米山公啓のブログ

作家で医師の米山公啓の公式ブログ

別の世界の出来事

2008年02月29日 23時14分28秒 | Weblog


 遅く起きるはずが、午前7前に目が覚めて
 放送大学をテレビで見てしまう。

 ノーベル賞受賞者の小柴先生が カミオカンテで観測した
 ニュートリノのことを話していた面白かった。

 ニュートリノの研究で、いま世の中に役だっているのは
 PETスキャンの陽電子くらいだと言っていた。

 それくらい研究というのは「役立つ」ということとは
 関係のない世界と言っていた。

 太陽ニュートリノと地球ニュートリノが時間差があるとか
 少しは研究の意味がわかった。

 昼、某所にて、テレビ番組の撮影。ゴールデンの特番です。
 放映日がわかればお知らせします。
 いつになくテレビ局の人が多く、ホリプロのTマネージャーも 
 来てました。

 ま、テレビ出演しても、どうもしっくり来ない。
 私とは関係のない世界である。
 
 午後は、なにもない日だったので、休息日と決めて
 ごろごろ寝ていた。こういう時に限ってインタビューの
 依頼電話などかかってきて起こされてしまう。

 夕方、Mさんがきて、漫画評論本のインタビュー取材を受ける。
 なかなか面白い本になりそう。
 
 2月5回めの金曜日。たぶんそれがだるさの理由?
 こういう日もあるのでしょう。まったく原稿書く気力なし。
 
 明日は埼玉の北本駅までいき、騎西町で講演。
 







 




謎の生物 発見

2008年02月29日 00時47分58秒 | Weblog


 1日、診療。午前中は患者さんが来てました。
 昼間、いつも昼寝をしているのだが、
 しっかり寝てしまった。

 午後は患者さんはほとんど来ない。
 
 薬にこだわる人がいる。
 どうしてもいままで飲んでいたものでないとダメとか
 作用が同じでも効きが違うという。

 そういうこともあるのかもしれないが、
 医学では理解できない世界もある。

 4月から認知症を専門の医療機関へ紹介すると
 診療報酬に100点(1000円)加算できるという。
 早期発見で、認知症を治療していこうというのだろう。

 その前に、開業医や一般の医者の認知症への理解を
 深めないことには、無理だろう。

 雑誌インタビューの原稿が、FAX、メールでたくさん届く、
 インタビューを受けるのはいいが、それが原稿になり
 チェックをしないといけないので、大変。

 夜は、MSNの新しいサイトのことで、取材を受ける。
 もうすぐ、始まると思いますが・・。

 結局、明日はテレビの撮影になってしまった。
 内容は丸秘なので、放映日だけはそのうちいいます。

 『脳がみるみる甦る53の実践』小学館 が発売になりました。

 米山医院の前の道で謎の生物を発見。
 猫が車の下に隠れているだけですけど。










千疋や~!

2008年02月27日 15時53分02秒 | Weblog


 今日も1日診療、患者さんは来てました。
 さすがにこの風と気温で 花粉症の患者さんが増えてきた。

 昼間、秋川のスパーまで買い物へ行く。
 モズクとみりんなど、食料品を頼まれ、どこに何が
 あるのかさっぱりわからないので、

 スパーの店員のおばさまに訊く。
 「もずくはどこにありますか?」

 もずくの入ったかごを持って、スパーの中を
 走ってました。

 オヤジに食べさせようと、日本橋の千疋屋の最高級イチゴ
 を買ってみました。
 12個で5000円以上です。
 絵に描いたようなイチゴの格好をしているので、すごいです。


 私の人生にあまりに幅広です。千疋屋の超高級イチゴから秋川の
 スーパーのモズクまで、なんでもこなします。

 子供地球基金 というNPOのボランティア活動で、
 4月20日の日曜日 東京ミッドタウンで トークショーを
 やります。芸能人の方も参加します。午後3時からの予定です。

 







東秋留駅

2008年02月26日 22時56分31秒 | Weblog


 午前中診療。午前10時過ぎまで患者さんはゼロ。
 開業以来、普通の日で、患者さんがゼロということはなかったが、
 もしや今日がその日かと思っていたら、
 10時過ぎから、患者さんが来た。

