米山公啓のブログ

作家で医師の米山公啓の公式ブログ

日本沈没 

2007年05月21日 01時05分47秒 | Weblog


 WOWOWで日本沈没を見た。

 私が医学部に行っているときに、最初の日本沈没を見た記憶がある。
 竹内均教授が出てきて、「地球のマグマが・・」と
 あの甲高い声で説明するシーンが面白かったし、
 政界の黒幕が「日本は沈没したほうがいい」と言ってみたり


 それなりに考えさせられる映画だった。

 それがリメイクされた日本沈没は、ストーリーも妙だし、
 終わり方も予定通り。

 しかし、なんといっても、俳優たちの服装が綺麗すぎ、
 LOSTを見て、衣装の汚し方を勉強して欲しいところ。

 日本映画が景気がいいことと、いい作品を作っていることと
 は一致しない。

 完全に中国映画に負けている。

 本日、このカフェへ行き、あとは原稿書き。
 どこにあるカフェかわかりますかねえ









記憶を描く 2

2007年05月20日 00時39分11秒 | Weblog

  
  今日も原稿書きで、どこにも行かず。
  
  朝ホットケーキを作ったけれど、なかなか上手に焼けた。
  この間、新丸ビルへ行ったとき、成城の石井(スーパー)で
  買ってきたメイプルシロップをかけて食べたかったのだ。
 
  ところが、ホットケーキミックスに入っていたメイプルシロップ 
  のほうがおいしかった。

  高校時代のとき、
  探検部というかってなクラブを作り
  友人と秋川をゴムボートで下った。
  それほど激流ではないので、のんびりしたものだったが、
  途中、鮎釣りのオヤジからは、文句を言われたり、
  結構下流で、ゴムボートに穴があいて沈没してしまった。

  そのゴムボートを買うために、女子大生の引っ越しの手伝い
  をしたことを思い出した。
 
  

記憶を絵にする

2007年05月18日 23時01分03秒 | Weblog

  
  私は高校時代、放送部に入っていた。
  階段の下にある薄暗い部屋が、放送部の部室であり、校内の放送を
  そこから発信していた。

  あのころまだ憧れの器械だった、オープンリールのテープデッキが
  あり、レコードもそこそこあったので、音楽を聴きながら、
  メカをいじっているのが面白かった。

  小さな窓があってそこから、校庭が見えた。
    
  昼の校内放送の時間に、自分で作った詩を朗読したり、
  ジミーヘンドリックスの曲をかけて、上級生から文句を言われたり
  した。

  あの器械に囲まれた、狭い部屋が妙に懐かしい。
 
  私が8インチのオープンデッキを買うことができたのは、
  研修医になってからだった。


  1日打ち合わせとインタビューを受けて終わってしまった。

  午前中、新創刊のタブロイド紙の取材を受け、
  昼間、某出版社と新しい企画のことで、買ってきてくれた
  ランチを食べながら、話を進めた。

  Mさんが来て、新書企画の途中経過を聞く、すべての
  企画が通っているわけではないが、同時に数社で進行中。

  あるネットのコンテンツで、取材を受け、写真撮影も。
  
  いろいろなことが少しづつ動き出している。
  

名古屋グルメツアー?

2007年05月17日 23時08分59秒 | Weblog

 
  神経内科専門医の資格更新で、数ヶ月前に大変な思いをしたので、
  できるだけ神経学会へ出席しようと思い、
  今日は名古屋で開催中の日本神経学会へ出席。

  昼間到着して、そのままランチョンセミナーに出た。
  ランチョンセミナーというのは、製薬会社が1時間くらいの
  講演をやるのだが、そこへ出席すれば、お弁当が出るのだ。

  で、講師のほうは有名どころの教授がやるのだが、
  最近は非常に露骨に製薬会社の商品名を出すようになった。
 
  昔は成分名で言っていたのに、まあ時代が変わったというか
  製薬会社がバックだから、もちろん講演の内容もその製薬会社の
  商品のよさを強調する話になる。

  一種の洗脳講演であって、各製薬会社はこうやっていろいろ
  しかけるのだ。

  と思いながらも、みそカツの入ったお弁当をいただきました。

  で、次はレジストレーションのときにくれた、赤福の引換券
  を持って行くと、2個入りの赤福をくれました。

  さらに展示ブースには、製薬会社がタリーズのコーヒーを
  サービスしていたり、ケーキの格好をしたタオルを配ったりと
  以前ではありえない、デモンストレーションをやっていた。

