ふしょうなブログ

ご不要になった詩は粗大ゴミでお出しください

白樫物語

2005年12月30日 17時27分04秒 | 
冷たい北風に煽られ
凍える霙に打たれても
白樫の木は黙して耐え抜く


容赦ない吹雪の最中
総てを失う事の恐ろしさに
怯えてはならない
大地深く張り巡らした根の先より
明日への滋養を蓄え


敗北を恐れてならない
例え捕囚の身となろうとも
囀る者には決して耳を貸さず


冬来たりなば春遠からじ
幾多の困難に耐えた
白樫の幹は堅く引き締まり
宙を抱え込むように広げた枝々に
柔らかな春の日差しを浴び
雪解け水はせせらぎとなり野山を潤す


それは大地に根ざす息吹きの証し
明日への希望を胸に抱き
暫しまどろむ一本の白樫の木となる



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仕事納め

2005年12月29日 23時50分49秒 | 日記のようなもの
 今日は仕事納めでした。あまりにも月並みな言葉ですが1年が経つのは早いものです。以前のブログも含めるとブログライフは約8ヶ月経過した事になります。詩への関わりというか詩との格闘、ユリイカとかを熱心に購読していた頃よりも自分的に盛り上がっているのは生半可な知識ばかり詰め込んで頭でっかちになっていないせいなのかな?そこら辺はある意味、英会話と一緒なのかも(苦笑)

 ところで、日本は未だ独立国家として認められていないのかと思わざるを得ないようなショッキングな轢き逃げ事件が起こっていました。このような事件は沖縄ではしょっちゅうの事らしいのですが、あのI原S太郎を都知事に戴く東京都下で起こった事件であり、しかも詳細が発表されたのは轢き逃げ事故が発生した22日より1週も経った29日の事です。
 この件に関して、あのK泉や、売り出し中のS村大蔵とかはどう考えているのだろうか?改憲論議、花盛りですが、こんな情けない現状では、改憲以前の問題じゃないのかと思わず憤ってしまいました(-_-;)
 このままではアメリカの権益を守るために銃を持たされる下僕としての日本人、極めて近い将来の事のようです。


在日米海軍兵、ひき逃げ容疑で逮捕 地位協定で即日釈放 (朝日新聞) - goo ニュース


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春待ち歌

2005年12月29日 19時47分58秒 | 
狭い檻の中に棲む
つがいの獣
明日を語らずに
今日を愚痴る


狭い檻の中で諍う
つがいの獣
嘲る口元には
朝餉の飯粒ふたつみつ


軋み合う魂より
産まれ出でし
いがみ合う狭間にて
育ち来たりし


口ずさむ言の葉は
無常への鎮魂歌
春を待つ白樫の根瘤に
葉付き蜜柑を供えて祈る


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傷痕

2005年12月28日 23時36分07秒 | 
振り解こうとしたその腕の力に
恐れ戦き
声にならぬ悲鳴を上げ
逃げ出そうにも逃げ出せぬまま


生き抜く事は人の本懐であるとしても
手当たり次第しがみ付く執着心は
どうしてこうも醜いのか


潔く生きれば良い
たとえ孤独であっても
風雪に耐えれば良い
無言のまま立ち尽くす白樫の如く


総ては叶わぬままに
もがきながら
暗い沼の底から伸びる一本の白い腕


おいでおいでと呼んでいるのか
立ち枯れの葦原はざわめき
一本の白い腕に浮き出る血脈は
避けられぬ末路を辿る外塔婆となる


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路上派の詩人を越えてしまいました

2005年12月26日 22時47分31秒 | 詩に関わる話
 ひとつの目標としていた現代詩フォーラムのポイント数が皆さんのお力添えにより1100ポイントを超える事が出来ました。本当にありがとうございます。
 ちょうどその辺りに今年の3月ぐらいまで投稿されていた詩人天野茂典さんがいらっしゃいます。天野さんのプロフには路上派の詩人であると自己紹介されていて、70年代にはギンズバーグ詩集の訳で著名な諏訪優さん主宰のポエトリーリーディングに参加され、吉増剛造、白石かずこ、吉原幸子、中上哲夫、八木忠栄各氏と、そうそうたるメンバーの方々とフリージャズのコラボをおこなっておられました。
 そんな方をYockみたいなのがひょいと乗り越えて良いのかなって正直思わざるを得ません。
 天野さんがフォーラムに参加されたのは自宅焼失のショック、心の病の快癒から1年後の04年6月より始まっています。(詳しくは以下のリンクをご参照下さい)初投稿はペンキ職人と言う作品です。『ペンキ職人/天野茂典』と自己紹介のように始まる詩行、詩人ではなくペンキ職人と名乗る。10年間の空白を乗り越えた天野さんの自負心、意気込みを感じてしまいます。
 そして天野さんは今年の3月9日に投稿された410作品目の詩『ぼくの手はふつうなのだが』を最後に投稿を休止されています。プロフにも休止された理由についての記載は無く、またリンク先のHPを覗いたのですが、そちらも更新を停止されているようです。(HP自体は生きていますが…)
 