 認知症のことで相談に来た家族の方もいた。

 治療に対する期待感が強いと、なかなか認知症の介護は
 うまくいかない。その説明をする医者がほとんどいない。

 午後から新宿京王プラザホテルで、ずっと打ち合わせ。
 1時間おきに、単行本や雑誌取材などずっと、打ち合わせ。
 さすがに夕方、眠くなり、ホテルの駐車場の車の中で
 ちょっと寝ていた。

 医者の日が多くなったので、どうしても打ち合わせが集中してしまう。

 それでも途中1時間くらい時間があいたので、
 半年ぶりくらいにパチンコをやった。
 5000円かけて、5000円とチョコレート一個でした。

 パチンコも以前ほど面白くない。
 液晶画面が大きくなり、リーチアクションも派手だが、
 どうもそれはパチンコの本質ではない。
 さすがに時間の無駄を感じる。

  三笠書房の「もの忘れを90%防ぐ法」が4刷になったと
 Sさんから電話。

 医者と作家業の両立が非常に大変な状況。
 もうすこし様子をみて、決断していかないと。

 JR五日市線の東秋留駅 このなにもない感じ。むしろ
 特徴があるかもしれない。







GIOTTO のケーキ

2008年02月25日 23時16分24秒 | Weblog


 1日、診療。それほど忙しくなかった。
 
 米山医院の前の看板に車がぶつかり、看板が支柱から折れてしまい
 看板だけを玄関のひさしのところにぶら下げてもらう。

 西部劇に出てきそうな感じで いい感じ。

 28日の撮影のことで、スタイリストさんと相談。
 私のサイズではなかなか難しいらしい。

 三越のケーキ屋さんでいま人気の GIOTTO のケーキ
 さすがに特別に美味しいです。

 日経のSさんか連絡があり、フォーラムやいろいろな
 今後の活動について相談することになった。
 いままで医療についていろいろ書いてきたことが
 ようやく世間で理解されるようになった感じだ。

 テレビドラマのディレクターのTさんから
 原作が欲しいとのことで、書いて送る。
 いままで書いていたミステリーの中からも
 ドラマ化の候補を出す。

 夜は、新創刊雑誌で新連載で、その打ち合わせだったが、
 私が場所を間違えてしまい、結構大変でした。
 
 本日ももうヘロヘロで、早めに寝ることに。
 明日の午後もずっと打ち合わせ。




主治医が見つかる診療所

2008年02月25日 00時39分22秒 | Weblog


 日曜日だったが、昼間からテレビ東京の「主治医が見つかる診療所」
 のスタジオ撮影。東京タワーの横にあるスタジオへ車で行った。

 昨年もここでビデオ撮影していたので、場所はわかっていた。

 リハーサルをスタジオでやるが、昨日ずっと寝ていたので、
 妙に眠い。「先生、もっと元気よくお願いします」
 とスタッフから注文がでるが、私としては、ま本番では大丈夫
 という感じでした。

 控え室にいたら、城戸麻亜子さんがやってきて、
 ちょっとご挨拶。集英社で本の企画があり、以前、一緒に食事を
 していたので、挨拶にいらしてくれたのだ。

 この番組はレギュラー出演のお医者さんがたくさんいて、
 次第に控え室は医局のような雰囲気に。

 心臓外科医の南淵先生も来て、ご挨拶。
 以前、雑誌を通して知っていたが、お会いするのは初めて。

 なかなか面白い方というか、達観してます。

 医局を離れていたので、お医者さんにこれほど
 たくさん会ったのも久々。
 
 でもまあ、医者というのは、やはり独特の人間だと思う。
 みなよくしゃべる。私はほとんど黙っていた。

 ちょっと私の世界とは違うのかと思ってしまった。

 本番が始まると、私もテンションを上げて(さすがに
 そういった調節ができるようになったのです)、説明。

 あるある大辞典で いろいろ問題が起きてから
 医学番組もとんでもない番組は減って、一応正統派が増えてきた。
 ま、いい傾向である。

 撮影は無事に終わり、撮り直しもなかった。
 「先生、本番は違うじゃないですか」とスタッフから
 妙な感心をされた。

 「まあ、10年以上もそこそこテレビに出てますから」
 と言いたいところだったが、どうもどうも で帰ってきた。

 番組は3月17日午後7時から テレビ東京で放映予定。

 夜は連載原稿書きで終わってしまった。

 今週も米山医院の代診が続き、打ち合わせがびっしり。
 土曜日は埼玉で講演と、日曜日まで走る感じ。








 



