私の歩く旅 

歴史の背景にある話題やロマンを求めて、歩く旅に凝っています。ねこや家族のこともちょこっと。

時には読書も、明治維新を歩くため

2012年11月10日 | 歴史おもちゃ箱

最近はブログの更新を怠っています。
この間、
何冊かの本を読み、映画を見に行き、友だちと一緒に食事に行きました。

何冊か読んだ本の中から
幕末から明治維新の大きな変化について詳しく書いてある本、
NHKスペシャル『明治1~変革を導いた人間力」と
『明治2~教育とものづくり 独創力をいかに育てるか』は
幕末、維新の初心者にはわかりやすかったです。


http://www.amazon.co.jp/明治%E3%80%881〉変革を導いた人間力-NHKスペシャル-NHK「明治」プロジェクト/dp/4140810351


特に『明治1』の方は経営学者のピーター・ドラッカー氏と
評論家文明史家の加藤周一氏へのインタビュー形式になっており、
それぞれの立場からの独特の意見が述べられていました。


二人のインタビューの中に共通して現れた人物
『渋沢栄一』については文春新書の『渋沢家三代』を読みました。


http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_i_6_8?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%8Fa%91%F2%89%C6%8EO%91%E3&sprefix=SIBUSAWA%2Cstripbooks%2C0


『財無き財閥』と呼ばれた澁澤一族ですが、幕末から明治、大正、昭和と
日本に資本主義を根付かせた渋沢栄一の足跡をたどることができました。

けっこう感動しましたし、共鳴もしました。

しばらくの間、教育の一端に携わっていた私には
NHKスペシャル『明治2教育とものづくり 独創力をいかに育てるか』は
明治維新のお話ではありますが、現代の教育にもつながる問題を投げかけているように思えます。

「『個性』か『学力』か、『模倣』か『独創』か
人材の育成と技術の発展。
明治新政府の目標は明確に定められた。
「ひとづくり」をとおして「ものづくり」の力を蓄え、
それを『国作り』に繋げようというのである。
しかし新しい教育はいつしか詰め込み教育と画一化の弊害をもたらし、
先進国から導入した技術もやがて日本の独創性を加味することなく受容されていく。」

(NHKスペシャル明治2より)

たまには、ちょっと難しくも魅力いっぱいの本を読んでみるのもいいものだな~、と思いました。


最初の写真は、新装となった東京駅。
東京駅にはけっこうハマっています。
また、別の機会に書いてみたいと思います。




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