  学会の会場で以前の研究班にいた後輩に出会い、
  しばらく昔話をしていた。

  アルツハイマーの最新情報を仕入れようと講演を聴いていたが
  海外では、第二世代のアルツハイマーの治療薬の臨床試験が
  進んでいるが、日本ではまだだという。

  さらにアメリカからの圧力があって、アルツハイマー病の
  発症以前のごく初期の段階を調べていく調査に
  参加しないといけない状況だという。

  日本のトップクラスの医学部がこんな有様だから、
  日本の医療は、臨床の現場での混乱だけでなく、
  研究面でも、どうにもならないくらい遅れてしまった。

  最先端の研究者が、アメリカの研究の紹介を
  するのだから、話にならない。
 
  頭に来て途中で出てしまった。

  結局、なにも変わっていないのだ、医療現場は。








それでも私は庭木を切る

2007年05月16日 22時06分49秒 | Weblog


 1日診療の日。患者さんが少なかったので、
 合間をぬって、米山医院の職員通路の横の生け垣(というほどではないが)
 を、剪定していた。
  
 切っていくうちにだんだん大胆になって、虎刈り状態。
 でも、通りやすくなったので、いいんじゃないかな。

 ここ数日、多少の余裕のある日かな
 
 ルソーの言葉をちょっとひねってみました。


 私にシャツの提供をしてくれている バッボ・オスティナート
 に、私がちょっと書いてます。





世の中の常識

2007年05月15日 23時50分47秒 | Weblog


 最近はどうもセキュリティの問題なのか、
 カードを申し込むと、本人の確認がないと受け取れないという
 ような郵便案内が郵便局から届く。

 ところが、そこには名前などが書かれているのだが、
 赤いボールペンで名前が書かれていた。
 
 日本人の常識として、相手の名前を赤字で書くのは、
 非常に失礼にあたるし、普通はやることではない。

 たぶん目立っていいのではという感じで
 郵便局の職員が書いたのかもしれないが、
 
 ちょっと信じられない。
 すぐに郵便局へ電話をして、こういうことはやめたほうがいい
 と、注意した。

 若い世代がやったことかどうかわからないが、
 常識以前の常識をやはりだれかが教えないといけないのだろう。

 ある講演会の依頼があって、米山医院まで打ち合わせに
 来るということになった。

 メールで私が米山医院の住所を送って、駅から数分と
 書いたのだが、
 その返事がなんと、駅から米山医院までの行き方を
 教えて欲しいというメールだった。

 いまなら、住所がわかれば、ネットですぐに地図が
 出せる時代である。 

 どうして、そんな子供の初めてのお買い物のような
 説明をしないといけないのか、驚いてしまう。
 40年ちかくやっている米山医院だから、
 駅前でだれかに聞けばすむことでもあるのに、

 自分で考える(というほどのことでもないが)あるいは
 調べる努力をしないのだろうか。

 世代が違う、世の中の常識が違う、だれも注意しない
 そんなことになっているのだろうか。

 中央公論6月号 に私も書いているが、
 医療崩壊の原因は新研修医制度にもちろん

 あるのだが、若手の医者たちが、厳しい現場から逃げ出した
 ということもあろう。

 根性論を言う気はないが、時代が違うから仕組みも変えないと
 ダメということなのだろう。

 厚生労働省の役人の頭では、現場の理解不能だろう。

 午前中診療、雷雨で、患者さんは、少なかった。
 午後、集英社新書の企画で打ち合わせ。
 「健康という病」は11刷となって、毎年、大学受験の
  問題によく使われている。もう全国10校以上の
  大学入試に出ている。

 福祉系の大学を受ける人は、必読書ですね。

 久々に集英社新書を書き下ろします。

 夕方、雑誌の取材。結構長い取材で疲れました。








本の買い出し

2007年05月14日 21時37分52秒 | Weblog


  午前中はYトレーナーが来て、ストレッチとバランスボールで
  腹筋運動。
  そろそろ1年になる。

  珍しく全く予定のない日で、新宿紀伊国屋に本の買い出しに。
  脳や医療関係の本を、大量に買い込んだ。

  相変わらず、書店のレジは遅い。
  あの妙なシステムなんとかできないものだろうか。
  
  聴診器付きの本が、出ているのは知っていたが、
  参考に購入。
  なかなかアイデアの本である。
  こういう本を見ると、やられたという感じがする。

  新宿南口のドーナッツ屋さんはいつものように
  長蛇の列。平日なのに、まあすごい。
  2時間待っている人たちもすごいが。

  ただのドーナッツに、並ぶということで、意味が出てくるのだろう。
  LVのビニールバッグが、10万円でも欲しいというのと
  同じことなのだろう。

  書店の新刊のブームも常に変化していく。
  あまり流行を意識して、本を書いてもしょうがないが。

  
  





