oji弁理士の日常

おじさんで中堅どころをとっくに越えてしまった弁理士の日常と非日常生活

処理件数の話

2007年10月21日 | Weblog
時々コメントをくれる某弁理士さんのサイトを見ていたら、昔、一ヶ月に25件こなしたことがあるという古手の(?失礼)弁理士さんと会われたという話が載っていた。

この件数というのは、ある意味でくせ者の数字である。

全くの原稿なしで、かつ全く関連性のない出願であり、他の所員のヘルプがなかったのだとすれば、25件というのはとてつもなく凄い数字である。
しかし、原稿があったり、関連性があるものが相当数混じっていたりすると、処理に必要な労力ががくんと小さくなるので評価としてはだいぶ下がってしまう・・・上記の弁理士さんの仕事がそうだという意味では決してありませんよ。条件による、という意味だけです。

ちなみに小生の最多件数は40代後半に記録した一ヶ月60件である。

もちろん秘密がある。それは、内容の可否の検討、図面の清書等々、普段手間が掛かる処理を了解の上でさぼったこと、事務所のすぐ近くのホテルに泊まり込んで(いわゆる缶詰状態で)、まるまる1ヶ月近く帰宅せずに仕事をしたこと・・・等々である。クライアントから来た原稿を一字一句そのままに出願したなんてことでは決してなく、原稿はあったがきちんと、それなりに仕事をしましたよ。でも、工夫次第と体力で可能だったんです。

そして・・・もうけがほぼ全てホテル代に消えたことがもう一つの秘密です (^_^;)

なんとなく、高級ホテルに泊まりたかっただよねー。でも、思ったより高かった。もう二度と経験したくない、経験できないことの思い出でもあるのですが・・・この年齢になっては不可能ですネ。。。

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