 天野さんを超えるときは何ちゃってビート詩でとか密かに思っていました。でも、いつものとおり思うだけで終わってしまいました。でも、これからのヒント、天野さんの詩に求めてみたいです。(無理かな?苦笑)



天野茂典さん(現代詩フォーラム)
URL: http://po-m.com/forum/myframe.php?hid=972&from=menu_u.htm

花祭り舎(天野さんのHP)
URL: http://www.ceres.dti.ne.jp/~moten/


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年末『第九』特別演奏会

2005年12月25日 22時00分27秒 | 日記のようなもの



  本場ドイツでも大晦日には演奏されているというベートーヴェンの交響曲第9番(第九)が日本でこの時期に演奏されるのは戦後まもない頃、楽団員の困窮を救う為コーラスも含め大人数で演奏できる楽曲として現在のNHK交響楽団が40年代後半に演奏しはじめたのが最初とか。今ではコーラスを市民レベルで参加する等、年末の風物詩として定着しています。
  今回は錦糸町駅近くのすみだトリフォニーホールにて新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏を聴いて来ました(イブの前日23日午後3時~、指揮者はW.D.ハウスルトでした)
  演奏曲は第九とナチスに破壊された村に因んだ作品マルティヌー作曲『リディチェへの追悼』です。最初にリディチェへの追悼が演奏され指揮者の希望とかで休憩時間無しに第九が続けて演奏されました。
  合計時間83分と長丁場で第九の第1楽章前半では眠気に負けそうになりました。でも、そこはぐっと堪えてしっかりと全編堪能してきました。
  第九というとコーラスの歓喜の歌の部分がポピュラーですが、それにも負けず第2楽章の『Molto vivace』がなかなか良かったです。弦楽器のユニゾン部分で弦楽器を奏でる弓の先端が綺麗に揃う様は見ごたえもあり歓喜の歌のメロディーが、随所で顔を覗かせて木管の音色も明るく輝いていました。
  そしてお待ちかねの歓喜の歌、ソプラノ、メゾソプラノを担当する女性のきらびやかなドレス、テノール、バリトンの威風堂々とした立ち姿、晴れ晴れとして良い感じです。でも、素人目に以外に感じたのは4人の方々はソロ部分は歌唱されても全体でのコーラスには参加されなかった事です。折角中央にいられるのだから、歌唱力を存分に発揮して欲しかったかなと思ってしまいました。

  初めて訪れたホールでしたが、クローク、バーコーナー等、接客面をお隣のマリオットホテルで担当しているせいか公共のホールに良くありがちなお役所仕事は見られず心地よい雰囲気で演奏を楽しむ事ができました。
  来年は良い席でなくても構わないので、クラシックのコンサート数をこなしたいなと今から計画しています。





コンサートの詳細
*日時 平成17年12月23日午後3時~
*会場 すみだトリフォニーホール
*演奏曲 マルティヌー リディチェへの追悼 8分
     ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 75分
*指揮者 ヴォルフ=ディーター・ハウシルト
*演奏 新日本フィルハーモニー交響楽団