和田倉噴水公園レストラン

2007年05月13日 21時14分19秒 | Weblog

  午前中は、BSブックレビュー用の本を読破。
  小説を久々に読んだ気がする。
  

以前から水辺の近くのカフェとかレストランを探しているが、
 実際にはなかなかいいところがない。
 芝浦のTYハーバーだけがダントツにいい。

 前から車で前を通り過ぎるだけの 場所があった。
 皇居の和田倉門の近くにある噴水公園の前にある
 和田倉噴水公園レストラン だ。

 経営は隣のパレスホテルなので、レストランの食事はおいしい。
 ちょっといまどきのレストランではないが、
 昨日いったレストランのように、あまりに作っていないところが
 自然でいい。

 日本にもこんな素敵な場所があったかと思うほど
 噴水の公園もいいし、お堀と緑がいい。

 車はパレスホテルの駐車場に入れ、このレストランで
 2000円以上食べればただになる。
 
 新丸ビルにもちょっと行ったけど、まあさすがに人が多い。
 中のレストランやショップはブランドショップがないので、
 値段は全体に安い。

 でも、買うものはなかった。
 結局 成城 石井で、チーズやドーナッツを買って、
 噴水公園で食べていた。
 実にのんびりした日曜でした。
 





DAZZLE

2007年05月13日 01時34分08秒 | Weblog


原稿書きが時間があると進まなくなるもの。
  天気もよかったので、車を久々に洗っておりました。

  中央公論6月号を読むと、日本の病院が崩壊を始めて
  お金のある人は海外か外資と提携している医療施設を
  受診するようになっていることが、わかってくる。
 
  あまりにひどい医療の現状、10年前から
  さんざん書いてきたが、ここにきて、現実味を帯びて
  大学病院倒産とか、病院崩壊が起きている。
  それも医者が病院から去っていくという
  厳しいことになっている。

  夜は、銀座のミキモト第二ビルの最上階にある
  DAZZLEというレストランへ行く。
  窓をこんなふうに変形させてデザインしたので、
  ちょっと妙だ。

  DAZZLEは、有名レストランを経営してきた
  スタッフが新しく作ったところ。

  エレベーターを降りると、厨房がすぐにあって
  驚くが、帰りにそこをまた通るときは、
  作っている側が客の反応を見られるという
  メリットがあるのだろう。

  なかなかおもしろい作りだ。

  かえりに麻布のZABOO に寄ってみた。
  1年以上経っているので、人も少ない。
  中のシステムがわかりにくく、
  どうせなら、先にある程度お金を取ってしまい
  あとで加算しないほうがすっきりしているように思うが。

  歩いていけるなら行くかもしれない。
  
  


風は激しく

2007年05月11日 22時25分52秒 | Weblog


   天気にはなったが、風の強い日だった。
   午前中は、原稿書き、いま同時に5冊の本を書いている
   といっても、もちろんあっちを書き、こっちを書きという
   具合だが。

   ときどき自分で単行本の進行の状況がわからなくなるので、
   全体の状況を確認している。

   企画が通って書かねばいけないのが、あと5冊くらいあり
   さらにこれから企画を通していくのが4冊くらいだろうか。

   仕事があるだけありがたいが。

   午後、某社が打ち合わせに。内容は丸秘なので、言えないが
   実現したら結構大きな企画になる。
   いろいろやっていると、実にいろんなところでリンクして
   仕事が広がるものだ。

   夕方、最近パーティで知り合った、K社のNさんが来て、
   単行本やら、いろいろ今後の本のことで話し合う。
   一冊ムックのような感じでいくことになるかも。


   時間のある日だったので、昼寝をしたり、結構のんびり
   ムード。
   
   ねつ造問題でテレビ番組のチェック機構を作っているが、  
   それより、ゴールデンタイムのあのバラエティばかりの
   番組規制をすべきじゃないのだろうか。
   ニュース番組も、いつもの解説メンバーの当たり前コメントも
   なくていいのではないだろうか。
   どう考えても、すべてのニュースに意見をすることなど
   できるわけがない。

   ニュースをどう判断するかは、見る側にまかせ、
   テレビで新聞の早読みのようなことをせず、しっかり独自に
   報道すべきだろう。

   結局見るにたえるのは、ヒストリーチャンネルとディスカバリー
   チャンネルとNHKのBS放送だけになってしまう。

   
   今日も誕生日お祝いの メールをたくさんいただきました。
   誕生日後夜祭?!
   孤独な作家?!は読者に支えられていることを実感します。