喜寿から始まる

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大事は小事より起きる

2019年09月27日 | 日記

今、関心があるのは、民事事件の事実誤認である。

刑事事件については冤罪事件は大きなニュースになる。

しかし、民事事件の事実誤認の方がもっと深刻なのではと感じている。
民事事件の誤認はみんなが思っている以上にはるかに多いと思っている。
刑事事件のように命が関係していないかもしれない。
が、本人にとっては深刻である。
何よりも、社会全体としてみたときの不正義というのは、刑事事件以上に、関係者の多さゆえに
深刻なはずである。

なによりも、もっと深刻なのは、それにかかわる弁護士、裁判官等の
緊張感のなさではないかと思う。
もっと緊張感があれば当然防ぐことができるはずのものが、間違って判断されることである。
そして、その悪循環の繰り返しで、ますます酷くなる。

どうすればいいか?

日々考えている。

気づいたことがある。それは、気が付かないような極めて小さなことが、誤認を見つける
きっかけとなることである。
大事は小事より起きる、とも
小事は大事、とも
千丈の堤も蟻の穴より崩れるといえよう。

神は細部に宿る、というように、何事も徹底的にするということだと思う。

そして、それは内容だけでなく、手続きについても言える。
一見どうでもいいような場合でも、ウン?と思ったら、即、対応をすることである。
そのときは、大したことがないようでも、後から振り返れば、
どうやらそれがきっかけだったらしいとわかることがある。

 

事実誤認、事実を間違うと、法律を正しく適用すればするほど、間違うことになる。
法律の間違いは容易に気づくが、事実の間違いは、いったん間違うと正す方法が基本的には
ないということである。