電子書籍はあいかわらず、商売にはならないが(iPhoneアプリを除いて)、
某出版社から電子書籍の印税契約書の変更のお知らせがメールできて、
そのメールをそのまま返信してもらえれば、了解したことにしますという内容だった。
それくらい軽くあしらわれていることか。
最近では、編集者に一度も会わず、本が出てしまうこともある。
本来、編集者とは作家に気持ちよく文章を書かせる役目だと
某、有名編集者が言っていた。
もはやそんなことは過去のことなのだろう。
大学生は本を読まず、ますます本の需要がなくなり
いわゆるいい本が出せなくなり、医学実用書も安易な健康法や扇動的な医療の本しか売れない。
作家が書きたい本が出せなくなってくれば、ますます日本の出版業界は縮小していく。
残された道は、出版社とは関係のない、ダウンロード版の電子書籍しかないかもしれない。
ただその場合は、その電子書籍を読者が知る方法がない。