私の歩く旅 

歴史の背景にある話題やロマンを求めて、歩く旅に凝っています。ねこや家族のこともちょこっと。

かっこいい~それぞれの基準

2012年11月29日 | ありふれたお話

昨日は高校時代の友人に誘われて、ジャニーヌ・ヤンセンというオランダ人
ヴァイオリニストのコンサートに出かけました。
友人はこのジャニーヌの大ファンのようです。





『モデルのように美しく、ヴァイオリンの技術が卓越している』女性です。
オランダ人だから、多分180センチは越えているでしょう。
大柄な女性の奏でる力強い演奏が迫ってくる、すごいコンサートでした。
スカッとしていて大胆で『かっこいい女性」です。
このコンサート、男性ファンがかなりを占めました。



でも、私は先日書いたイタリア人のジュリアーノ・カルミニョーラのファンです。
渋くて、かっこいい。




その上、ヴァイオリンから粒だって出てくる音の激しさは激辛です。
コンサートも圧倒的に女性が多いと思います。


つまり、多分に「かっこいい」の中味はその人個人の美的感覚によって変わってくる
はず。

この年齢になれば余計に外的な見かけと、内的な要素が一緒になって概ね
『かっこいい』と言えるのではないでしょうか。

どんなにハンサムでも、ヴァイオリンがへたっぴ―だったら、ファンは付きません。

今日はありふれたお話ですね、本当に。


でも、2つ面白いことがありました。
ヤンセンのコンサートで会場係の人が
「ジャニーズ・ヤンセンのコンサートはあちらです。」と叫んでいたこと。
「え、なに?! ジャニーズ?来てるの?」と注目してしまうのは私だけでしょうか?

もうひとつ、ヤンセンの伴奏者、イスラエル人のピアニスト、いたマール・ゴラン。
彼のおじぎが、うーん、何と言うか、
北野たけしの映画の中に出てくるやくざが親分を迎える時のおじぎ、
人力車のおにいさんか「ありがとうございました」と
両手を膝に当てて、お辞儀する時の格好、

なんだか、微笑ましくというか、笑えました。
どこで覚えたのかな~?




にほんブログ村 ライフスタイルブログへにほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へにほんブログ村






フリーター、クリスマスを楽しむ

2012年11月26日 | ありふれたお話


アドベントカレンダーを買ってきました。




12月1日から24日まで毎日、カレンダーのところの日付の窓を開けていきます。
窓を開けるとそこにはチョコレートが、、、、。

子どもが小さな時にはクリスマスツリーを飾って、
アドベントカレンダーをこどもたちが我先にと、開けたがりました。
今は、みんな関心無し。

クリスマスツリーは5年前から飾っていません。
それは⬇

原因1



原因2



原因3




1~3はクリスマスツリーの木(プラスチック)に登って枝を折ってしまいます。
1m20㎝のけっこう背の高いツリーでした。
飾れなくなってちょっと残念です。

ということで、窓のところにオーナメントを飾りました。
100円ショップで買った『突っ張り棒』を利用しています。
今はフリーターのような状態で、仕事がほとんどありませんから、時間はたっぷり。
家の中のものを少しずつ動かしています。

でも、時々こんなことしていていいのかな、とちょっと焦ってしまいます。
昨年の今頃は本当に仕事で忙しかった、、、まさか1年後にはこんなふうになっているなんて、、、。

来年の4月から、週に1回の仕事が決まりました。
もう正社員で働くチャンスも少ないし、気力もなし。
非常勤が一番いいかな~、と思っています。
その他にも履歴書を送ったところが2件。
クリスマスごろまでには結果が出そうです。


どうなるのかな~?
ちょっと心配ですけど。



にほんブログ村 ライフスタイルブログへにほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へにほんブログ村






ドラマに知っている場所が映ると、、、

2012年11月24日 | ありふれたお話


WOWOWの日曜日のドラマにハマっています。
ドラマWスペシャル、という枠です。
日本のドラマですが、けっこう質の高い、WOWOWならではの作品が並びます。
『ハゲタカ』も『そら飛ぶタイヤ』も『マークスの山』も秀逸な作品でした。

ところで、そのドラマの中に自分の知っている場所が出てくると、
すごく興奮するものですね。
先日、このドラマWススペシャルで『尋ね人』という作品が放映されました。
原作は谷村志穂さんです。

昭和27年、函館が舞台です。
函館に住む美月は恋人の藤一郎と街中ではぐれてしまいます。
それから50年もの間、藤一郎の消息はわからないまま、、、
美月ははぐれてから数年後、藤一郎のことを気にかけつつ、別の男性と結婚します。
50年経って、重い病気を患った美月は娘に
『いのち尽きる前に藤一郎の消息を確かめてほしい。』
と頼みます。

