oji弁理士の日常

おじさんで中堅どころをとっくに越えてしまった弁理士の日常と非日常生活

「稲森健太郎」弁理士

2011年02月06日 | Weblog
ツイッターで、「稲森謙太郎」さんが弁理士かどうかが話題に。
ご本人は、「稲森謙太郎」はペンネームであること、同期の弁理士さんが、弁理士であることは間違いないこと、をつぶやかれていた。

とりあえず問題収束、ということになったようだが、おじさんにはちょと疑問???

「稲森謙太郎 ≠ 弁理士」であって、「稲森謙太郎を名乗る某氏 = 弁理士」
である。

ということは、「稲森謙太郎」=ペンネームであることを著作物に明記していなければ、前者は詐称に相当するのでは?
「弁理士 稲森謙太郎」なる自然人は存在しないうえに、「弁理士」という国家資格を標榜するにペンネームとという偽名を用いるのは弁理士の品位を汚すではないかと思う。


弁護士で作家の方は結構いらっしゃるが、実名とペンネームの関係を明らかにされておられる。
小説であればプロフィールに弁護士とは書いておられないのでは?
稲森氏ももそれに習うべきではないだろうか。

ペンネームなのであれば、「弁理士」でござい、と書かなくても良いのだし。
その一方で、「弁理士」、と書かなければ本が売れない、というなら明らかに広告に関する規定違反では。
なんにせよ、何かおかしいな~と思う。

別に変な内容のものを書いておられるのではなく、弁理士にとっても大変興味深いことを書いておられるのだから、そんなに堅いことをいうなよ、という声もあろうが、国家資格を得た今、それでもペンネームで書かれるというのはシックリこない。堂々と実名で書かれるべきであると考える次第である。