コンピュータ用語学び塾

外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

メール・SNS・ブログは誤解を招きやすい? 印象のうち言葉はわずか7%

2008-05-25 14:53:43 | インターネットを楽しむ用語
現代社会は、コミュニケーション手段に電子メールが多くなりました。会社での情報伝達は殆どがパソコンの電子メールで、家族や友人との連絡もパソコン・携帯の電子メールが多くなりました。

しかし、電子メールの文字(中には画像もありますが)だけで、自分の気持ちや考えを、本当に伝えることが出来るでしょうか?

心理学者メーラビアンの研究によれば、コミュニケーションにおいて、人間の印象を決める要素は以下だそうです。

 ・「言葉(話の内容)」は7%にしか過ぎない
 ・「態度や物腰(身振り手振りも含む)」は55%、
 ・「話し方(声のトーン、話すスピード、呼吸、間の入れ方など)」は38%

電子メールでは、「態度・物腰」、「話し方」は、ほんの一部しか表現できない為、電話や直接会って話すときと比べて、多くの情報が伝えられないと言うことになります。

もし、家族や友人からのメールに、「元気です、少し疲れているけど大丈夫だよ」という表現があった場合、本当に元気になのか、実は疲れているのに隠しているのか、分かりません。でも、電話したら話し方ですぐに分かりますよね。

また、メーラビアンの研究からは、相手と面と向かって話したときと比べ、メール、SNS、ブログなどのように、パソコンを介した顔が見えない関係性の場合、7%プラスアルファしか伝わらないことになり、誤解を招きやすくなるということになります。

このことは、受け手の主観的な思惑が入り、電子メールやネット上の関係は、いつもちょっとしたことでアクシデントが起こりやすい可能性を含んでいるといえます。

直接会って話したり、電話で話す場合と比べ、文字で自分の言いたいことを、誤解が生じないように伝えるためには、よほど、注意しないといけないといけません。

最近、燃え盛るという意味の「炎上」という言葉をつかった、「ブログが炎上」ということを聞くようになりました。インターネットの世界で、炎上というと、「ブログやSNSの記事に批判的なコメントが殺到する状況」です。

ブログやSNSで文章を書いていると、話題の内容に関して、自分の素直な感想など、何を書いてもよさそうな気分になるときがあります。

しかし、忘れていけないのが、インターネットの中で「自分の書いたものを誰がみているか分からない」ということです。インターネットの世界には、様々な年齢・価値観の人がいます。

日常生活で会う人たちとは違う人たちで溢れているのがインターネットです。そのため、日常生活では、なんともないと思った発言が、インターネットでは大きな反響を呼ぶことがあります。

ブログ・SNSの場合、様々な人たちが見ていることを常に意識することが大事ですね。但し、かといって、あまり神経質になるのも、また問題です。

「誤解を与えず、かつ、自分の気持ち・考えをより正確に伝える技術」、文書作成能力が、インターネットの世界では、ますます問われます。

・・・だからこそインターネットの世界は楽しい!


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