 


ぼんやりした意識の中で

2008年02月23日 22時58分53秒 | Weblog


 考えてみれば、テレビも幻想とバーチャルな世界であるし、
 ネットもバーチャルの世界だ。

 五感を通しての体験が少なくなり、まるで意識が遠のき
 その中でリアルな体験をしたかのような、幻想の中にいる。
 メールも電話もデジタル化された信号を、あたかもリアルな
 体験のように思っているだけだ。

 それが現在なのだろうか。

 「あなたは今日、どんなリアルな体験をしたか?」

 自問してみれば、なかなか答えが見つからない。

 美味しいどら焼きを食べた。
 お腹いっぱい夕飯を食べた。
 重い荷物を持った。
 日常の中では、それくらいかもしれない。

 覚醒しているようで、実際には覚醒していない。
 ぼんやりした意識の中で、私たちは生きているのだろうか。


 午前中、診療。電車であきる野へ行ったので、
 リュックをしょった山登りの乗客が多く、どうも
 あの山登り装備のスタイルが好きになれない。
 理由は、リュックなどがぶつかってくるというだけだが。

 午後、明日のテレビ東京の番組の撮影の打ち合わせ。
 そのあとは、午後ずっと寝ていた。
 今週もよく走り続けたものだ。
 さすがに今日は休んでおかねばということで、ずっと寝ていた。

 そのあと、またまた、別のテレビ局から出演の話。
 29日に撮影となった。

 中経出版から「脳が若返るメモする習慣」の単行本が
 「メモする人は脳がどんどん若返る」という文庫になって
 2月末に発売になる。


 












行商の旅

2008年02月22日 23時52分43秒 | Weblog


 昨日の売れ残りのヒラメ3匹、イワシ15匹を(つまり大垣で
 販売させてもらえなかった書籍というわけですが)鞄につめて、
 
 今日も午後から、茨城方面へ移動。
 午前中、Mさんがきて、漫画評論本のインタビューがあり、
 東京駅にはギリギリに到着。

 東北新幹線に乗り込み、ようやく、また本日も
 駅弁で昼食。
 小山で下車し、水戸線に30分またされ、乗車。
 なーんと単線。エイリアンの卵のような格好をした
 キャベツがたくさん駅の前の畑にはある。

 私の実家の五日市線も単線だが、いい勝負である。

 あまりに風景がデジャブ状態で、20年前の風景の
 ような感じ。
 ぼんやり外を眺めているうちに、玉戸駅に到着。
 駅は画像のように なーんにもなく、
 駅前にもなにもない。いいのです、なにもなくて。

 迎えの車に乗って、講演会場の結婚式場へ。
 今日は非常にきちんと、迎えていただき、
 本の販売なども、手際よくやってもらった。

 昨日の悪夢が嘘のよう。

 日立など地場産業の社長さんたちの数十名の会でした。

 帰りはすっかり軽くなった鞄を引っ張って帰ってきました。

 ディレクター件プロデューサーのTさんから、
 テレビドラマの原作が欲しいと連絡があり、
 再びがんばってみることにします。
 夢を諦めないTさんに感謝。
 
 自分の能力を、他人が引き出してくれる
 こともあるのです。

 はやくヒラメとイワシの行商をしないでも
 生活できるようにがんばらねば。











とまあ、350円のコンビニ弁当を食べるわけです。

2008年02月21日 23時57分54秒 | Weblog


 世の中、悲しいこともあるものです。
 新幹線の中で夕方、350円の梅ごはん弁当を食べておりました。
 いつもより静かで 車内は快適でしたが、ちょっと
 したことが、気分を重くするものです。

