ブラウザのIE6(Internet Explorer 6)、発表されてから(2001年リリース)既に10年がたちました。IE6ブラウザーは二世代前で、機能も古く、安全面からも不安視され、最近のインターネットの危険性にも対応できていません。また、サポート終了のホームページが増加中です。
2010年11月には、「Yahoo!JAPAN」がIE6のサポートを、12月中旬から順次、終了すると発表しています。
まだ、IE6を使っている方は、早めに、最新版のIE8に更新(アップグレード)した方が良いです。こうすることで、ホームページ表示速度が速くなったり、不正なホームページも検出できます。
また、IE7のユーザもIE8に更新することで、安全性が強化され、表示速度もアップします。
今回は、IE8への更新方法に加え、IE8の注目すべき機能も簡単に紹介しますので、すでにIE8を使っている方も、改めて使い方を確認下さい。
なお、マイクロソフトのホームページで、Windows 7 及び Windows Vista ユーザに対して、IE9(Internet Explorer 9)をすすめていますが、これは、まだ、”Beta版(β版)”で、正式版ではないので、不具合の発生する可能性があります。正式版が発表されてから利用しましょう。
■ブラウザは、ホームページを安全に見るため、最新バージョンに更新(アップグレード)しましょう
最近は、ホームページを見るだけでウイルスに感染するなど、ますます危険さも高度化しています。その意味で、ホームページを見るブラウザの”安全性対策(セキュリティ対策)”は重要です。
IE以外のFirefox、Chromeなどのブラウザも、日々機能改善が実施されているので、ブラウザを最新バージョンに更新することは、とても大事です。
■気をつけたいソフトウェアのバージョン、”アルファ版(α版)”、”ベータ版(β版)”
ソフトウェアは、正式版の前に、アルファ版、ベータ版、RC版というバージョンがあります。これらは、いずれも、正式版ではないので、利用する場合、不具合が発生することを覚悟の上で使う必要があります。
アルファ版(α版)は、開発のごく初期段階のソフト、ベータ版(β版)は、正式公開の一歩手前のソフトのことで、正式版の機能がひととおり揃っていますが、まだ不具合が起きる可能性が残っているバージョンです。
RC版は、"Release Candidate"版の略で、正式版の一歩手前のバージョンのことで、正式版直前に試してもらって、最終調整をするためのバージョンです。
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■ 「IE6は9年前の腐った牛乳」――Microsoftがアップグレード呼び掛け
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IE6(Internet Explorer 6)は、機能やセキュリティが不十分と指摘されており、昨年ごろからサポートを終了する大手サイトが続出しています。米国ではIE6の葬式が行われたり、豪州のMicrosoftが自ら「IE6は腐った牛乳」とアップグレードを呼びかけるといった動きも出ていました。
なお、2010年11月には、「Yahoo!JAPAN」がIE6のサポートを、12月中旬から順次、終了すると発表しています。
参考情報:2010年05月17日
「IE6は9年前の腐った牛乳」――Microsoftがアップグレード呼び掛け - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1005/17/news033.html
参考情報:2010年11月10日
Yahoo!JAPANもIE6サポート終了へ - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/10/news043.html
「9年前にリリースされたIE6(Internet Explorer 6)を使うのは、9年前の腐った牛乳を飲むようなものだ」と、Microsoftの豪法人が、Webブラウザのアップグレードを促すキャンペーンを昨年の2010年5月に実施しています。
同社は「It is no use crying over spilt milk(こぼれたミルクを嘆いても何にもならない)」ということわざをもじって、「There's no point crying over spoilt milk once they've become a victim(被害に遭ってから、腐ったミルクを嘆いても意味がない)」とユーザーに呼び掛けているとのこと。
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■ ブラウザのIE8(Internet Explorer 8)への更新方法
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IE8についての詳しい説明や、IE8のダウンロード、更には、Yahooなどから提供されているサービス機能のついたIE8が紹介されています。
最新ブラウザー Internet Explorer 8
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/ie/function/default.mspx
IE8には、下記の2つがありますので、好みに応じて選択下さい。
(1) マイクロソフトが提供するIE8
(2) (1)に独自のサービス機能を追加したYahoo、Google、gooなどから提供されるIE8
[注意]インストールの前に、Windows Updateを実施して、システムを最新の状態にすることをおすすめします。
Windows Updateは、Internet Explorerの[ツール]メニューをクリックして[Windows Update]を選択し、表示される指示に従ってください。
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■ IE8(Internet Explorer 8)の注目すべき機能
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■(1) タブ関連の機能強化
IE7でタブ・ブラウズ機能が導入されましたが、IE8では、タブ関連の機能強化が行われ、タブ・グループごとに色分けされて表示されるようになりました(タブ・グループとは、あるページのリンクから新規タブとして開いたページの集まり)。
(注)タブ機能:ブラウザの一つの画面の中に、複数のホームページを表示させる機能
■(2) アクセラレータによる快適なブラウズ
Webページ上で文字列を選択すると、マウス・カーソルのすぐそばに青い四角が表示されます。これが「アクセラレータ」といい、この文字列を使って検索エンジンを呼び出したり、翻訳したり、地図を表示させるなどといった操作が可能になります。
■(3) Webスライス
Webページ中の一部分だけを取り出して(スライスして)、定期的に購読するための機能です。ただし、すべてのWebサイトで利用できるわけではなく、サイト側でWebスライスに対応している必要があります。
IE8ではセキュリティ機能の強化も大きな特徴となっています。IE8で強化されたセキュリティ機能は[セーフティ]メニューの下にまとめられているので、以前よりも分かりやすくなっています。
■(4) SmartScreenフィルタ機能
フィッシング・サイトや、悪意のあるソフトウェアをダウンロードさせようとするサイトなどを識別し、アクセスをブロックする機能です。IE7にあった「フィッシング詐欺検出機能」が強化されたもので、より分かりやすく、検出率なども向上しています。
この機能は、インストール時は無効ですが、必ず有効にして下さい。有効にしておくと、新しいサイトを訪問するたびに、フィッシング・サイトでないかどうかがチェックされます。
★SmartScreenフィルタ機能は必ず有効にしましょう!!
