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雑感⑵4/5 ゴーン被告の再逮捕

2019年04月05日 | 日記

・ゴーン被告の再逮捕について

一日経過。本日の朝刊に詳細な報道あり(産経新聞電子版を購読している)。
敢てつけくわえるとすると、保釈中の逮捕は異例ということについて。
確かに異例だ。しかし、そのだけを強調すると間違った判断になる。
そもそも保釈そのものが異例だったのである。勿論、日本の実務ではと言う意味。
外圧に屈して裁判所が保釈を認めたのではないかと言われていた。
だから、やっぱり、保釈に問題があったのではという疑問が生ずることになる。
そうなると、異例でもなんでもなく、誤りを正しただけということになる。
事実のどこを切り取るかによって結論は正反対になり得るということ。
心しておくべきことと思う。

ゴーンさんがツイッターのアカウントを取得し、ツイートしたことには検察も
驚いたのではないか?
詳細な保釈の条件は知らないが、これっていいのという感じはあった。
ゴーン氏は、三重国籍、世界各国に関連会社を持っている。有力者の知人もたくさんいる。
超金持ちで、超セレブなライフスタイルを持っている。
アメリカには広報担当の弁護士がいる。
そういう人の場合なんでもできる可能性がある。
保釈条件もそういう特殊性を考慮したものでなければ有効性は期待できない。
今度の逮捕ではいろんなものが押収されたはず。
多分、また保釈申請があるはず。その場合に役立ててほしい。
勿論、日本の長期身柄拘束は問題かもしれない。
しかし、制度全体としてみなければ、正しい評価は出来ないはずだ。

ゴーン氏は記者会見を開く予定をしていたという。
英米ではgag order(発言禁止命令)がしばしば出される。
保釈がより認められるとするとそういうことも考慮する必要があるだろう。
またフランス政府にも動画で支援要請したという。
いろいろ検討すべきことはある。

 

昨日の段階では逮捕か?という予測記事だった。そして逮捕絡みの事件についてのフランスの動き
の記事があった。

    

これをみると、ルノー側でも連携した動きがあるらしいことがわかる。ルノーは実質国の会社と
いってもいい。
ということは、フランス側もゴーンに見切りをつけたようにも見える。
多分、こういうことも今回の保釈中の再逮捕劇につながったのではないかと推測した。
(こういうことは大抵偶然とはいえないものだ)
外圧も和らぐ可能性もある。
最近は何でも深読みする癖がついた。外圧もゴーン氏が作った、大きくした可能性がある。
フランス側が軟化したとなると、外圧も和らぐかもしれない。

いずれにせよ、世界の超大物の経済事件である。しかも複雑な操作が行われているようである。
マネーロンダリングではないけれど、不正な操作であることは事実である。
日本の検察力を世界に示してほしいものである。

くしくも、パナマ文書漏洩に伴う世界各国が徴収した課税額等が総額12億ドルを超えたという
報道があった。

検察と弁護側の激しい攻防劇が見られそうだ。
約1か月の保釈、双方にどういう影響を及ぼしたか?
検察側は再逮捕は狙っていたはず。弁護側がどう見ていたかがポイントか。有能な弁護士なら
可能性はあると見ていたはず。