私の歩く旅 

歴史の背景にある話題やロマンを求めて、歩く旅に凝っています。ねこや家族のこともちょこっと。

愚痴カフェ、開催

2013年05月18日 | ありふれたお話

私の大学院での仕事の半分ぐらいは学生相談だ
彼らが快適に研究できるように、精神的なストレスは未然に防がなくてはならない。
私自身も以前、仕事や研究という周りの環境に左右され、ストレスが溜まった。

相談は「◎◎くん、明日何時に来てね。」何てことは言えない。
相手が来るのを待つ、のが基本だ。
元気がないように見える相手でも、こちらから誘うことはできない。

それで、大学院の運営委員会にはかり「みんなのカフェ」を開くことを許可してもらった。
授業の合間に誰でもが気楽に集まって,リラックスしてお茶を飲みながら、はなせる場所。
別名「愚痴カフェ」だ。

ラウンジのテーブルにはキャンパスに咲いている花をおいた。
お金がなくて、いつもお腹が空き気味の院生のために火曜日は手作りパンの日。
木曜日はバナナの日。月曜日,水曜日はいろいろなお菓子を出す。
もちろん無料。
食べ物があると、重い口も軽くなる。

開けてみると、たったの1時間のカフェに、毎日5人ほどが集うようになった。
出足は好調だ。
院生たちの話を聴くと、ほんとうに
「たいへんだね~、おつかれさま!」と言いたくなってしまう。
「負けないで、がんばって。」と励ましたい。
理系の研究室は狭い世界だ。
そこでの人間関係は会社をぎゅっと凝縮させたようなものだ。
合わなければ、相当苦しくなる。

しかし、彼らは有効に「愚痴カフェ」を使ってくれているようだ。
ここで話したことはオフレコ、
少しでも言いたいことを話して、引きこもりや学校にずっと来ない、何てことをなくしたいと思っている。






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