■(5) InPrivateブラウズ
InPrivateブラウズ・モードでは、履歴データやCookieなどをディスクへは保存せず、メモリだけで保持します。そしてブラウザを終了すると、履歴データなどもメモリ上から削除(解放)されるので、より安全/確実にWebページを見ることができます。
InPrivateブラウズは、たとえばネットカフェの共有PCや一時的に借りたPCでネットアクセスする場合に、個人情報を残さないようにするための機能です。但し、Webサイト側に送信される情報がブロックされるわけではないので注意。
■(6) InPrivateフィルター
ホームページの閲覧情報がコンテンツプロバイダーに収集されるのを防ぐ機能です。InPrivateブラウズ機能とは直接関係ありません。なお、この機能、使い方が面倒ですので注意ください。
InPrivateブラウズ機能、InPrivateフィルター機能は、ブラウザを終了すれば無効になるので、次回起動した際に、必要に応じて随時有効にする必要があります。
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■ 高速なWebコンテンツの表示を可能にする「Google Chrome Frame」
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「Google Chrome Frame」は、「Google Chrome」のレンダリングエンジンをIEへ埋め込んで、IEの代わりにHTMLのレンダリングを行う。そのため、より高速なWebコンテンツの表示が可能なほか、現状のIEでは利用できないHTML5やCSS3などの機能も利用可能です。
IE8を使っていてWeb表示の遅さにイライラしていましたが、このソフトをインストールすることで、表示がスピードアップされ、快適になりました。
本プラグインは、Windows XP/Vista/7上のIE 6/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできます。
Google Chrome Frame
http://www.google.com/chromeframe/?hl=ja
2010年11月には、「Yahoo!JAPAN」がIE6のサポートを、12月中旬から順次、終了すると発表しています。
まだ、IE6を使っている方は、早めに、最新版のIE8に更新(アップグレード)した方が良いです。こうすることで、ホームページ表示速度が速くなったり、不正なホームページも検出できます。
また、IE7のユーザもIE8に更新することで、安全性が強化され、表示速度もアップします。
今回は、IE8への更新方法に加え、IE8の注目すべき機能も簡単に紹介しますので、すでにIE8を使っている方も、改めて使い方を確認下さい。
なお、マイクロソフトのホームページで、Windows 7 及び Windows Vista ユーザに対して、IE9(Internet Explorer 9)をすすめていますが、これは、まだ、”Beta版(β版)”で、正式版ではないので、不具合の発生する可能性があります。正式版が発表されてから利用しましょう。
■ブラウザは、ホームページを安全に見るため、最新バージョンに更新(アップグレード)しましょう
最近は、ホームページを見るだけでウイルスに感染するなど、ますます危険さも高度化しています。その意味で、ホームページを見るブラウザの”安全性対策(セキュリティ対策)”は重要です。
IE以外のFirefox、Chromeなどのブラウザも、日々機能改善が実施されているので、ブラウザを最新バージョンに更新することは、とても大事です。
■気をつけたいソフトウェアのバージョン、”アルファ版(α版)”、”ベータ版(β版)”
ソフトウェアは、正式版の前に、アルファ版、ベータ版、RC版というバージョンがあります。これらは、いずれも、正式版ではないので、利用する場合、不具合が発生することを覚悟の上で使う必要があります。
アルファ版(α版)は、開発のごく初期段階のソフト、ベータ版(β版)は、正式公開の一歩手前のソフトのことで、正式版の機能がひととおり揃っていますが、まだ不具合が起きる可能性が残っているバージョンです。
RC版は、"Release Candidate"版の略で、正式版の一歩手前のバージョンのことで、正式版直前に試してもらって、最終調整をするためのバージョンです。
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■ 「IE6は9年前の腐った牛乳」――Microsoftがアップグレード呼び掛け
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IE6(Internet Explorer 6)は、機能やセキュリティが不十分と指摘されており、昨年ごろからサポートを終了する大手サイトが続出しています。米国ではIE6の葬式が行われたり、豪州のMicrosoftが自ら「IE6は腐った牛乳」とアップグレードを呼びかけるといった動きも出ていました。
なお、2010年11月には、「Yahoo!JAPAN」がIE6のサポートを、12月中旬から順次、終了すると発表しています。
参考情報:2010年05月17日
「IE6は9年前の腐った牛乳」――Microsoftがアップグレード呼び掛け - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1005/17/news033.html
参考情報:2010年11月10日
Yahoo!JAPANもIE6サポート終了へ - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/10/news043.html
「9年前にリリースされたIE6(Internet Explorer 6)を使うのは、9年前の腐った牛乳を飲むようなものだ」と、Microsoftの豪法人が、Webブラウザのアップグレードを促すキャンペーンを昨年の2010年5月に実施しています。
