1日、診療。患者さんが少なく。合間に原稿を書いていた。
インフルエンザの患者さんがいて、タミフルを出そうと思ったが、
10代は投薬禁止に近いことになっていて、出せず。
こういった情報を、MR(製薬会社の営業マン)が
きちんと伝えに来ないのが、謎である。
営業だけを優先してしまうのだろう。
診療報酬の改訂で再診料の引き下げは
なんとか踏みとどまったようだ。
本当は医療費を削減したければ、初診料や再診料を
上げて、病院へのアクセスを制限するほうが
ずっと効率のいい、医療になるのではないだろうか。
自己負担が3割といっても、ほかの
物を購入する場合を考えれば安いものだ。
セカンドオピニオンで、相談するのに、30分1万円とか
1時間1万円くらいであるが、
専門的な相談を受けるのであれば、それではまったく安すぎる
しかし、医療は安いという感覚になっているから
病院で1万円払うということに抵抗を感じるだろう。
風邪などで医者にかかれるのも、医療費が安いからだろうし、
アメリカでは風邪で医者ということは考えられない。
診療報酬の多少の上げ下げという小手先の改革では
なんの変化も起きない。
本当に困ったときに、最良の医療をいつでもうけらる
これが理想であろう。
患者側の意識改革も必要だし、
救急医療を麻痺させる原因のひとつに、患者が
安易に救急車を呼んでしまうということもある。
夕方、往診にいき、
ムクドリ?が電線にたくさんとまっていた。
二宮神社がすみかのようで、往診の家から
出てきたら一斉に飛び立って行った。
「寒空に 暮れて飛び立つ ムクドリかな」