおじさんグループの傍若無人な大声にかき消されて、よく聞こえず。飲み屋ではなく、和食の料理店でなぜあんなに怒鳴るんだろう。そして、店の人たちはなぜ注意しいんだろう。欧州のレストランなら即座にゲットアウトだと思うんだが、日本ではそう言うことはないようだ。やはり、国民のマナーレベルの低さ、かな。

低さといえば、近年の大量合格弁理士達のレベルの低さが話題になっていたなー。学歴は昔に比べて上がっているんだが、我々の時代と違って参考書が充実しまくっていることから、それを買って丸暗記しただけで受かってしまっているということのようだ。受験が得意な高偏差値、成績良し、の人たちにはとても有利だそうな。

ということは、当業界は末期状態に入りつつあるということだな(^o^) 某弁理士曰く、「T大出身者が増えると、その業界は駄目になる」。たしかに当たっている面もあるが、K大、W大とどう違うのかな?

まじめな話をすると、弁理士に求められるのは、クライアントが持ち込んだ事案に対して、的確なアドバイスが出来るかどうか、それが特実に該当するということであればクレーミング能力、商標であれば分類の選定と、拒絶理由を食ったときの審査官を納得させ得る意見書の作成能力、かな。どれも偏差値が高ければできるというものではない。ある意味でセンスである。ということは資格の有無でもない。

司法試験の場合には合格後2年間の修習があるので、ある程度そのような能力が開発されるかもしれないが、弁理士にはそんなものはないし、もともとセンスの問題だから。結局は、実力亡き者は去れ、そんなことになるんだろう、という結論だった。 ちょっと違う意見を持っているが、またにしよーっと。

明日は天気がころころ変わりそうなので、気分、体調がどうかな。
近頃、体があまりついて行っていないから、心配。