*ソプラノ 大倉 由紀枝
*アルト  菅 有実子
*テノール 永田 峰雄
*バス   大澤 建
*合唱   栗友会合唱団



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G線上のメリークリスマス

2005年12月22日 19時33分30秒 | 
小さな丸いテーブルに
精一杯の気持ちを込めた
小さな丸いクリスマスケーキ

一夜の窓より街の賑わいを見おろすと
そこかしこで肩を寄せ合う恋人達の姿は
語り合う言葉の響きに酔いしれて

クリスマスケーキに飾る
誓いの灯火は静かに揺らぎ
闇と交わる瞬間を待ち焦がれている

とどまる事を知らぬ時の流れに
陽は昇り陽は沈み
岸辺に記した想い出は次第次第と
その姿を甘美なものへと変えて

時の流れに口付けを
刹那と消えた灯火に惜別の言葉を
永久に在るべきもの
欲する心の数だけ聖夜に瞬き

誰もがそれを知っている
それ故に誰もが願っている

I wish you a Merry Christmas
愛を信じる総ての人へ



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詩を投稿しつづける事

2005年12月20日 23時35分50秒 | 詩に関わる話
 ノート(紙切れ1枚でも)と筆記用具さえあれば、ひとりでも詩を書くことは出来ます。でも、詩を独り立ちさせる事、そして、その事を続けるのはひとりでは決して出来ないと思います。
 以前、記事にしたかと思いますが(記事にしてないかな?)詩は基本的に日記だと思います。個人的な思いを綴った日記として書かれた詩はあくまでも日記に過ぎず、何らかの方法により外界に向って発表し独り立ちさせる事により、はじめて詩という作品になると思っています。
 たとえば現代詩フォーラムのような投稿サイトに投稿し続ける。それは世間の荒波に素っ裸で飛び込むようなものですから、あまりにも心細く、どなたかの応援が無ければ途中で挫折してしまうと考えます。
 Yock自身は決してひとりで詩を書いているとは思っていません。現代詩フォーラムに投稿し始めてから大勢の方々より心温かい声援をいただけたからこそ、ここまでこれたのかなと思っています。
 ひとりでは生きられない。この事は世間一般との関わりに留まらず、詩作活動においても同様なのかなと思ってしまいます。総ての創作活動もそうなのかな?


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親愛なる僕の心の友へ

2005年12月19日 09時35分59秒 | 
君に何が起こったのか
あれこれ詮索しても
真実は君の心内にあるのだから
僕には到底知り得ない事だし
余計な気遣いはして欲しく無いこと
良く理解しているつもりだよ


だから僕には君の旅立ちを
黙って見送るしか術は無いようだね


何処へ行こうとしているのか
何時まで航海を続ける気なのか
それは舵を握る君次第だよね
気の向くまま
風任せ
新たな出会いが君の歌声となってくれるのだろうか


想えば君の励ましがあったからこそ
僕は漆黒の闇に舟を漕ぎ出す事が出来たのだし
君の優しい眼差しのお陰で
ありのままの姿を鏡に映す事が出来たのだね


君の歌声が途絶えたこの街はどこか寂しげで
身も心もすっかりと冬景色だけど
僕は僕で歌い続けるよ
叙情の旋律に乗せた愛の歌を
安らぎの旋律に乗せた心の歌を
この街に再び春の歓びが巡り来るまで
ひたすらに歌い続けるよ

へたくそでも許して欲しいな


I wish you a Merry Christmas
親愛なる僕の心の友へ


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エビちゃん

2005年12月17日 22時30分25秒 | 
エビちゃんってどうよ
そう訊ねられて
海老名みどりの事?って答えたらオバサンだな
今すぐ棺桶にでも入って欲しい

エビちゃんってめちゃモテKawaii!
ぷりぷりのエビちゃん
エビシュウマイ
エビ団子の唐揚げ
エビカシューナッツいため
エビチリソース

26歳にはとても見えない
CanCamのエビちゃん

エビちゃんってどうよ
そう訊ねられて
亡くなったお皿廻す人の事?って答えたら
オヂサンだな
今すぐ鮫にでも喰われて欲しい

エビちゃんってめちゃモテkawaii!
ぷりぷりのエビちゃん
生け簀の中を泳ぐエビちゃん
お腹のビラビラをユラユラさせて泳ぐんだな
なにげにひょうきん
なにげにLovely
エビちゃん巻きを流行らせた
CanCamのエビちゃん

最近はマックの顔
エビフィレオってチョー大好き
B82/W56/H84
某ラムで話題の胸はマジ寂しいけど
スタイルはチョーいけてる
みんなの心を掴んで離さない
CanCamのエビちゃん

生簀の中で元気一杯
ベトナム語を話すおじさんが
生け簀にぶちまけた飼料をお腹一杯食べちゃう
遺伝子組み替えなんて
へっちゃらSexy

『何だか最近さあ、生簀のなかってチョーウザイ
皮かむりのヲタクエビがさぁ
偉そうな訳知り顔でぇ
やたら難しい言葉で何だかカキコしてるしぃ
想像するとぉ
チョーキモいダサオって感じぃ』

エビちゃんってめちゃモテkawaii!
ぷりぷりのエビちゃん

エビちゃんのカレンダーみんなで買おうね!



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