昭和と現在の函館を背景に時を越えて初恋の人を捜し続ける
切ない恋を描いた、悲しくも優しい物語でした。

さて、その中に美月の暮らした家が出てきます。
それが ⬇の函館遺愛女子学院の宣教師館です。





この建物は立教学校の校長だったガーディナーの設計です。
ガーディナーは宣教師でしたが、教育、建築、伝道とそれぞれに素晴らしい働きをした
明治時代の外国人です。

夏に撮影したのでしょうね。
美しい緑の中にある明治時代の洋風建築で、国の重要文化財です。

この建物が出た瞬間、旅で訪れた函館の街が懐かしくよみがえってきました。



にほんブログ村 ライフスタイルブログへにほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へにほんブログ村





50代の休眠

2012年11月22日 | ありふれたお話


今年を振り返ると、すっかり疲れてしまった、と言えるのかな、、、。
そして、それなりに収入のある仕事を3ヶ月前に思い切って辞めてしまいました。

辞めたあとの開放感と放心状態。
今は、20代から働き続けたご褒美ということで、旅行をし、本を読み、
コンサートに行き、映画を見る、、、という生活を続けています。

仕事を辞めて、すごくきれいになったところがあります。
自分でも驚いたのですが、『歯』です。
仕事をしている時は忙しくて歯磨きがいい加減でした。
でも、今はきっちり磨いています。

ただ、時々、こんなふうに自由にずっとしていていいのかな、って焦る気持ちもあり。
この年齢になっての再就職も難しいし、、、。
前の仕事と同じような仕事ならありますよ、、、とハローワークの人にアドバイスされましたが、
その種はやる気ゼロです。

しばらくは休眠中ということで、自分の心がひとつ、決まるまで、
(限りはあるけれど)気ままた生活を続けちゃおうかな、と思っています。







⬆リニューアルした東京駅。
最近はこの近辺に出没しています。
明治時代の建築界の大物、辰野金吾の設計です。








にほんブログ村 ライフスタイルブログへにほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へにほんブログ村


世にも恥ずかしい話のひとつ

2012年11月19日 | ありふれたお話


穴があったら入りたい、っていう恥ずかしい出来事は
50年以上いきていれば何回も経験しているはずですが、、、
今回のは、本当に恥ずかしかった!
それも気がついたのは1ヶ月くらい後です。



横浜 外交官の家 


日光 日本聖公会真光教会 


京都 長楽館


函館 遺愛女子学院


京都 平安女学院


明治村 日本聖公会聖ヨハネ教会

上記の建物は国指定の重要文化財、あるいは都道府県指定の有形文化財になっている
明治の建築家ガーディナーの設計した建物です。
ガーディナーは立教学校の校長として来日し、その後ミッションアーキテクトとして活躍した宣教師、教育家、建築家です。

私は、このガーディナーの温かみのあるシンプル、それでも多くの地震を経験して堅固な工夫を凝らした
建物のファンです。

さて、10月の初め、私はある歴史研究会で(新米会員です)
『歴史的な洋風建築が大好きです。』とお隣に座っていた女性に話したところ、
『どんな建築家の建てたものが好き?』と聞かれました。
かなりマニアックな趣味なので、そんなふうに聞いてくれる人がとても少なく、
すごく嬉しくなりました。それで、
『私は明治時代に来た、外国人の建てた建物が好きなんです。』とちょっと付け足しました。
彼女は
『あなたもヴォーリズファンなの?』と私に向かって質問しました。
(ヴォーリズはとっても日本人に人気のある明治時代のアメリカ人の建築家です。
今でもヴォーリズ建築事務所があります)

『いえ、私はどちらかというとガーディナーが好きです。』と言いました。
それから、ガーディナーが好きな理由やどんな場所に建物を見に行ったのか、ちょっと
誇らしげに説明しました。
すると、彼女は私の知らないガーディナーの話をいくつかしてくれました。
このマニアックな話題に普通の人は首を傾げるばかりで、話題はすぐにとぎれてしまうのですが、
この時は打てばすぐに戻ってくる会話にとってもいい気分になりました。

彼女はある大手の建築会社で建物の保存の研究をしていると言っていました。

それから1ヶ月後、私は長崎であった歴史の研究会に参加しましたが、
その時の懇親会で意気投合した関西の建築会社の人に彼女の話をしました。

すると、相手の人はとても驚いて、
「あなたが話した人はガーディナー研究の日本の第一人者ですよ。
この業界では知らない人がいないくらいなんだから、、、、』と教えてくれたのです。




う~ん、
1ヶ月後でしたが、ホントに恥ずかしくて恥ずかしくて、
穴があったら入りたい気持ちになりました。

私は全くの素人。
ただの趣味の範囲での建物好きです。
そんな私の話に耳を傾けてくれるなんて
やっぱり、第一人者ですね。
心が広い!

思い返せば
恥ずかしいけれど、彼女に会えて光栄でした。



にほんブログ村 ライフスタイルブログへにほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ
にほんブログ村


にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へにほんブログ村