oji弁理士の日常

おじさんで中堅どころをとっくに越えてしまった弁理士の日常と非日常生活

合格?

2009年10月07日 | Weblog
友人の子息が弁理士試験の論文パスしたとのこと。
900何十人だか、合格したんだから、当たり前だよな~、とそのオヤジ曰く。確かに、我々の頃は、3000人ほどの受験生で80人程度の合格者だったから格段に難しかったように見えるが。。。

でも、今も昔もそれほど合格率は変わっていないのでは?
我々の頃は、よく競争率2倍、と言っていた。弟は司法試験でも3、4倍だよ、と言っていた。それは、合格できるレベルの受験者の数がそんなもの、という意味。

今はどうなのだろう?弁理士会の講習などにでると、確かに若手弁理士に物足りなさを感じるが、それはこちらがトシを重ねただけ、の可能性が高いように思う。自分が若手だった頃を思い出してみると、似たようなものだったような気がする。

いずれにしても、合格してからが勝負!
勝負、というのは独立して、事務所を立ち上げて、大きくして、という意味ではないですよ。それは、人それぞれで、目標を立て、めげずにその目標達成に向かっていけるかどうか、が問題ですよ、という意味です。

経営者に向く人、明細書書き職人に向く人、コンサルに向いてる人、いろいろですからね。

そういえば、唐突ですが、口述では200人だか落っことす、なんてうわさが流れているようですね。そんな無駄なことはしないと思うけどな~。

来年試験委員が大変だしね。(なり手が少ないらしい)

さっき見つけたビックリ公報

2009年10月04日 | Weblog
たいしたことじゃないんだけど、頼まれた特許調査をやっていて、引っかかった公報を順に見ていたら、「代表図面」として記載された図に、堂々と
「従来技術」
って書いてあった。

こんなの初めて見た。代理人は勿論日本国弁理士。
で、PCTの移行ケースで、原出願がそうなっているので仕方が無いのかな?と思ったら、出願人国籍が某コメ国で、通常のパリルートでの国内出願が親出願の分割出願だった。

せめて「従来技術」の文字くらい消せばよいのに・・・・

追伸:親出願のほうを見たら、代表図面の図は同一だったが、従来技術の文字は無かった。どういう状況なのだろうか???