私の歩く旅 

歴史の背景にある話題やロマンを求めて、歩く旅に凝っています。ねこや家族のこともちょこっと。

自覚無しのパワハラ・アカハラ

2013年05月28日 | ありふれたお話

ハラスメント防止の講習会に参加することになりました。

職場のパワーハラスメントとは、
「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、
業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう」
と厚生労働省職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告に
書いてあります。

とっても困ったことにいじめや嫌がらせをしていることを
いじめる側が全く自覚していない、ということが多いのです。

アカデミックハラスメントは、もしかすると職場のパワハラ以上に
表面に出にくいかもしれません。
なぜなら、学校という非常に限られた場所、その中でも教授を頂点にした研究室の
閉鎖性から、問題が表れにくいのです。
また、ハラスメントと指導の境界がはっきりしません。

とりあえず、何だかおかしい、これは行き過ぎの指導ではないか、と感じたら
近くの信頼できる人に勇気を出して相談することが一番です。





ところで、私も最近、親切すぎる人に出会いました。
何から何まで親切にアドバイスしてくれるのです。
その人の気持ちはありがたいし、悪気があってのことではないのですが、
少々窮屈に感じてしまいます。
また、これをなかなか本人に伝えられない、そこがホントに大変なところです。




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北仙台と黒糖きな粉もち

2013年05月27日 | 旅日記

仙台の友人と小鎌倉のような北仙台を歩きました。



場所は仙台輪王寺です。
このお寺は九代伊達政宗夫人(有名な伊達政宗は十七代です)の菩提寺でもあり、広大な敷地の中に
とても静かな和庭園があります。
正宗夫人は足利三代将軍義満の生母の妹にあたるので、特別に六代将軍が後花園天皇に奏請して、宸筆の額
「金剛寶山輪王禅寺」を賜ったそうです。
由緒あるお寺ですね。





ここは仙台の穴場中の穴場の見所です。
訪れる人はまばら、、。だから、自然の中でゆったりとした時間を過ごせます。




久しぶりに会った友人とは最近の近況報告を、庭園の中の東屋に座って、しばらく語り合いました。


ところでこの輪王寺はお寺にもかかわらず、クリスチャンたちの墓地が一画にひっそりとおかれています。
明治時代に日本にやってきて、押川義方とともに東北学院大学、宮城学院を作ったホーイ、シュネーダーら宣教師のお墓、
シュネーダー宣教師はアメリカ・ドイツ改革派教会宣教師で1888年に仙台に着任し、
創立直後の仙台神学校教授になりました。

その後は、東北学院で50年にわたり学院の発展に尽力した東北学院中興の祖、と呼ばれているそうです。
1938年亡くなるまで、仙台の地で活躍し、東北を愛しました。
「Life Light Love」という東北学院大学の建学の精神に一生を捧げて働き続けた宣教師でした。
家族もみなこの墓地に眠っています。

さて、輪王寺を歩き回って、ちょっとお腹が空きました。
偶然見つけた住宅街の中、輪王寺から徒歩5分ほどのところの「まるほカフェ」
ここでランチをしました。
かわいいカフェです。



中は洋風のレストランですが、もともとは和菓子屋さんで、デザートには和菓子が出ます。
今日は
限定20食のほわほわの具沢山のオムライス(サラダ付)とドリンクと和菓子のデザート980円を
注文しました。






⬆のお餅が黒糖きな粉、あん、ゴマ、醤油、とあってどれも絶品。
家へのおみやげに全種類と、豆もち、草餅、大福を買いました。

今日はお寺や宣教師のお墓、和庭園のお散歩とかわいいカフェでランチ、
なんとも変化に富んだ、それでものんびりとした一日でした。




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すべすべすべり台

2013年05月22日 | ありふれたお話
今、所属している大学のオフィスや教室を作り替えることになりました。
ペイパーレスなオフィス。ふちの丸いテーブルや机。カラフルな椅子。
「愚痴カフェ」のテーブルもおしゃれなカフェのように変えてくれるのだそうです。
オフィスイノベーション。

写真は今日見たU社のショールームの玄関にあった
継ぎ目のない木の「すべすべすべり台」、、、つるつるです。

U社は営業部も企画部も、みなショールームになっています。
会社員が働いているところすべてがショールームも兼ねている、、、。
オフィスってこんなに変わってきたんだ、と驚きました。