 前向き思考がいい などと言っているわりには、ちょっと
 したことで、なんだかがっくりくるものです。

 まさに今日も分刻みの状況。
 午前中診療を終え、数分後にはJR五日市線の東秋留駅にむかって
 おりました。
 講演会で販売する予定の本が入った、重いTUMIの鞄を
 ゴロゴロとひっぱって、駅の構内を歩いていたのです。

 立川駅で特別快速に乗り換え、
 食事をする時間もなく、東京駅で、新幹線に乗り込み
 駅弁を車内で食べ、さすがに連日の米山医院で
 疲れがでて、車内では寝てしまいました。

 岐阜羽島駅の構内でもゴロゴロ鞄を引っ張り、
 駅からタクシーで大垣の講演会場へ向かう。

 到着して「これ、販売用の本です」
 と私が説明すると、係の方は「わかりました」
 と言って鞄ごと持って行ったのですが、

 しばらくすると、「あのー、販売の件は聞いておりません」
 と言われ、ちょっと頭に来ましたが、ま、そこは大人
 「そうですか じゃあ結構です」ということで
 書籍販売はなしになってしまう。

 はるばる東秋留駅からゴロゴロひぱってきた
 私の書籍はそのまま鞄の中に。
 別にそこで売ったところで、参加人数からいえば、
 10冊くらいなのかもしれませんが、
 むしろ、参加者に読んでもらいたいので、
 「じゃあ、無料で配ってください」とあとから
 言ったのですが、
 「いやー、それも困ります」という感じで断られ、
 すんませんね、余計なものを持ってきて
 という感じが なんともなさけない。
 分刻みの予定で 到着し、なんとも悲しいじゃありませんか。

 詳しい話をすっかり忘れてしまいましたが、むかし
 黒部渓谷をなんとか越えて、援助を頼みにいった
 戦国武将が、簡単に断られて、黒部渓谷をまた越えて戻ってきた
 (というような話)
 そんな話を思い出したのでした。

 講演会が終わり、宴会に出席したら
 まるで、医療相談コーナーとなり
 入れ替わりで、いろんな方が、医療相談に来てしまう。
 目の前に運ばれてきた、食事を食べる余裕もなく
 質問攻めでした。

 コンパニオンガールには、「あそこにある本を書いた人ですか?」
 と訊かれ、「まあ、そういうことです」と答え、
 「アルコールをたくさん飲むと、脳がとけちゃうんですか?」
 とまた訊かれて「まあ、そういうことかもしれません」と答え、

 早めに撤退しようと思ったのですが、もう少し会場にいてくれ
 と言われ、そのまま円卓で割り箸の曲がり具合など眺め、
 下を向いておりました。

 会場からタクシーに乗ったら、
 どうも反対方向へ進み、さすがにおかしいと思い 
 「あー、岐阜羽島駅なんですけど」
 と言うと、「大垣の駅に向かってました」という。

 
 ま、そういことで、なんとか、夕暮れの岐阜羽島駅にもどり
 また本がいっぱい詰まった鞄をゴロゴロとひっぱり
 新幹線の乗り込んだというわけでした。

 講演会というのは、いろんなことが起きますが、
 さすがに今日はいろんな歯車が狂ってしまい
 
 梅ごはん弁当ということになったのでした。










静かな日

2008年02月20日 17時47分31秒 | Weblog


 1日、診療だったが、患者さんの少ない週で、
  患者さんがいないときは原稿を書いていた。

  昨日のようにいろんな人に会っていると、さすがに
 脳の機能停止状態になるが、今日のように、ゆったり
 していると、脳の休まるというものだ。

 世の中、脳活性ブームだが、脳を休ませることも
 重要だ。
 というのも、日刊ゲンダイで 来月から「脳の休ませ方」
 という連載を開始します。

 明日は午後から岐阜で講演、あさっては水戸のほうで講演
 と、また動かねばならない。

 待合室で鳴らしている「脳がいきいき抒情歌」のCDの
 反応がいい。
 やはり、抒情歌のような曲は、すぐに過去の記憶と結びつく
 ようだ。
 一緒に歌える歌がなくなってきたいまは
 あまりいい状況ではないだろう。 

 画像は米山医院前の家と駐車場。
 このなんともない夕暮れ風景、
 どう感じるでしょうか。