ドルマンスリーブチュニック（生徒作品）ふと思うこと。

生徒作品のご紹介です。

 

 これはウニクスカルチャーセンターの

Kさんのカットソー作品です。

 

ドルマンスリーブチュニックです。

 

最近は肩下がりのデザインが流行っていますが、

これは10年近く前にデザインしました。

 

使用したのは、今流行のボルドーで、

ウール混ニットです。

 

始末はまだですが、

裾丈、袖丈を見る為、

試着して頂きました。

 

 

　　　　　　　　　

ふと、思うことは・・、 

 

還暦を過ぎた頃から

食は細くなっているのにもかかわらず、

太り始めた私。

 

幸い身長があるので、

チュニックなどでお腹周りを隠せば

見た目には誤魔化せます。

 

が、、

以前作ったお気に入りのスカートは

ウエスト周りが

10センチ以上も小さい！！(笑）

 

仕事上、

生徒さんの見本となるよう、

カットソーを着こなさなければ・・、

その為には痩せなければ、

と思うのですが、、

そんな時、ふと、

考えてしまう事があります。

 

4年ほど前、

健康診断では何の異常も無かった私が

突然の脳梗塞で入院。

40日ほどで退院しましたが、

その後暫くして、

味覚障害、

に、なったことがあります。

 

「砂を噛むような、」と言う

言葉がありますが、

その通りで何を食べても不味い！！

 

どんなに大好物や味の濃いものを食べても

砂を噛んでいるような感覚しかありません。

 

入院中も痩せなかった私が、

数ヶ月の味覚障害で、

7キロも痩せてしまいました。

 

 でも脳は、

美味しいものを食べたときの

快楽を強く求めてきます。

 

大好きなケーキもチョコも、

何の味も感じられず、

異物を口に入れているかのようで、

欲求不満になってしまいます。

 

美味しい食べ物を

美味しく食べられる、

という、当たり前の事が、

どんなに幸せなことか、

思い知りました。

 

私にとって味覚障害は、

手足の不自由さよりも辛い思い出です。

 

食べる、というのは、

人にとって一番の欲求ですね。

 

普段は考える事も無い、

当たり前の

美味しく食べられる、

と言うことは

一番の幸せだと思います。

 

ダイエットに励むのも良いですが、

美味しく食べられることに

まずは感謝しなければ

いけないのかもしれませんね。

 

あ、今はもうすっかり、

体重も味覚も元に戻っています。(笑）

 

 

 

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