今日はショールームを2社まわり、大学に戻ったので、携帯の万歩計、
1万歩を達成しました。




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愚痴カフェ、開催

2013年05月18日 | ありふれたお話

私の大学院での仕事の半分ぐらいは学生相談だ
彼らが快適に研究できるように、精神的なストレスは未然に防がなくてはならない。
私自身も以前、仕事や研究という周りの環境に左右され、ストレスが溜まった。

相談は「◎◎くん、明日何時に来てね。」何てことは言えない。
相手が来るのを待つ、のが基本だ。
元気がないように見える相手でも、こちらから誘うことはできない。

それで、大学院の運営委員会にはかり「みんなのカフェ」を開くことを許可してもらった。
授業の合間に誰でもが気楽に集まって,リラックスしてお茶を飲みながら、はなせる場所。
別名「愚痴カフェ」だ。

ラウンジのテーブルにはキャンパスに咲いている花をおいた。
お金がなくて、いつもお腹が空き気味の院生のために火曜日は手作りパンの日。
木曜日はバナナの日。月曜日,水曜日はいろいろなお菓子を出す。
もちろん無料。
食べ物があると、重い口も軽くなる。

開けてみると、たったの1時間のカフェに、毎日5人ほどが集うようになった。
出足は好調だ。
院生たちの話を聴くと、ほんとうに
「たいへんだね~、おつかれさま!」と言いたくなってしまう。
「負けないで、がんばって。」と励ましたい。
理系の研究室は狭い世界だ。
そこでの人間関係は会社をぎゅっと凝縮させたようなものだ。
合わなければ、相当苦しくなる。

しかし、彼らは有効に「愚痴カフェ」を使ってくれているようだ。
ここで話したことはオフレコ、
少しでも言いたいことを話して、引きこもりや学校にずっと来ない、何てことをなくしたいと思っている。






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生き残り大作戦

2013年05月11日 | ありふれたお話

私は子どもの教育費のため、もうしばらく働かなければならない。

しかし、昨年は適応障害という厄介な病を発症し、1年間仕事を休んだ。
結局、前の仕事場をやめたのだが、、、再就職が決まり、また、同じような環境に戻った。
自分はストレスに強いと思っていたが、意外にもろかった。

そこで
この職場、というか、業界で生き残っていくためには、何をしなければいけないのか、
数々の失敗を繰り返し、悔しい思いや悲しい思いをした結果、
働く上での作戦を考えた。

この前、大学で院生たちに混じって参加した「デザイン思考学」の講座では
「早く失敗、多くを学べ」がテーマだった。
スタンフォード大学で開発されたワークショップだったが、
50年かけて、私が感じたことと、ほぼ同じか~、、、。
(もっと早く教えてほしかった!)
それにしても、24、5歳でこれを知った院生たちはうらやましい。


さて、
私が50年もかかって失敗しながら学んだことはわずか3つ。

「周りの人は自分より優れた人だと思うこと。」
どうしてもそう思えなくても、ひとつぐらいは私ができないことができる、
そこを探そう、ってことだ。
上から人を見るより、下から見上げた方が安全に相手とつき合うことができる。

2番目は
「他の人ができない、自分独自の専門分野を持つこと。」

そうだ、長男はプロ級のマジックの腕をもっている。
(実は、マジック漫談のM師匠の11番目の弟子だ)
次男は勉強は大嫌いだが、絶対音感を持っている。
ギターもうまい。
他の人にはマネができない。

じゃ、私は何か、、、、。何が得意か?


やっぱり今の専門の仕事でしょう! ということになる。
それでも他の研究者とは違う特色を出したい。

そして、3番目。これが一番大事だ。
嫌なこと(人)は避ける。
これは、逃げている感じがするが、絶対に違う。
防御的な前進であり、なにより自分の健康を守るためだ。
健康あってこその自分なのだ。

昨年、1年、私はゆっくり休んだ。
休んでいて、考えたことがこの3つだ、、、
ちょっと成果としては寂しいが、私のペースかな、これが。

50代半ばを超えてからの新たな日々に役立てようと思っている。





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