同社は「It is no use crying over spilt milk(こぼれたミルクを嘆いても何にもならない)」ということわざをもじって、「There's no point crying over spoilt milk once they've become a victim(被害に遭ってから、腐ったミルクを嘆いても意味がない)」とユーザーに呼び掛けているとのこと。
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■ ブラウザのIE8(Internet Explorer 8)への更新方法
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IE8についての詳しい説明や、IE8のダウンロード、更には、Yahooなどから提供されているサービス機能のついたIE8が紹介されています。
最新ブラウザー Internet Explorer 8
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/ie/function/default.mspx
IE8には、下記の2つがありますので、好みに応じて選択下さい。
(1) マイクロソフトが提供するIE8
(2) (1)に独自のサービス機能を追加したYahoo、Google、gooなどから提供されるIE8
[注意]インストールの前に、Windows Updateを実施して、システムを最新の状態にすることをおすすめします。
Windows Updateは、Internet Explorerの[ツール]メニューをクリックして[Windows Update]を選択し、表示される指示に従ってください。
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■ IE8(Internet Explorer 8)の注目すべき機能
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■(1) タブ関連の機能強化
IE7でタブ・ブラウズ機能が導入されましたが、IE8では、タブ関連の機能強化が行われ、タブ・グループごとに色分けされて表示されるようになりました(タブ・グループとは、あるページのリンクから新規タブとして開いたページの集まり)。
(注)タブ機能:ブラウザの一つの画面の中に、複数のホームページを表示させる機能
■(2) アクセラレータによる快適なブラウズ
Webページ上で文字列を選択すると、マウス・カーソルのすぐそばに青い四角が表示されます。これが「アクセラレータ」といい、この文字列を使って検索エンジンを呼び出したり、翻訳したり、地図を表示させるなどといった操作が可能になります。
■(3) Webスライス
Webページ中の一部分だけを取り出して(スライスして)、定期的に購読するための機能です。ただし、すべてのWebサイトで利用できるわけではなく、サイト側でWebスライスに対応している必要があります。
IE8ではセキュリティ機能の強化も大きな特徴となっています。IE8で強化されたセキュリティ機能は[セーフティ]メニューの下にまとめられているので、以前よりも分かりやすくなっています。
■(4) SmartScreenフィルタ機能
フィッシング・サイトや、悪意のあるソフトウェアをダウンロードさせようとするサイトなどを識別し、アクセスをブロックする機能です。IE7にあった「フィッシング詐欺検出機能」が強化されたもので、より分かりやすく、検出率なども向上しています。
この機能は、インストール時は無効ですが、必ず有効にして下さい。有効にしておくと、新しいサイトを訪問するたびに、フィッシング・サイトでないかどうかがチェックされます。
★SmartScreenフィルタ機能は必ず有効にしましょう!!
■(5) InPrivateブラウズ
InPrivateブラウズ・モードでは、履歴データやCookieなどをディスクへは保存せず、メモリだけで保持します。そしてブラウザを終了すると、履歴データなどもメモリ上から削除(解放)されるので、より安全/確実にWebページを見ることができます。
InPrivateブラウズは、たとえばネットカフェの共有PCや一時的に借りたPCでネットアクセスする場合に、個人情報を残さないようにするための機能です。但し、Webサイト側に送信される情報がブロックされるわけではないので注意。
■(6) InPrivateフィルター
ホームページの閲覧情報がコンテンツプロバイダーに収集されるのを防ぐ機能です。InPrivateブラウズ機能とは直接関係ありません。なお、この機能、使い方が面倒ですので注意ください。
InPrivateブラウズ機能、InPrivateフィルター機能は、ブラウザを終了すれば無効になるので、次回起動した際に、必要に応じて随時有効にする必要があります。
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■ 高速なWebコンテンツの表示を可能にする「Google Chrome Frame」
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「Google Chrome Frame」は、「Google Chrome」のレンダリングエンジンをIEへ埋め込んで、IEの代わりにHTMLのレンダリングを行う。そのため、より高速なWebコンテンツの表示が可能なほか、現状のIEでは利用できないHTML5やCSS3などの機能も利用可能です。
IE8を使っていてWeb表示の遅さにイライラしていましたが、このソフトをインストールすることで、表示がスピードアップされ、快適になりました。
本プラグインは、Windows XP/Vista/7上のIE 6/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできます。
Google Chrome Frame
http://www.google.com/chromeframe/?hl=ja